もしもこの世が舞台なら最終回ネタバレ結末予想!蓬莱が鍵のバッドエンドでWS劇場を去る?

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菅田将暉さん主演のフジテレビの水曜ドラマ「もしがく」こと「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」の最終回のネタバレ結末予想とは?

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」原作とあらすじネタバレや脚本家、キャスト出演者をご紹介しつつ最終回の結末はどうなるのか?予想をご紹介していきます。蓬莱が鍵のバッドエンドでWS劇場を去る?

目次

もしもこの世が舞台なら最終回ネタバレ結末予想!蓬莱が鍵のバッドエンドでWS劇場を去る?

最終回あらすじネタバレ予告

支配人の大門(野添義弘)、フレ(長野里美)を追い出し、WS劇場を手に入れた久部三成(菅田将暉)。倖田リカ(二階堂ふみ)との関係も良好で、かつて案内所のおばば(菊地凛子)が告げた「一国一城の主となる」という予言が当たったわけだが、ふと、久部にもらった植木が枯れていることに気付いたおばばは、「あの男の運気が下がっておるぞ」と呟く。

たくさんのスタンド花が並ぶようになったWS劇場では、上演演目は「冬物語」から「ハムレット」へと変わっていた。主人公のハムレットを演じるのは久部だが、ひときわ人気があるのは大瀬六郎(戸塚純貴)が演じるレアティーズ。二人の対立シーンでも、観客は圧倒的にレアティーズの味方で、久部は予想外の反応に困惑する。

一方、楽屋ではヒロイン・オフィーリアを演じるリカが自信を喪失していた。久部は懸命にフォローするが、リカは楽屋を出て行ってしまい…。

引用元:公式サイト

リカにコントロールされるように、支配人夫婦を追い出すことに成功してWS劇場を手に入れた久部三成(菅田将暉)。

しかし予告動画を見ると、暴走する久部が孤立してしまうのは?と言う展開です。

一体どのような最終回になるのか?予想していきます。

リカがすべてをぶっ壊す?

リカ(二階堂ふみ)は何かを企んでいるのか?何も考えていないのか?イマイチ真意がわからないのですが、リカにコントロールされて、操られている様子の久部。

そのせいで久部が周囲に敵を増やしている気が。

そして予告動画では、久部が孤立している様子が。

もしかしたら、リカが原因で孤立してしまうそんな展開になりそうです。

蓬莱が鍵のバッドエンドでWS劇場を去る?

また10話では、おばばから「男から生まれた男」に気を付けるように言われたのですが、その正体はおそらく「乙子(母親)から生まれた蓬莱」のよう。

孤立した久部を、WS劇場から追い出す一手を蓬莱が打つのでは?

徐々に久部のやり方に違和感を感じて、ついていけなくなっていた蓬莱。

久部を追い出した後は、残りの劇団員たちを束ねて意外にも、劇場を繁盛させる!?なんてこともあるかもしれません。

なので蓬莱的にはハッピーエンドかもしれませんが、久部的にはせっかく手に入れた劇場から追い出されるバッドエンドを予想します。

「もしがく」こと「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」原作や脚本家は?

原作と脚本家は誰?

『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は、脚本家・三谷幸喜氏が手がけた完全なオリジナル脚本で、既存の原作には基づいていません。

物語の舞台は1984年、経済が高度成長期からバブル時代へと移り変わる時代。渋谷は、まさに若者文化の震源地として熱気に包まれていました。

まだスマートフォンもSNSもなかったあの頃。若者たちは未来を信じて前を向き、目を輝かせながら日々を駆け抜けていた、そんな眩しい時代が背景にあります。

そんな渋谷の一角で、夢や愛、悩みや挫折を抱えながらも懸命に生きる若者たちの姿を、三谷幸喜ならではのユーモアと人間観察で鮮やかに描き出したのが本作です。

主演を務めるのは菅田将暉さん。そして、若かりし頃の三谷幸喜を演じるのは神木隆之介さん。さらに、二階堂ふみさん、浜辺美波さん、小林薫さん、菊地凛子さんといった、豪華な実力派キャストが物語を彩ります。

