桜田ひより・佐野勇斗さんW主演の日本テレビ水曜ドラマ『エスケープ(ESCAPE) それは誘拐のはずだった』の原作と最終回ネタバレとは?ヒロインは、なんと“感情の色が見える特殊能力が話題です。
この記事ではドラマ「エスケープ」の原作やあらすじネタバレ、登場人物の関係図や黒幕、「ハチ」ことゆいの特殊能力の色の感情がわかる能力「さとり」についてなどネタバレをご紹介していきます。ゆいの実の遺伝子上の父親は祖父の八神恭一(やがみ きょういち)?
ドラマ「エスケープ」 原作とは?完全オリジナル作品の衝撃展開とは
『エスケープ ―それは誘拐のはずだった―』は、原作が存在しない完全オリジナル脚本で展開されるドラマです。
先が読めない展開と、視聴者自身が考察したくなる作りが大きな話題を呼んでいます。
原作がないから面白い!“予測不能”ドラマならではの仕掛け
原作がないことに対して、「ストーリーに信頼性がないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、逆にその自由度が『エスケープ』の大きな魅力です。
原作付きのドラマは展開が予測されやすく、ネタバレも避けづらいのが事実です。一方、『エスケープ』は視聴者がまったく先の展開を知らない状態で物語を楽しめます。脚本家の手腕次第でストーリーがどこへでも動く可能性があり、SNSでも「次が読めない」「考察が面白い」と話題になっています。
また、ドラマ内では感情の色が見える能力、身代金の裏に潜む過去の因縁、隠された家族の秘密など、1話ごとに新たな謎や伏線が提示されていきます。この“伏線回収型”の構成は、原作なしの完全オリジナルだからこそ実現できているといえます。
「脚本家・ひかわかよ」の過去作から見るストーリーの傾向とクセ
脚本を手がけているのは、ひかわかよさんです。これまでに『救命病棟24時 第5シリーズ』『新・ミナミの帝王』『花咲舞が黙ってない』など、社会派ドラマから人間ドラマまで幅広く手がけてきました。
特徴としては、以下のような点が挙げられます。
| ひかわかよ作品の特徴 | 内容 |
| 心理描写の深さ | 人間関係のもつれや葛藤を丁寧に描く |
| 社会性 | 医療、法律、企業などのリアルな背景設定が多い |
| 感情の交差 | 登場人物それぞれの視点を重視する構成 |
『エスケープ』でも、父との確執や過去の秘密、そして登場人物たちの葛藤がドラマの大きな柱となっています。
特に、主人公・結以の“感情の色が見える能力”を使った心理描写は、ひかわさんが見事にその世界観を発揮されているのかもしれません。
ドラマ「エスケープ」 あらすじネタバレ全話|1話~最終回まとめ
『エスケープ』は誘拐事件を軸に、逃げる2人の関係性や背後にある家族の秘密、企業の闇などが絡み合う逃亡サスペンスです。単なる誘拐劇ではなく、感情と記憶、過去と現在が交錯する構成になっています。
1話あらすじ
日本有数の大企業・八神製薬の社長令嬢・八神結以(桜田ひより)の20歳のバースデーパーティーが、都内のホテルで盛大に開かれている。母を早くに亡くし、父である八神製薬2代目社長・八神慶志(北村一輝)のもとで大切に育てられてきた結以。少女の面影を残しながらも、集まった政財界の重鎮らを前に堂々と壇上に立った結以は、自ら発案した『給付型奨学金プログラム』の設立を発表。結以の気構えと気品あふれるたたずまいに、列席者からは賞賛の声と惜しみない拍手が送られる。父の慶志はその姿を祝福し、この日のために準備していた結以の生まれ年に作られたワインを振る舞う。
パーティー終了直後、結以は慶志の秘書で目付け係でもある万代詩乃(ファーストサマーウイカ)に付き添われてホテルの控室に戻る…緊張が解け、一息ついた瞬間・・・事件が起こった!結以の部屋に潜んでいた清掃員に扮した2人の男が襲い掛かり、抵抗空しくスタンガンを当てられ、誘拐されてしまった!!
