妻夫木聡さん主演のTBS日曜劇場のドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』の最終回でファミリーのラストレースとなる有馬記念でライバルとなるだろう沢村一樹さん演じる椎名善弘所有の馬「レインボーキャンプ」の戦績や演じている馬とは?
「レインボーキャンプ」の戦績や馬、親や血統やモデル、そして原作のネタバレから有馬記念の順位などご紹介していきます。
レインボーキャンプとは?ザロイヤルファミリーで椎名展之が所有の馬で親など血統とは?
レインボーキャップとは?ザロイヤルファミリーで椎名展之が所有の馬で親など血統とは?
テレビドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は、早見和真氏の同名小説をもとに制作されたヒューマンストーリーです。原作は文学的完成度の高さから文学賞と文化賞の両面で高い評価を受け、第27回山本周五郎賞とJRA賞馬事文化賞の2冠に輝いています。競馬をテーマにしながらも、その枠を超えた普遍的な感動を届け、多くの読者の心をつかんできました。
本作の核となるのは、サラブレッドの血統と成長、そして彼らを取り巻く人間たちのドラマ。馬を育て、走らせる者たちが背負う夢や葛藤、人間関係の複雑さを背景に、物語は家族、友情、挫折、再生といった普遍的なテーマを織り込みながら描かれていきます。
20年という年月を軸に展開するストーリーは、1クールのテレビドラマとは思えないほど奥行きと厚みを持ち、登場人物一人ひとりの人生を丁寧に追いかけています。
物語の主人公・栗須栄治(妻夫木聡)は、父の跡を継いで税理士としての人生を歩んでいました。しかし、ある出来事をきっかけに自らの生き方に迷いを抱えるようになります。
そんな彼の人生に転機をもたらしたのが、競馬界の大物・山王耕造(佐藤浩市)との出会いでした。理想と情熱を持ち、一本筋の通った山王の姿に心を動かされた栄治は、やがて「ロイヤルファミリー」と呼ばれる名門競走馬の血統に関わっていくことになります。それは、自分自身の人生を見つめ直す再出発でもありました。
やがて物語は、父・山王耕造の志を受け継いだ息子・中条耕一へとバトンが渡されます。最終章では、彼が名馬ロイヤルホープの血を引く「ロイヤルファミリー」とともに、有馬記念という競馬界最大の舞台に挑みます――それは、かつて父が届かなかった夢を背負い、越えようとする親子の物語でもあるのです。
以下の記事ではロイヤルファミリーに関する情報をまとめてあります!
ロイヤルファミリー【馬】の戦績や血統表・実在モデルについても
そんな「ロイヤルファミリー」の最終回で有馬記念に出場するファミリーのライバルとなると思われる馬が「レインボーキャンプ」です。
馬主の椎名善弘が所有する名馬で、9話で、ロイヤルファミリーの主戦ジョッキーとなった翔平(市原匠悟)が初めて挑んだ大きなレースに一緒に出ていたのが「レインボーキャンプ」でした。
しかし、このレースで残念ながら翔平は落馬してしまう衝撃の展開を迎えました。
レインボーキャンプが有馬記念でファミリーと勝負する?
そんなレインボーキャンプは原作小説にも登場する馬です。
原作の展開に沿えば、最終話の舞台となる有馬記念のレースで登場するこの一頭は、ロイヤルファミリーや椎名善弘の息子・展之が所有する有力馬ソーパーフェクトと並び、クライマックスに向けたドラマを大いに盛り上げる存在となっています。物語の核心に迫る場面で、極めて重要な役割を果たす一頭です。
以下の記事では同じく、有馬記念に出走すると思われるソーパーフェクトについて詳しくご紹介していきます。
ソーパーフェクトの戦績や馬とは?血統や原作ネタバレ【ロイヤルファミリー】
以降ではそんなビッグホープについて、更に詳しくご紹介していきます。
レインボーキャンプ役の馬やモデルとは?
レインボーキャンプ役の馬
レインボーキャンプは、原作小説では、ラストの有馬記念でロイヤルファミリーと戦う、重要な馬として登場しますが、ドラマ「ロイヤルファミリー」の最終回の有馬記念のシーンに登場するのか、まだわかっていません。
原作小説通りだと、有馬記念でファミリーの前に立ちはだかる、大注目される馬です。
同じように、ファミリーのライバルとなる馬、ビッグホープについては、以下の記事でご紹介しています。
ビッグホープの戦績や馬は?有馬記念の順位やロイヤルホープが父親で封筒と関係?