登場人物の名前にはひとひねりあり、シェイクスピア作品に登場するキャラクターたちからインスピレーションを得て名づけられているとのこと。

たとえば、菅田将暉さん演じる「久部」は『マクベス』に由来し、二階堂ふみさん演じる「倖田リカ」は『リア王』の三女「コーデリア」から。また、浜辺美波さん演じるキャラクター「仮歯(ひょうろく)」は、あの『テンペスト』に登場する怪物キャリバンがモチーフだとか──少し風変わりなネーミングにも、三谷作品らしい遊び心が溢れています。

脚本家の三谷幸喜とは?

 

名前 三谷幸喜(みたに・こうき)
生年月日 1961年7月8日
出身地 東京都

引用元 シス・カンパニー

先ほどもご紹介したように『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は、名匠・三谷幸喜さんが脚本を手がけた完全オリジナルの作品です。

以下は「面白さは保証します。」と言う三谷さんのコメントです。

これといった理由もなく、民放の連続ドラマから離れてずいぶん月日が流れました。そんな僕と仕事がしたいと言ってくれた勇敢な若手プロデューサーさんとの出会いがあり、この度25年ぶりに、フジテレビのゴールデン・プライムタイムに帰って参りました。

プレッシャーはたいして感じておりません。悩んだところで、自分に書けるものは高が知れていますから。

書きたいものを書く。描けるものを描く。僕より下の世代の力のある脚本家さんが沢山いる中で、自分にしか書けないものって何だろう。

そもそも今の若者の生態を描くなんて僕には無理な話。辿り着いたのが、自分の青春時代を描くということ。それなら僕以上に上手く書ける人はいないはず。当たり前ですが。

1984年。当時僕は駆け出しの放送作家。バラエティ番組の構成をしながら、芸人さんのコントの台本を書いていました。

あの頃、自分には永遠の未来があるように思っていた。人生には無数の選択肢があると信じていたし、溢れるほどの希望に満ちていた。どうしてあそこまで前向きでいられたのだろう。

それが若さだと言われればそうかもしれない。でもそれだけではない。

あの頃は僕だけではなく、時代が、この国そのものが、パワーと明るさに充ち満ちていた。みんなで、足並みを揃えて坂を登っていくそんな空気が、80年代の日本には確実にあった。

あの時代そのものを描いてみようと思いました。誰もが夢に向かってがむしゃらに生きていたあの時代を。

そんなドラマを書くことが出来たら、どんなにステキだろうか。どこまでも不安定な今の時代、不安を抱えて生きる人々へのエールや励ましになるのではないか、そんな気がしたんです。

と、大風呂敷を広げてみましたが、実際出来上がった台本は、限定された場所と時間と人物による、かなりこじんまりした感じになっています。皆さん、どうかびっくりしないで下さい。結局僕が書くとそうなってしまうんですね。

つまりはどこを取っても、僕にしか書けないドラマだということ。

面白さは保証します。

引用元 公式サイト

現在64歳となる三谷幸喜さんは、東京都世田谷区で生まれ育ちました。彼のルーツは福岡にあり、両親ともに福岡出身。父親は複数のクラブを経営する実業家で、幼少期は経済的に恵まれた環境で過ごしていたといいます。

しかし、10歳の時にその父を亡くすという大きな出来事が訪れます。深く落ち込む三谷少年を見かねた母は、彼が敬愛していた映画の巨匠チャップリンを励みにしようと、遠くスイスにあるチャップリンの自宅まで連れて行ったというエピソードも。まさに、スケールの大きな母の愛を感じさせる話です。

三谷さんはその後、日本大学藝術学部の演劇学科へ進学し、創作の道を本格的に歩み始めます。

私生活では、1995年に女優の小林聡美さんと結婚。しかし、2011年に離婚を発表しています。その後、2013年には19歳年下の元女優・yumaさんと再婚。二人の間には第一子も誕生しています。