誘拐犯は、結以とは正反対の、日の当たらない世界を生きてきた林田大介(佐野勇斗)。仲間の山口健二(結木滉星)と共に結以を寝袋に隠すとランドリーカートに入れ、主犯格の斎藤丈治(飯田基祐)が用意した車でホテルを去る。
一方、結以の控室に食事を運んだ万代はその異変に気付き、即座に慶志に連絡。彼女の手元にはなぜか結以の位置を示すGPSが表示されており、その移動速度から車で連れ去られたことを察知したのだ。誘拐疑惑の知らせを受けた慶志は思うところがあり、パーティーに参加していた結以の叔母である霧生京(富田靖子)に電話をかける。嘘の忘れ物の話から京の所在を探る慶志。京はそんな電話を隣にいた夫の霧生忍(神尾佑)と共に訝しむ。慶志と京の間にはパーティーの時からただならぬ空気感が漂っていた。それには八神製薬の“血”が深く関わっている。八神製薬の本来の血筋は創業者で故人の八神恭一(間宮啓行)の娘である京だったが、慶志は恭一に認められ養子縁組をする形で会社を継いだ後継者だったのだ…
そんな慶志の元に、秘書の藤颯太(田中俊介)から『八神結以を返してほしければ今日の18時までに3億円用意しろ』と身代金の要求が届いたことが知らされる。誘拐された結以は、犯人グループによって山間の空き家に運ばれ手錠で拘束されていた。山口は身代金の受け渡し場所に向かって車で出発。目を覚ました結以は「お金が必要なんですか?もし力になれることがあれば……」と犯人たちへの説得を試みるが、斎藤はその言葉を遮り「金じゃない。あんたの父親を苦しめたいだけだ」と返す。その答えに驚きを隠せない結以。その頃、空き家の表にはGPSを追跡してきた万代とセキュリティーガードたちが到着。結以を救うべく突入を開始!不意の出来事に慌てる誘拐犯グループ!斎藤は大介に結以を連れて逃亡することを指示した直後、持病の心臓の発作が起きて倒れてしまう。手錠でつながれたまま車に乗り込む結以と大介。誘拐計画は急きょ中止に…!今さら後戻りできない大介…。結以もまた、人には決して言えない秘密を抱えていて…。
“絶望”から逃れようとする2人は、そのまま逃亡を開始!運命にあらがうように、2人は行く当てもなく自由を求めて走り出す!計画が失敗したのは大介の裏切りだと勘違いして憤る山口、結以が拘束された空き屋に偶然居合わせた従姉弟インフルエンサー・大西真咲(加藤千尋)と大西岬(髙塚大夢)、大介と過去に因縁のある少年捜査課の刑事・小宮山拓(松尾諭)、近くを通る警察車両のサイレンに不敵な笑みを浮かべる謎の女(志田未来)、以前より八神製薬を嗅ぎまわっている週刊誌記者・白木広太(山口馬木也)…。さらに、結以と大介の行く手を阻もうとする者たちが、それぞれに動き始める!!生まれも育ちも正反対、出会うはずのなかった結以と大介。けれどこのめぐり合わせが、2人に関わる人々の運命を変える事になる…!現実を変えようと抗う逃亡の果てに、2人を待ち受ける運命とは――!?
引用元 公式サイト
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20歳の節目の日に、八神結以の人生は静かに、しかし劇的に動き始めました。舞台は都内の一流ホテル。八神製薬の令嬢として脚光を浴びる結以(桜田ひより)は、自ら企画した奨学金制度の発表を行い、父・八神慶志(北村一輝)や政財界の来賓たちから称賛を受けます。華やかで温かな時間のはずでした。
しかし、その祝福の裏には、不穏な気配が忍び寄っていました。パーティー終了後、控室で1人になった結以のもとに、清掃員の装いをした男たちが突如現れ、彼女はスタンガンで気絶。犯行に及んだのは林田大介(佐野勇斗)と山口健二(結木滉星)、そして裏で糸を引いていたのは斎藤丈治(飯田基祐)。誘拐は緻密に準備された計画でした。
ただちに異変を察知したのは、秘書の万代詩乃(ファーストサマーウイカ)。彼女が持つGPSで結以の位置を追跡し、事件の発生をいち早く把握します。その情報を受けた父・慶志は、なぜか妹の霧生京(富田靖子)に連絡。八神製薬創業者の実子である京と、養子として社長の座に就いた慶志との間には、長年くすぶる複雑な関係がありました。その確執が、今回の事件と密接に関わっている可能性も浮かび上がります。
一方、拘束された結以は、やがて目を覚まします。「何かできることがあれば」と誘拐犯に語りかけるも、斎藤の答えは意外なものでした。「目的は金じゃない。お前の父親を苦しめることだ」と言い放ち、事件の真意が単なる金銭目的ではないことが明らかになります。
その後、斎藤の体調が急変し、持病の発作により現場が混乱。逃走を命じられた大介は、結以を連れてその場を離れます。ここから、2人の“計画外の逃亡劇”が始まります。手錠で繋がれたままの逃避行。結以には本来なら逃げ出すチャンスがありましたが、それを選ばなかったのは、彼女自身が「逃げる理由」を持っていたからです。
結以は足に取り付けられたGPS付きのネックレスを見せ、大介にこう語ります。「逃げようとしても、私はずっと監視されてたの」と。その一言が、彼女の置かれた窮屈な世界を物語っています。
そして彼女は「宇都宮に信頼できる人がいる」と口にし、向かう先はかつての家政婦・城之内晶(原沙知絵)のもと。大介は彼女の願いを受け入れ、変装のための服やヘアカラーまで用意。次第にふたりは心を通わせ、お互いを「ハチ」「リンダ」と呼び合うようになります。
そのころ、週刊誌記者・白木広太(山口馬木也)は、八神製薬にまつわる過去の事件を独自に追っており、状況はさらに緊迫の度を増していきます。
また、正体不明の謎の女(志田未来)が、結以と大介の逃亡をどこかから見つめながら、何かを企んでいるような表情を浮かべています。
誰が味方で誰が敵なのか、明確な境界線は存在しません。
追われる理由を持つ者と、追う側の思惑。
逃げる2人が向かう先には、過去と真実が待ち構えています。
この物語は、単なる誘拐劇では終わりません。
むしろ“人生の逃げ場”を探す者たちが、それぞれの事情と向き合いながら、真実へと進んでいくロードドラマです。
今、誰も予想できないスリリングな逃亡劇が、静かに幕を開けました。
2話あらすじ
八神製薬の社長令嬢・八神やがみ結以ゆい(桜田ひより)が誘拐され、犯人は八神製薬に3億円の身代金を要求。しかし、主犯格の男・斎藤丈治さいとうじょうじ(飯田基祐)が急死し、身代金の受け渡しは中止に。結以は隙を見て逃げることもできたが、何かから逃れるように、誘拐犯の一人・林田大介はやしだだいすけ(佐野勇斗)と一緒に逃走を開始した…!