家庭でも人生でも、さまざまな転機を経てきた三谷幸喜さん。その独自の人生経験が、彼の創作に奥行きとユーモアを与えているのかもしれません。

主題歌

『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』の主題歌を手がけたのは、今や音楽シーンを牽引する存在となったYOASOBI。彼らが本作のために書き下ろした新曲のタイトルは『もしがく』。物語の世界観と深く呼応するように作られた1曲です。

楽曲のテーマには、「人生そのものが舞台であり、私たちは皆、その舞台に立つ役者である」というドラマの根幹にある哲学が反映されています。YOASOBIならではの物語性と音楽表現が見事に融合し、作品のメッセージをより一層際立たせています。

さらに特筆すべきは、作詞・作曲を手がけるAyaseが自身の声でボーカルに参加しているという点。これは、2023年10月1日に結成6周年を迎えるYOASOBIにとって、グループとしても初となる新たなチャレンジです。

これまでになかった表現方法を通じて、YOASOBIの“今この瞬間”が詰まった一曲に仕上がっており、ファンにとっても非常に特別な楽曲となっています。

加えて、YOASOBIが連続ドラマに主題歌を提供するのは今回が初めて。映像作品との初コラボという点でも、大きな注目が集まっています。

主題歌『もしがく』の音源は、ドラマ初回の放送内(10月1日)にて初めて公開。ドラマの幕開けとともに流れるその楽曲が、どんな余韻を残すのか――放送がますます楽しみになるはずです。

コメント

音楽という形でこの作品に携わらせていただき大変光栄に思っております。楽曲を制作しながらワクワクして、このドラマがどんな仕上がりになっているのか私たちも楽しみにしています。
この『劇上』は三谷さんがお書きになった自伝の小説が原作になっています。全力でドラマにお力添えできるように頑張ろう、という意気込みで作らせていただきました。事前に台本を何度も読ませていただきましたし、レコーディングも何回も録りました。何回もミックスチェックし、歌詞も何度も書き直しました。そして、“この世界は舞台であって、人間はみんな役者である”というシェイクスピアの思想とも向き合い、いろいろと思考を巡らせて難航もしましたが、今のYOASOBIに出せるアンサーを最終的に出すことができて満足しています。ドラマと一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。

引用元 リアルサウンド

若き日の三谷幸喜が元ネタ・モデルに?ドラマでは彼の若かりし頃が描かれる

三谷幸喜の若い頃が元ネタ・モデル

神木隆之介さんが演じるのは、若き放送作家の青年。実はこのキャラクター、三谷幸喜さんご本人の若い頃をベースにしているのだとか。まさに、三谷さん自身の人生がモチーフとなった役どころです。

三谷さんは取材の中で、こんなふうに語っています。

「今の自分だからこそ書けるものってなんだろうと考えたとき、自然と昔のことを題材にしたいという気持ちが湧いてきたんです。僕は20代の終わりごろ、渋谷にあったストリップ劇場でアルバイトをしていて、幕間に上演されるコントの脚本を書いていました。その頃の視点から、あの時代をもう一度見つめ直したいと思ったんです」

つまり、本作では、若かりし三谷さんがどのような日々を送り、どんな想いで創作に向き合っていたのか──そんな原点とも言える時代が、フィクションを通して描かれているのです。

渋谷という街の雑多で熱気に満ちた空気の中、舞台とテレビの狭間で葛藤しながら脚本の仕事に打ち込んでいた三谷さん。そのリアルな下積み時代が、物語の背景として色濃く反映されているようです。

三谷幸喜の20代~30代の若い頃

三谷幸喜さんが本格的に演劇の世界へと踏み出したのは、大学時代のこと。1983年、日本大学在学中に仲間たちと共に*「東京サンシャインボーイズ」という劇団を立ち上げ、自らも舞台に立つ役者として活動をスタートさせました。

ちなみに、彼の3学年下にあたる爆笑問題・太田光さんは、「日大のスターだった」と回想していますが、本人は「そんなに人気はなかった」と、どこか苦笑いで振り返っています(笑)。