正体がバレないよう、お互いを『ハチ』『リンダ』と呼び合う結以と大介。もともと住む世界が違い過ぎる2人、ささいなことでぶつかり合いながら、八神家の元家政婦・城之内じょうのうち晶あきら(原沙知絵)のいる栃木・宇都宮へ向かって車を走らせる。生まれてすぐに母親を亡くした結以にとって、晶は本当の母親のように慕っていた存在で、4年前に結婚して彼女が八神家を出た後もずっと連絡を取り合っていた。「今でも一番私のこと心配してくれる人。パパとか叔母様とかよりずっと」と、晶に全幅の信頼を寄せる結以は「早くあきちゃんに会いたい」と心がはやる。晶は夫と2人で夢だった喫茶店をやっていると聞いていた結以は、その店に向かう。ところが、働いているはずのそこに晶の姿はなかった。従業員の話では、晶はすでに離婚し、別の店で働いているらしい。2人は教えてもらった新しい店へ向かうが…。
一方、結以の行方を追う父・八神やがみ慶志けいし(北村一輝)は、20年以上前に斎藤からもらった年賀状を発見。年賀状の写真には、若かりし頃の斎藤夫妻と幼い娘が写っている…。何か手がかりが見つかるかもしれないと、慶志の指示で年賀状に書いてある住所に向かう万代ばんだい(ファーストサマーウイカ)。そこで八神製薬を嗅ぎ回る記者・白木しらき(山口馬木也)と鉢合わせ、最初は煙たがる万代だが、白木から妙な話を聞かされる…「斎藤は独り身です。きっと離婚したんでしょう。あの件がきっかけで」。あの件とは一体何なのか?詳しく話を聞こうとする万代の前に、斎藤の元妻・高木悦子(黒沢あすか)が現れて、斎藤と慶志との間で27年前に何らかの因縁があった事実に辿り着く…。
27年前に起きた“八神製薬の闇”とは一体何なのか!?そして宇都宮に向かった結以と大介は、予期せぬ事態に巻き込まれる!!
引用元:公式サイト
27年前、斎藤は愛娘が患っていた難病を治すため、新薬の研究に心血を注いでいました。当時、八神製薬の慶志は斎藤の友人として、また企業の立場からも支援したいと申し出ます。
しかしながら、その薬はアメリカでの特許取得を優先したため、日本国内での開発が後回しに。結果として、娘は救われることなく命を落とし、慶志だけが社内での地位を高めていくという皮肉な展開となりました。
一方で、結以は晶との再会を果たし、大介を彼氏だと紹介してしばらく止めてほしいとお願いします。そして、もう一度家族のように暮らしたいという思いを抱きます。
ところが「出かけてくる」と言い、突如どこかに行ってしまい、夜中まで帰ってこない晶。
大介は一緒に星(阿部来叶)とお風呂に入り、しばらくお風呂に一緒に入っていない、ネグレクト状態であることに気づいて、結以に知らせますが、晶のことを信じていて、認めたくない結以でした。
晶は息子の星(阿部来叶)を残したまま他の男性と会っていたことがわかり、大介(佐野勇斗)はそんな昌の行動を信用できず、結以から99万円を受け取り、彼女との別れを決意します。
そして、大介と結以は別れることに。
大介がいなくなった後、2人になった晶と結以。一緒に出掛けようと言う結以に対して「家にいよう」という晶。
次第に結以の中にも晶への疑念が芽生えはじめます。そして晶は金銭目的で八神家に結以の居所を密告していたことが明らかに。
警察のサイレンが響いた瞬間、結以は1人ではなく星の手を引き、大介が運転する車に飛び乗ってその場を後にします。
ネグレクトされていることがわかっているのに星を見捨てることができなかった結以と大介の3人の逃亡が始まります。
その様子を目撃した万代(ファーストサマーウイカ)は、結以が強制的に連れ去られているのではなく、自らの意思で逃げていることに気づきます。一方、警察では「誘拐事件」として捜査がスタート。そこで担当に選ばれたのは、幼少期から大介を知る警視庁少年捜査課の刑事・小宮山(松尾諭)でした。
一体小宮山と大介の関係とは?
3話あらすじ
八神製薬の社長令嬢・八神結以やがみゆい(桜田ひより)と誘拐犯・林田大介はやしだだいすけ(佐野勇斗)。誘拐事件をきっかけに出会い、互いを『ハチ』『リンダ』と呼びながら逃げ続ける2人は、結以が母のように慕っていた元家政婦・城之内晶じょうのうちあきら(原沙知絵)のもとに身を寄せたものの、お金のために結以を八神家に売ろうとした晶と決別。晶にネグレクトされていた4歳の息子・星ひかる(阿部来叶)を放っておけなかった結以は、晶のもとから星を連れ去り、大介と3人で家族を装って逃走を開始した……!