劇団の活動と並行しながら、放送作家としても頭角を現した三谷さん。実は、あの国民的長寿アニメ『サザエさん』にも脚本提供を行っており、その筆力は早くからテレビ業界でも注目されていました。

1986年には「コント山口君と竹田君」の専属脚本家としても活動。1989年に彼の書いた台本でスタートしたフジテレビのコメディドラマ『やっぱり猫が好き』は、多くの視聴者の心をつかみ、彼の名を広く知らしめるきっかけとなりました。

1990年代に入ると、三谷さんはテレビドラマの脚本家としてさらに飛躍を遂げます。

1993年には、パルコのプロデュース公演に初参加。舞台だけでなく、映像作品の脚本でもその才能を発揮し、同年には織田裕二さん主演の連続ドラマ『振り返れば奴がいる』でドラマ脚本家としての第一歩を踏み出します。

その翌年、1994年には田村正和さんを主演に迎えた**『古畑任三郎』**がスタート。独特のミステリー構成とキャラクターの妙で大きな話題を呼び、現在でも語り継がれる名作シリーズとなりました。この作品で、劇団時代の仲間・西村雅彦さんも脚光を浴び、一気にブレイクを果たします。

さらに、『王様のレストラン』『竜馬におまかせ!』『総理と呼ばないで』、『今夜、宇宙の片隅で』など、数々の連ドラでヒットを連発。脚本家として確固たる地位を築いていきました。

劇団「東京サンシャインボーイズ」も人気が高まり、公演のチケットが手に入りにくい“伝説の劇団”へと成長。しかし、1994年をもって劇団は活動を一時休止。**「30年間の充電期間」というユニークな表現で幕を引きました。

同じ1994年には、NHK-FM向けに書き下ろしたラジオドラマ『笑の大学』が放送され、1996年には二人芝居として舞台化。作品は高く評価され、英語やロシア語などに翻訳されて世界各地で上演されるなど、国際的にも広がりを見せました。さらに、2004年には映画化も果たし、多方面での成功を収めます。

そして1997年には、自らメガホンを取った映画『ラヂオの時間』で監督デビュー。この作品は国内外で数々の賞に輝き、脚本家・演出家にとどまらない才能を見せつけました。

こうして三谷幸喜さんは、20代から30代のうちに、演劇とテレビ、映画の世界で名を刻む存在へと成長していったのです。

今回のドラマでは、そんな“三谷幸喜がまだ三谷幸喜と呼ばれる前”の青春と奮闘の時代が、色鮮やかに描かれることになるでしょう。

三谷幸喜の作品でどんな作品?作風とは?

幼い頃からテレビに夢中で、映画にも並々ならぬ情熱を注いでいた三谷幸喜さん。実は歴史に対しても深い造詣があり、さらにミステリー作品の熱心な愛好家としても知られています。

そんな多趣味な三谷さんが生み出す作品は、一貫して「笑い」を軸にした喜劇が中心。けれど、ただのお笑いにとどまらず、常に新たな表現や構成に挑み続けている点が彼の真骨頂です。

彼の物語は、緻密に練り込まれた論理的な構成が特徴。脚本の段階から計算されつくした展開と、登場人物の心理描写においても高い完成度を誇ります。

その理由のひとつが「当て書き」の手法。つまり、登場人物は、あらかじめ出演する俳優を念頭に置いて書かれているのです。そのため、配役にぴったりハマるセリフや設定が生まれ、俳優陣の魅力がより一層引き立つのです。

三谷作品の常連ともいえる役者陣は「三谷チーム」と呼ばれることも。西村雅彦さんを筆頭に、相島一之さん、梶原善さん、甲本雅裕さん、近藤芳正さん、あめくみちこさんなど、彼の作品には欠かせない名優たちが数多く名を連ねます。

個性豊かなキャラクターたちが織りなす群像劇には、時に困難を、時に不条理を笑いに昇華しながら、皆で乗り越えていくというメッセージが込められています。三谷幸喜さんの作品世界は、まさに「人間の面白さ」が詰まった舞台なのです。

もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう最終回までのあらすじネタバレまとめ

1話あらすじネタバレ

昭和59年秋。
蜷川幸雄に憧れる演出家の卵、久部三成(菅田将暉)は、路頭に迷っていた。
彼のあまりの横暴ぶりに、劇団から追放されてしまったのだ。

あてもなく彷徨う久部が迷い込んだのは、怪しいアーケード街だった。
ストリップ小屋のネオンが光るその商店街は、「八分坂」。

渋谷駅から8分でたどり着くから八分坂と呼ばれているのだが、そのアーケードにはこう刻まれている。
“Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)”
無料案内所のオババ(菊地凛子)に誘われて、久部はWS劇場の扉を開く…。

引用元 公式サイト

「どうなろうとも、時は過ぎる。どんなひどい日でも」——マクベス

昭和59年、バブル景気が東京を熱く包み込んでいた秋の渋谷。ネオンと流行、カルチャーが交差する街の片隅、小さな小劇場「ジョン・ジョン」で、劇団・天上天下は『クベ版 夏の夜の夢』を上演していた。しかし、その舞台は崩壊寸前だった。

奇抜で難解な演出を手がけた久部三成(菅田将暉)は、憧れの蜷川幸雄に近づこうともがくあまり、観客の心を置き去りにした。最終的に舞台を最後まで観ていたのは、わずか5人。劇団員たちはついに堪忍袋の緒を切り、演出家としての久部を糾弾する。
「面白くないんだよ、あんたの芝居は」
その言葉に、久部は「面白さに価値を見出すな!」と激昂し、灰皿を投げつける寸前。共に劇団を立ち上げた黒崎(小澤雄太)とも罵り合い、久部は渋谷の夜の中へ飛び出した。

辿り着いたのは、八分坂——ネオンに照らされ、奇妙な静けさと熱を孕んだアーケード街。そこには、夢を諦めきれない者たち、誰にも気づかれず人生を横滑りする者たちが、まるで舞台裏のように息をひそめて生きていた。

ストリップ劇場「WS劇場」では、看板ダンサー・いざなぎダンカン(小池栄子)が魅惑のショーを披露していた。歓声こそ上がるものの、かつての熱狂はもはやなく、ダンカンの胸には不安が広がっていた。楽屋に戻った彼女は、ベテランのパトラ鈴木(アン ミカ)に静かに悩みを打ち明ける。

一方、同じ劇場で踊る毛脛モネ(秋元才加)は、小学1年生の息子・朝雄の姿が見えず、八分坂中を探し回っていた。

そんな中、向かいの古アパート「グローヴ荘」では、お笑いコンビ「コントオブキングス」がネタ合わせ中。若手放送作家・蓬莱省吾(神木隆之介)は新ネタを提案するが、ツッコミの彗星フォルモン(西村瑞樹)は即却下。だが、ボケの王子はるお(大水洋介)が本番でそのネタを使ってくれたことで、蓬莱の胸に小さな希望の火が灯る。

久部は、劇団スタッフのトンちゃん(富田望生)に追われながらもジャズ喫茶「テンペスト」に立ち寄り、店内でまたもや劇団への不満をぶちまける。しかし、店主の風呂須太郎(小林薫)に「静かにしろ」と言われ、店を追い出される羽目に。

行き場を失った久部は、「八分神社」で膝を抱えて鼻をすすっていた。そこで出会ったのは、漫画を読む深夜の小学生と、神社の巫女・江頭樹里(浜辺美波)。運試しに引いたおみくじは、なんと真っ白。「縁起がいいのか悪いのか?」と戸惑う久部に、樹里は「自分次第です」と突き放す。

その後、久部が立ち寄った八分坂の無料案内所では、得体の知れぬ老婆(菊地凛子)がスナック「ペログリーズ」を勧めてくる。さらに、「あなたは仕事を得て、仲間を得て、一国一城の主になる」と、まるで予言めいた言葉を口にするのだった。

一方、モネは交番へ行こうとするが、劇場の代役探しに苦戦。ダンカンの姿はどこにもなく、代わりにパトラが2度目のステージに立つことに。観客の反応は冷ややかで、「またパトラか」と不満の声が上がる。

その頃、ダンカンは照明スタッフのノーさんと八分神社にいた。風営法改正による厳しい規制に疲れた二人は、八分坂を離れ、沖縄で人生をやり直す決意を固めていた。それを見ていたのは、迷子の朝雄。ダンカンは朝雄に「誰にも言わないでね」と笑いかけ、姿を消す。

さらに混沌とする八分坂に、派手なロールスロイスが到着。降り立ったのはWS劇場のオーナー・ジェシー才賀(シルビア・グラブ)とマッチョな秘書・乱士郎(佳久創)。ポケットベルを得意げに披露するジェシーだったが、赤字経営の話になると表情は一変。「劇場を“ノーパンしゃぶしゃぶ”にする」と言い放ち、支配人の大門(野添義弘)は土下座で猶予を乞う。

そんな喧騒の中、久部はペログリーズを訪れ、そこにいたミステリアスな女性・倖田リカ(二階堂ふみ)に心を許し、劇団への不満を語り続ける。しかし、会計で告げられた金額は9万3600円。金がない久部は逃げ出そうとするが、捕まってしまう。

それを不憫に思ったリカは、支配人・大門に久部を許すよう頼み込むが却下される。ついにリカは、久部の命より大事な“バイブル”——シェイクスピア全集を一時的に預かることで支払いの猶予を取りつけてくれるのだった。

バイブルを人質に取られた久部は交番に駆け込み、ようやく朝雄の居場所に気づく。そして大瀬巡査(戸塚純貴)とともに八分神社へ向かい、朝雄を無事に保護する。

だが、バイブルは自分で取り戻すしかないと、久部は再びペログリーズに忍び込み、気づけばWS劇場の中へ。

その頃、ダンサー不在に陥った劇場では、リカが急遽ステージに立つことに。だが照明係が不在で、スポットライトは彼女の踊りに追いつかない。観客の視線が宙を彷徨う中、久部は「このままじゃ彼女の魅力が死ぬ」と感情を爆発させ、劇場の照明室へと走り出す。

手元に戻ってきたシェイクスピア全集を抱えたまま、久部はリカの動きに合わせてスポットライトを操る。ライトが彼女を追うたびに、舞台に魔法がかかる。舞台と観客、照明とダンス、そして久部自身の魂がひとつになった瞬間だった。

踊り終えたリカは、妖艶な笑みを浮かべる。その視線の先には、舞台への情熱を再び燃え上がらせた久部の姿があった。

渋谷の片隅、誰にも注目されない“舞台裏”で、生きることの矛盾と滑稽さ、そしてわずかな希望が灯り始めていた。

2話あらすじネタバレ

風営法の改正でストリップショーが厳しく規制されるようになり、2年前の熱狂が嘘のように寂れてしまったWS劇場。パトラ(アンミカ)が踊るショーの客席は閑散とし、まるで盛り上がらない。

久部三成(菅田将暉)はWS劇場の法被を着て、パトラのショーのピンスポを担当することになった。前夜、WS劇場の支配人・浅野大門(野添義弘)から「うちで働いてみないか」と誘われたのだ。