一方、結以の行方を追う父・八神慶志やがみけいし(北村一輝)は、大胆にも『八神結以を探しています』というウェブサイトを立ち上げ、情報提供者に最大1億円の懸賞金を支払うことを発表。するとSNSには『#八神結以を探せ』が瞬く間に拡散。インフルエンサーのまぁみぃチャンネル(加藤千尋・髙塚大夢)らがこぞって懸賞金欲しさに目撃情報を募り始めた…。
そうとは知らない結以と大介は、素顔も隠さずに飲食店で作戦会議。勢いで星を誘拐してしまった結以に、閉口する大介。「どうすんだよ!」「今考えてるの!」。言い争うだけで解決策が見つからない2人。その時、大介のスマホには“ある人物”から捜索サイトに関する情報が流れてきて、「やべ……めっちゃ捜されてる」。自分たちに懸賞金が懸けられていることを知った結以と大介は星を連れて店を出ると、人目につかない場所を求めて歩き始める…。
そんな中、結以を追って宇都宮までやって来た目付け役の万代ばんだい(ファーストサマーウイカ)は晶から情報を収集。大介の背格好などの特徴、結以から『リンダ』と呼ばれていたことを慶志に報告。晶はこっそり大介の寝顔写真も撮っていた。「これで結以ちゃんが見つかったら……1億円とはいいませんから」。連れ去られた我が子の心配よりもお金を無心する晶に万代らはあきれつつも、手に入れた情報をさっそく警察に報告する。
警察と八神家だけでなく日本中から追われる身となった結以と大介は、このまま自分たちだけで逃げ切るのは無理だと判断。危険を承知で、大介が過去に逮捕されるキッカケを作った知り合いの“ヤバいヤツ”に協力を求める決心をする。そして現れる“ヤバいヤツ”は、果たして2人の、敵か味方か――?逃走を続ける結以と大介は、重大な決断を迫られる…!!
引用元:公式サイト
その頃、昌は結以と行動を共にしていた大介の情報を、密かに警察に伝えていました。特に「リンダ」という名前で呼ばれていたことを含め、詳細にわたり報告しています。一方、小宮山(松尾諭)は、大介の足取りを追って母親の智子(野波麻帆)のもとを訪れ、息子の行方について探りを入れていました。
やがて、大介は喫茶店で客に身元を気づかれ、身動きが取れなくなります。そんな状況で大介と結以が助けを求めたのは、かつて闇バイトの指示役をしていた人物・ガン(志田未来)でした。ガンは捜査に小宮山が関与していることを把握したうえで、「大介と結以の逃亡は助けるが、子どもは連れて行くな。助けることはできない。」と厳しく条件を突きつけます。
葛藤の末、大介と結以は星を守るため、小宮山に預ける決断を下します。
小宮山は大介を逮捕した後、大介の更生のために尽力してくれた良い刑事で、恩人だと言います。星に小宮山だったら、星のために動いてくれるから安心するように言うのでした。
こうして待ち合わせ場所に、置手紙を書いて星を残して立ち去る大介。手紙には、星が母親にネグレクトされていることが書かれていました。
2人は防犯カメラの映像を通じて、星が小宮山のもとで無事に保護される様子を静かに見守っていました。その時、小宮山はカメラに向かって強く訴えかけます。「ヤガミユイは本当に安全なのか」と。
その後、ガンが運転するキッチンカーに乗り込み、大介と結以は宇都宮の地を離れ、新たな逃避行を始めます。
その頃、万代は白木(山口馬木也)から衝撃的な話を聞かされていました。
それは、恭一(間宮啓行)に“人の心を読み取る力”があるということ。さらに白木は、結以にも同じような“さとりの力”が宿っているのではないかと語るのでした。
4話あらすじ
自由を求めて八神家から逃亡を続ける八神製薬の社長令嬢・八神結以やがみゆい(桜田ひより)と誘拐犯・林田大介はやしだだいすけ(佐野勇斗)は、裏社会に精通するガン(志田未来)の手を借り、警察の目をかいくぐって宇都宮を脱出。東京に戻った2人は、新たな潜伏先として、大介の元カノ・莉里りり(影山優佳)のマンションに転がり込む。結以のことも誘拐事件のことも知らない莉里に、結以は「父から虐待を受けている」とウソをつき、逃げるために大介と駆け落ちしたと説明。すると大介の期待通り、心優しい莉里は結以の言葉を素直に信じ、「結以ちゃん、大変だったね。狭いけど、うちでよかったら」と快諾。
一方、父・八神慶志やがみけいし(北村一輝)は、警察に断りもなく、手に入れた大介の名前や背格好の情報を捜索サイトで公開。それにより、懸賞金目当ての捜索争いはますます過熱してしまう。慶志の勝手な暴走に、刑事部長の蛯原えびはら(阪田マサノブ)はイラ立ちを隠せないが、大介を以前から知る少年課刑事・小宮山こみやま(松尾諭)だけは、この事件の本質に気づき始めていた…
そんな中、八神製薬の周りを嗅ぎ回る記者・白木しらき(山口馬木也)から“さとり”のウワサを聞いた万代ばんだい(ファーストサマーウイカ)は、慶志の秘書・藤ふじ(田中俊介)に真偽を確かめる。八神製薬の創業者・八神恭一やがみきょういち(間宮啓行)が持っていたといわれる特殊能力“さとり”・・・。藤もウワサでしか聞いたことがないと言いながらも、「社長の前ではタブーのようです」と万代に忠告する。その能力が、“八神製薬の闇”と関わっているのだろうか…?