劇場スタッフの伴工作(野間口徹)に連れられ、久部はダンサーたちの楽屋を挨拶に訪れる。そこで久部はリカ(二階堂ふみ)と再会する。

「頑張ります!」と気を吐く久部に対し、リカは興味なさげに目をそらし…。

引用元:公式サイト

もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろうキャスト出演者

◆ 久部三成(くべ・みつなり)役:菅田将暉

かつての劇団で問題児扱いされ、居場所を失った演出家。自らの理想とプライドを武器に、渋谷の小劇場やストリップ劇場で人生のリスタートを図る。

📌 モデルは若き日の三谷幸喜さんでは?と言われており、”情熱と迷走の塊”のようなキャラクター。

菅田さんは数々の主演作で実力を示してきた名優。今回の役では、“芝居にのめり込む演出家”という難役に挑戦し、三谷作品ならではの濃密な人間ドラマを牽引します。


◆ 倖田リカ(こうだ・りか)役:二階堂ふみ

渋谷のストリップ劇場「WS劇場」で踊る妖艶なダンサー。見た目の華やかさとは裏腹に、複雑な内面と過去を抱える存在。

🎭 シェイクスピアの戯曲『リア王』の登場人物「コーデリア」から名前がつけられたとされています。

二階堂さんは映像・舞台問わず幅広い表現力を持つ女優。本作では、謎に包まれたヒロインとして物語の核心に関わります。


◆ 蓬莱省吾(ほうらい・しょうご)役:神木隆之介

駆け出しの放送作家で、コントユニットのネタ作りを担当。神木さんが演じるこの役は、三谷幸喜さん本人をオマージュしたキャラクターとも言われています。

🎬 劇中でも“ネクタイ姿の若き構成作家”として、理想と現実の間でもがく等身大の若者を体現。

神木さんの誠実さと柔らかな演技が、若き三谷像を立体的に浮かび上がらせます。


◆ いざなぎダンカン 役:小池栄子

劇場の看板ダンサー。時代の移ろいと共に客足が遠のき、不安を抱える。力強さと切なさを兼ね備えたベテランキャラクター。


◆ パトラ鈴木 役:アン ミカ

ベテランのストリップダンサーで、劇場を支える柱的存在。若手を見守る姉御肌の一方、自身の行く末にも葛藤を抱く。


◆ 毛脛モネ(けすね・もね)役:秋元才加

1児の母でもある現役ダンサー。子育てと舞台の間で揺れ動く現実的なキャラクター。


◆ 朝雄(あさお)役:子役 

モネの息子。迷子騒動を通じて、物語に小さな“希望の灯”をともすキーパーソン。


◆ 風呂須太郎(ふろす・たろう)役:小林薫

渋谷のジャズ喫茶「テンペスト」の店主。無口だが、観察眼は鋭く、久部に思わぬ助言を与える。


◆ 江頭樹里(えがしら・じゅり)役:浜辺美波

巫女の姿で八分神社に現れる謎の少女。久部に“真っ白なおみくじ”を手渡し、彼の運命を揺さぶる。


◆ 大門(だいもん)役:野添義弘

WS劇場の支配人。劇場の命運を背負いつつも、経営難に頭を抱える。


◆ オババ(無料案内所の老婆)役:菊地凛子

八分坂で久部を怪しげに導く謎の老婆。物語の象徴的存在。


◆ ジェシー才賀(さいが)役:シルビア・グラブ

WS劇場の経営者。風営法や経営再建に頭を悩ませつつも、奇抜な改革案を打ち出す。


◆ 乱士郎(らんしろう)役:佳久創

ジェシーのボディガード兼秘書。筋肉自慢の肉体派。


◆ 大瀬巡査 役:戸塚純貴

八分坂の交番勤務。久部と行動を共にする場面も多く、冷静な視点で物語に安定感を与える。


◆ その他の劇場関係者・芸人たち

  • トンちゃん(劇団スタッフ):富田望生

  • コントユニット「コントオブキングス」
     ・ボケ:大水洋介
     ・ツッコミ:西村瑞樹(バイきんぐ)

  • 伴工作(劇場スタッフ):野間口徹


🔍 登場人物名の由来はシェイクスピア作品

劇中のキャラクターたちは、シェイクスピア戯曲に登場する人物名からインスパイアされているとのこと。

三谷幸喜さんが脚本で仕掛ける“劇中劇”や“メタ構造”のヒントになっているかもしれません。

本作の登場人物たちは、それぞれが夢、焦燥、諦め、再生を抱えて八分坂に集まり、物語を紡ぎ出します。

主役級の俳優たちがそれぞれの個性を存分に発揮しながら、三谷幸喜が描く“劇場=人生”を体現。視聴者を懐かしさと切なさ、そして笑いで包み込んでくれることでしょう。

キャスト引用元 公式サイト

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