莉里のもとに身を寄せる結以は、莉里とすぐに意気投合。「自由になったらやってみたかったことがたくさんある」という結以のために、莉里は仮装を用意し、3人でハロウィーンに乗じて街に繰り出す。警察にバレないようガンに見張ってもらいながら、結以は生まれて初めて回転寿司やゲームセンター、ファミレスに入り、これまでできなかったやりたいことを満喫、まるで青春を取り戻したかのよう。
心許した結以は、莉里のプライベートに踏み込んでしまう。莉里は現在職場で知り合った畑中(内博貴)と交際しているが、この交際には誰にも言えない秘密があった。その秘密を知った結以は莉里にアドバイスを試みるが、「そういうの、結以ちゃんにはわかんないよね」と返されてしまう。
その夜、莉里のことを心配する大介はガンに相談し、逃走中の誘拐犯と人質とは思えない、大胆不敵な行動に動き出す!しかしその頃、SNSでは結以と大介の精度の高い目撃情報が出回って、警察や万代が2人の元へ迫っていた・・・!!ついに、2人の逃亡劇は終焉を迎える!?
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ガン(志田未来)は、大介の母・智子(野波麻帆)が複数の借金を抱えていることを知り、その事実を大介に伝えます。一方、万代は智子に接触し、「大介と連絡を取ってくれれば謝礼を払う」と持ちかけますが、大介は連絡に応じません。
大介の元カノの莉里は、元カレの大介と(大介の今の彼女だと嘘をついた)結以が困っていると聞いて、快く家に泊めてあげる、いい子・・・お人よしでした。
そしてすぐに仲良くなる結以と莉里。
今は彼氏がいるから、大介に未練はないけれども、付き合っているときは、大介と距離があるようで寂しかったと結以に話すのでした。
莉里は3人で一緒にいるのが楽しいと笑顔に。
そんな中、莉里と一緒にいた畑中(内博貴)が既婚者で不倫であることを知り、他に莉里が幸せになれる相手がいるのでは?と問いかける結以。
莉里は畑中がいなければ、自分のスマホには誰からも連絡が来ない、結以には自分の気持ちはわからないと言い、気まずい空気になるのでした。
その後、ガンは結以、大介、そして莉里を連れて静かなキャンプ場へと向かいます。そこでは、妊娠中の妻と共に現れた畑中の姿がありました。大介たちは彼に対して怒りを爆発させ、飲み物をわざとぶつけ、莉里も「バカ!」と叫びながら抗議の意をぶつけます。
一方その頃、万代はガンの偽情報を信じ、仙台にある別のキャンプ場へと向かっていました。
実はこれはガンが仕組んだ陽動作戦であり、大介のスマホを仙台へ運び、ネット上の情報操作によって警察も誤誘導されていたのです。
結以や莉里たちは、本来のキャンプ場でひっそりと時間を過ごしながら、ささやかな揚げ物パーティーを開催。莉里の誕生日を祝い、笑顔があふれるひとときを共有します。
こうして、不倫相手と決別することができた莉里は、畑中も働いていた会社も辞めてやり直すと笑顔で言うのでした。
その裏で、警察への不信感を募らせていた慶志は、事態を自らの手で動かそうと、メディアの前で記者会見を開こうとしていました——。
5話あらすじ
自由を求めて八神家から逃亡を続ける八神製薬の社長令嬢・八神結以やがみゆい(桜田ひより)と誘拐犯・林田大介はやしだだいすけ(佐野勇斗)は、逃亡の手助けをしてくれるガン(志田未来)と共に、大介の元カノ・莉里りり(影山優佳)のマンションに逃げ込んでいた。そんな中、結以の行方を追う父・八神慶志やがみけいし(北村一輝)が突然記者会見を開き、結以と大介に呼びかける――「娘を返してください。結以と3人で会いませんか?明後日の夕方4時、結以が小さい頃、稽古をした場所で待ってます」。警察にもマスコミにも場所は教えない、謝礼も払うと約束する慶志。会見を見た捜査本部は慶志の勝手な暴走に怒り心頭…!
結以は大介に「最後のチャンスだよ」と、取引に応じるべきだと言う。自分を連れていけば、仮に警察が待ち構えていたとしても刑は軽くなる…と。しかし、「おまえの帰りたくない気持ちって、そんなもんだったのかよ」と反発する大介。そんな会話を聞いていた莉里は2人が駆け落ちではないことを知る。素直に謝罪し、経緯を話し始める大介。恩義のあるサイトーモータースの社長・斎藤丈治さいとうじょうじ(飯田基祐)の“八神製薬への復讐”に協力して、大介はこの誘拐計画に参加したこと…どうやらそれは、斎藤の娘の死と関係があること…。しかし、斎藤の娘が死んだのは結以が生まれるだいぶ前。それなのになぜ今になって、斎藤と山口やまぐち(結木滉星)は復讐を企てたのか…?
翌朝、莉里はネットニュースで斎藤が事件中に心疾患で亡くなっていた事実を発見する。事件以降斎藤と連絡が取れず身を案じていた大介はショックを受ける。斎藤の葬儀は明日。大介のために、結以は危険を承知で葬儀への潜入を提案する。タイムリミットは30秒!「最期のお別れ作戦」開始!しかしそこには、大介が来ることを予見した刑事の小宮山こみやま(松尾諭)と田端たばた(日高由起刀)がいた!そして、莉里の家には情報を手に入れた万代ばんだい(ファーストサマーウイカ)が迫っていた――!!
警察との超近距離での攻防の末、仲間の誰かが…ついに捕まる!そして結以は、慶志との“約束”にどう向き合うのか!?
引用元:公式サイト
大介と結以は、ガン(志田未来)の助けを借りて、斎藤の葬儀会場へ向かいます。30秒というわずかな時間の猶予の中、大介は目に涙を浮かべながら斎藤との最後の言葉を交わしました。しかしその時間が長引いてしまいます。
ガンがイヤホンで「もう時間だ!」と何度も必死に訴えても、その場から離れようとしない大介。しびれを切らしたガンは、結衣が止めるのを聞かずに、結以にもし自分が戻らなかったら、車を運転して逃げること、誰かに車を見られたら乗り捨てることを指示して、大介の救助に向かうのでした。
そんな中、小宮山に姿を見つけられてしまう大介。かけつけたガンと一緒に大介は逃走。
しかし大介を庇ったガン1人だけ小宮山に拘束されてしまい、大介と結以はガンのキッチンカーを使って現場から逃げ出します。
その間、莉里の自宅には大介の母親から情報を入手した万代が到着しており、2人はもう莉里の家に戻れなくなってしまいました。
その後、結以は逃走中にある決意を固めます。それは、慶志に再び会うということ。電話越しに「昔の思い出の場所に1人で来て」と彼に伝える結以。
慶志の脳裏には、恭一(間宮啓行)が亡き妻・結花のために不妊治療のクリニックを紹介してくれた出来事が蘇ります。
結以は、慶志が、思い出の場所を覚えているのか?見極めようとしていました。もし自分と大介が捕まってしまったら——そんな最悪の事態を想定し、彼にそのときの行動を問うのです。
そして、公園で久しぶりに顔を合わせる2人。再会の直後、結以の表情が一変します。
「お父さん、昔、私を殺そうとしたよね?」
そう問いかけた彼女の目は、ただならぬ覚悟に満ちていました。
6話あらすじ
「パパ、私を殺そうとしたよね」――。八神製薬の社長令嬢・八神結以やがみゆい(桜田ひより)は、林田大介はやしだだいすけ(佐野勇斗)に誘拐されたことをきっかけに自由を求めて逃避行を続けてきたが、多くの人を巻き込んでしまった罪悪感から、父・八神慶志やがみけいし(北村一輝)と対峙することを決意。結以が父から逃げる理由となった出来事…それは4年前、寝起きの結以が父の手の触れた時に瞬いた“真っ黒”の記憶。あの時父は自分の首を絞めようとしたのではないのか?そのあとからよそよそしくなったのはなぜなのか?どうしてGPSを付けるようになったのか?問い詰める結以に、慶志は「ソファで寝てたから、ブランケットをかけようとしただけだ」と返答。「信じてほしい。全部結以のためだ」という慶志。結以は慶志を試すように、自分の手を差し出し「この手握れる?握ってくれたら信じるから」と、慶志の本心を確かめようとする。しかし差し出されたその手を、慶志は握ることができない…。ショックを受けた結以は、一部始終を見ていて飛び出してきた万代ばんだい(ファーストサマーウイカ)の制止を振り切り大介と共に逃走!その時、結以と大介の手がしっかりつながれているのを見た慶志は、行き場のない感情を、命令を守らずに現れた万代にぶつける…。
慶志に叱責された万代は、結以の手を握らなかった慶志に不信の念を抱き始める。なぜ握らなかったのか?やはり結以を殺そうとしたのか?だとすれば、親子の間に何があったのか?思考を巡らす万代に、八神製薬を嗅ぎ回る記者・白木しらき(山口馬木也)は、1つの“恐ろしい仮説”を提唱する…。
一方、警察署では小宮山こみやま(松尾諭)によるガン(志田未来)の取り調べが始まっていた。結以と大介の逃亡を手助けしただけでなく、特殊詐欺の指示役としての罪を追及されるが余裕の表情を浮かべるガンに、小宮山は切り札となる“ある証拠”を突きつける。
そして、再び逃亡を始めた結以と大介は、行く当てもなく江の島へ。隠れられる場所を探す2人は、使われていないガレージで一晩を過ごす。しかし翌朝、結以が風邪をひいて高熱を出してしまう!そこに懸賞金目当てに2人の行方を追うインフルエンサー・まぁみぃチャンネルの真咲まさき(加藤千尋)と岬みさき(髙塚大夢)がやってくる…!ついに2人の居場所がバレた――!!
結以を看病する大介は、自分の中の特別な思いに向き合わざるを得なくなる…。そして結以はついに、大介に自らの “秘密”を明かす・・・!!
引用元:公式サイト
万代は、結以に“さとり”の力があることを知ると、白木を伴って晶(原沙知絵)のもとを訪れます。恭一(間宮啓行)と血縁がないはずの結以が、なぜ特殊な能力を持っているのか――。その点に万代は強い疑念を抱き、結以の実の父について真相を探ろうとし始めます。
しかし万代は、八神慶志(北村一輝)から大金を渡されて口止めをされていることを理由に話すことを拒むのでした。
まぁみぃチャンネルの2人は、大介が結以の看病をしているところに遭遇。しかし大介が懸命に結以の看病をしている姿を見て、結以のために2人に頭を下げて、すぐには動画を配信しないように頼んできたことから、大介が誘拐したのではなく、2人は駆け落ち!?と2人を応援したいと思うようになるのでした。
一方、結以は急な高熱に見舞われて意識を失い、大介に連れられて病院へ向かいます。担当した医師・岩瀬(堀部圭亮)は、2人が警察に追われている状況を察しながらも、大介が結以を大切に思っていることがわかり、誘拐ではないとすぐにわかります。
そして、逃亡生活を続ける彼らを見捨てることなく、静かに手を差し伸べ、病院に結以が元気になるまで寝かせてあげて、通報することなく逃がしてあげるのでした。
また岩瀬は、結以から頼まれて、手紙を莉里(影山優佳)の元へと届け、彼女の心にも変化をもたらしていきます。
一方、岩瀬と大介の会話を聞いてしまった結以。相手が大切だったら、このままの逃亡生活を続けることは危険だと言う岩瀬の言葉を受けて、結以はある決意をするのでした。
一方、取り調べを受けていたガンは、証拠不十分で釈放されることに。タイミングを見計らって、まぁみぃチャンネルの2人は、結以の容体が安定したことを伝える動画を投稿します。
そんな中、大介は「もうここにはいられない」と、再び身を隠す決断を結以に伝えます。しかし、結以は意を決したように大介を見つめ、「ここで終わりにしよう。私たちは別々に進もう」と静かに告げるのでした――。
7話あらすじ
「離れよう、私たち」――。八神製薬の社長令嬢・八神結以やがみゆい(桜田ひより)は、共に逃亡を続けてきた誘拐犯・林田大介はやしだだいすけ(佐野勇斗)のために別れを決意。「警察行こう。自首して罪を償ってやり直すの」。今ならまだ執行猶予がつくかもしれない。その言葉の裏に込められた、“一人前の整備士になる夢を諦めないでほしい”そんな結以の思いに気付かない大介は、「なんなんだよ今さら。もう俺はいらねーってか」と、言葉通り自分が不要と言われたことに腹を立てる。結局分かり合えないまま、大介は結以からもらったお金を放り投げ、去って行ってしまう。
大介と別れ、行く当てもなく街をさまよう結以。大介から突き返されたお金には意地でも手を付けたくない…。とりあえずお金を稼ぐためにアルバイトを探してみるが、スマホも持たず、素性も隠したまま働けるところなどあるはずもなく、途方に暮れる。結以に“さとり”の能力があることを知った万代ばんだい(ファーストサマーウイカ)と週刊誌記者・白木しらき(山口馬木也)は、結以と父・八神慶志やがみけいし(北村一輝)との間に血のつながりがないのでは…と疑い始める。結以の祖父・八神恭一やがみきょういち(間宮啓行)が持っていたといわれる“さとり”の力。八神家に養子に入った慶志と亡くなった妻は、ともに八神の血を引いておらず、“さとり”の力を持っていない。なのになぜ結以はその力を持っているのか?結以の生物学上の親は一体誰なのか…?真相を探る万代と白木は、結以の叔父・霧生忍きりゅうしのぶ(神尾佑)に接触し、真相を聞き出そうとする。「お二人の間に、隠し子なんていませんよね?」白木は結以が恭一の実娘・霧生京きりゅうみやこ(富田靖子)と忍の子供ではないかとカマをかけるが、忍は呆れた様子で席を立ってしまう。
そんな中、結以は人手不足で困っているアメリカンダイナーを発見。店主と知り合い、その店でアルバイトを始めることになる。その頃大介は、道で車がパンクして困っている男性を助けた事で僅かなお金を得るが、ヤケ酒に使ってしまい、不審者として警察に追い回される始末。なんとか身を隠した廃屋に翌朝現れたのは…ガン(志田未来)だ!
一方、八神製薬はアメリカ企業フーバー社から敵対的買収を仕掛けられ、窮地に陥っていた。慶志はなんとしても結以を取り戻そうと、結以捜索の懸賞金を3億に上げる事を指示。秘書の藤ふじ(田中俊介)も困惑する中、「最後の切り札なんだよ。結以がいれば、立て直せるかもしれない」と、慶志が結以を捜す本当の理由が露呈し始める…!
決別し離れることを選んだ2人はどうなってしまうのか?結以の出生に大きく関わる、血の因縁が明らかになる!!さらに、追い詰められ心身ともに疲弊する慶志の身に異変が起きる!!
引用元:公式サイト
謎の女・志田未来の正体が判明!闇バイトの指示役だった!
OA前から役柄、役名が不明だった志田未来さんですが、3話でついにその正体が判明しました。
その正体は過去に大介が闇バイトに手を出した時の指示役の「ガン」。大介がバイトを辞めようとしたときに、大介の情報を握っていたガンは、無理やりバイトを続けさせました。
無理やり続けさせたことで、逮捕されてしまった大介。逮捕されたことで、ガンとは縁が切れたのですが、今回の誘拐事件を大介たちが起こした時から、その動向を探っていて、大介に執拗にメッセージを出していましたが、そのメッセージを無視していた大介。
そのメッセージを見た結以に、誰も味方がいない状況だから、ガンに連絡を取って助けてもらうしかないと言われ、仕方なくガンに連絡を取り、警察からの逃走を手伝ってもらうことに。
ガンの目的は本当に金なのか?
ガンに助けてもらったことで、大介と結以はどうなるのか?今度もその動向が気になるキャラクターです。
「キャスト相関図&役柄」年齢・背景・秘密まで徹底整理
キャスト陣には、主演の若手からベテランまで豪華な俳優が揃っています。それぞれが複雑な背景や秘密を抱え、ストーリーに奥行きを与えています。
主演・桜田ひより&佐野勇斗が演じる「ハチとリンダ」の関係性
結以と大介は、ドラマ内でお互いを「ハチ」「リンダ」とコードネームで呼び合います。立場も育ちも真逆の2人が、逃亡を通して心を通わせていく姿は、多くの視聴者の共感を呼んでいます。
| 役名 | 演者 | 年齢 | 備考 |
| 八神結以 | 桜田ひより | 20歳 | 八神製薬の令嬢。感情の色が見える能力を持つ |
| 林田大介 | 佐野勇斗 | 24歳 | 前科持ちの青年。心に傷を抱えた複雑な人物 |
2人は“恋愛未満の共犯者”という微妙な距離感で、視聴者をドキドキさせています。
富田靖子・志田未来・北村一輝ほか、黒幕候補たちの正体を考察
物語の大きなテーマに「黒幕は誰か?」という謎があります。今のところ、以下の3人が最有力候補です。
- 霧生京(富田靖子):実の娘でありながら、八神製薬を継げなかった過去がある
- 謎の女・ガン(志田未来):大介が過去に関わった違法アルバイトにおいて、裏で指示を出していた人物。警察の動きを読み取るスキルに長けており、無線の傍受やシステムへの不正アクセスといった手段を使いこなしていた。
- 八神慶志(北村一輝):表では娘想いの父親だが、27年前の事件に関与している可能性あり
それぞれの人物が持つ動機や背景を踏まえると、一人ではなく複数の黒幕が存在する可能性があります。
桜田ひより演じる「ゆい」の特殊能力の色の意味とは?「さとり」だった!父親は祖父の八神恭一?
桜田ひよりさんが演じる主人公・八神結以は、感情が「色」で見えるという特異な能力を持っています。
この設定は物語の鍵を握るだけでなく、キャラクター同士の信頼関係や行動原理にも大きな影響を与えています。
「手を握ると感情が見える」──色と心のリンクが示す意味
結以の能力は、相手の手を握ると「感情が色として視覚化される」ものです。例えば第2話では、虐待を受けていた星ひかるの手を握り「白ってことは、空っぽってことだよ」と語る場面があります。つまり、色によって相手の心の状態が読み取れるのです。
しかしその意味はおそらく感覚的で、ゆいにもはっきりと、どの色がどういう意味なのか?把握していないようでした。
自分に手をかけようとした?と思った時の父親の心の色は黒だったとのこと。黒が悪い感情であると思われます。
この能力が意味することは単なる超常現象ではありません。色で感情を読み取る力は、以下のような形でストーリーを動かしています。
- 人を信じる基準が感覚ではなく“色”になる
- 敵か味方かを即座に判断できる
- 感情が抑圧された人物の内面が露わになる
また、第1話では誘拐犯・林田大介の手を握った際、結以は「いい人だとわかった」と言い逃げずに行動を共にします。この瞬間こそが、2人の信頼関係の始まりです。
『オクトー』との共通点と相違点|能力系ドラマの比較考察
結以の“色視覚”の能力は、日本テレビで放送されたドラマ『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』との類似が話題になっています。両作の共通点と違いを以下にまとめました。
| 比較項目 | エスケープ | オクトー |
| 能力の種類 | 手を握ると感情の「色」が見える | 相手の感情が「色」で見える(常時) |
| 能力の発動条件 | 手を握った時のみ | 視線を合わせたとき・直感的に |
| キャラの背景 | 社長令嬢で父と確執あり | 刑事で過去に心の傷を抱える |
| 使われ方 | (例)逃亡相手の信頼判断に活用 | 犯人や真相見抜く捜査に活用 |
つまり『オクトー』が感情を“捜査に使うツール”であるのに対し、『エスケープ』では“人間関係を築く指標”として使われています。感情を読み解く能力は同じでも、ドラマのジャンル・使われ方が全く異なるため、差別化はしっかりできていると言えます。
特殊能力は「さとり」だった!父親は祖父の八神恭一で不妊治療で操作された?
そして3話では、結衣の持つ色で感情がわかる力は、八神家に伝わり、八神製薬の創業者・ 八神恭一 やがみきょういち (間宮啓行)が持っていたといわれる特殊能力“さとり”であることが判明しました。
この特殊能力の詳細はまだわかっていませんが、八神製薬が大きくなっていったのも、この特殊能力を持っていたからかもしれません。
また更に、結以の母親が八神製薬の創業者・ 八神恭一から、不妊治療の病院を紹介されていたシーンが。もしかしたら、この不妊治療で八神恭一の遺伝子が入り「さとり」の能力が結以に備わった可能性が浮上しました。
「さとり」を遺伝させるために、八神恭一自身が父親になった可能性も。
それを知らなかった八神慶志(北村一輝)はショックだったと思います。
「さとり」について、更に詳しくことがわかりましたら、情報更新していきます。
「ESCAPE 主題歌」家入レオ×斎藤宏介『Mirror』が映す鏡世界
主題歌「Mirror feat. 斎藤宏介」は、家入レオさんが30代最初にリリースした楽曲として注目を集めています。この曲がドラマとリンクする深さには、多くの視聴者が驚きを隠せません。
歌詞とドラマのシーンが重なる瞬間を解説
歌詞の中に登場する「鏡」「ゆがんだままの自分」「逃げたいのに逃げられない」というフレーズは、結以と大介の心情と完全に重なります。
特に注目すべきポイントは以下の通りです。
- 「誰かの正義が私を苦しめる」→ 結以の父による監視と支配
- 「あなたの中に私を見た」→ 結以と大介が“似たもの同士”として心を通わせる瞬間
- 「走り出せ、今すぐ」→ 衝動的な逃亡のきっかけを象徴
キャストコメントから見る“音楽と演技”の共鳴
桜田ひよりさん自身が「イントロから結以の視点に引き込まれた」とコメントしている通り、この主題歌は結以の“声なき心の叫び”を代弁しています。
また、斎藤宏介さんの儚くも芯のある歌声が、大介という存在の“優しさと痛み”を映し出しており、W主演の2人の関係性を音楽で補完する重要な役割を果たしています。

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