ただすでに9話に登場している椎名善弘が所有の馬であり、予告でも椎名が有馬記念を見守っているシーンがあるので、おそらくレインボーキャンプも原作と同様に登場するのでは?と思います。
ただ演じる馬などは、まだ不明です。馬がわかり次第情報更新していきます。
レインボーキャンプのモデル・元ネタ
【お知らせ🐴🎤✨】
12/5(金)発売の雑誌『kotoba no.62』の中で、『ロイヤルファミリー』の原作者
早見和真さんと対談させていただきました😳表紙は『ウマ娘 シンデレラグレイ』のオグリキャップが目印です☺︎
ぜひお読みいただけたら嬉しいです🏇🌼https://t.co/HMwhxIoc2q https://t.co/XGMH2FqSZe pic.twitter.com/dvJjDnj5yo
— 藤原菜々花(ラジオNIKKEIアナウンサー) (@nanakamoshika) December 2, 2025
小説『ザ・ロイヤルファミリー』について、作者の早見和真さんはこれまでのインタビューなどで繰り返し、「特定の実在する馬主や騎手を題材にしたわけではない」とはっきりと語っていて、モデルの存在を否定しています。
登場人物や競走馬についても、モデルとなった誰かがいるわけではなく、いわゆるノンフィクションやドキュメンタリータッチの再現物語とは一線を画す、純然たるフィクションとして描かれています。
なので、レインボーキャンプにモデルは存在しない実在しないと思います。
ただし、そのすべてが完全に想像の産物かといえば、そうとは言い切れません。というのも、早見氏は本作の執筆にあたり、競馬の世界に実際に足を踏み入れ、関係者への丁寧な取材を重ねてきた背景があるのです。
彼が現場で耳にしたリアルな声、取材の中で触れた情熱や葛藤、騎手や馬主たちが抱える人間的なドラマ、そして競馬場特有の空気感――そうした“現実に根ざした要素”が、物語のあちこちに散りばめられ、作品に深みを与えています。
たとえば作中に登場する「レインボーキャンプ」という競走馬も、誰かの馬をそのまま写したわけではないにせよ、長年レースに親しんできた読者であれば、どこか記憶の片隅をくすぐるような既視感を覚えるかもしれません。
この小説が放つ臨場感や、読者を引き込むリアリティは、単なる想像の力だけで生まれたものではなく、著者自身が現場で受け取った“リアルな体温”を巧みに物語に織り込んだ結果だといえるでしょう。
レインボーキャンプの戦績や有馬記念の順位とは?原作ネタバレ
有馬記念の順位とは?原作ネタバレ
以降で、「レインボーキャンプ」に関する原作のネタバレをご紹介していきます。重要なネタバレになる可能性があるので、知りたくない人は閲覧注意です。
物語の最後を飾る舞台は、有馬記念。
このレースに、中条耕一(山王耕造の息子)が手塩にかけて育てたロイヤルファミリーが出走する。かつて父が果たせなかったこの大舞台での栄冠――それを息子が引き継ぎ、実現しようとしていた。
だが、耕一の心の中には別の決意もあった。
ファミリーの状態を見極め、彼はすでに「これが引き際」と感じていたのだ。たとえ勝っても、負けても、このレースを最後に引退する――その覚悟は周囲の引き止めにも揺るがなかった。
そんな有馬記念で、ロイヤルファミリーの前に立ちはだかるのが、椎名善弘とその息子・展之の親子が送り出す強豪馬たち。彼らはこの一戦に4頭もの出走馬を抱えており、その影響力は競馬界全体に及ぶと言っても過言ではない状況でした。
中でも一番の注目を集めるのは、三冠を達成しすでにドラマでも存在感を放っていた「ソーパーフェクト」。
続く2番人気は椎名善弘の「レインボーキャンプ」。
そして9番人気には、伏兵「ビッグホープ」の名前があった。
ビッグホープについては以下の記事でご紹介しています。
ビッグホープの戦績や馬は?有馬記念の順位やロイヤルホープが父親で封筒と関係?
このビッグホープの手綱を握るのは、経験豊かな佐木隆二郎。
スタート直後、ビッグホープは出遅れ、集団の後方へ沈む。
その間にレインボーキャンプが先行集団へ、ソーパーフェクトは中団の内側に、そしてファミリーは慎重に最後方から進めていく形に。
レース中盤、馬群は前後にきれいに分かれ、主力馬たちは皆、後方に控える展開。
勝負どころを見据え、有力馬が徐々に仕掛けを開始していく。
最初に動いたのはレインボーキャンプ。
一気に先頭に立ち、そのまま逃げ切りを狙う。
そこへファミリーが加速し、さらにソーパーフェクトも外から迫る。
三頭による激しい争いが続く中、思いもよらぬ一頭が突如として浮上する。
――それが、序盤に大きく出遅れていたはずのビッグホープだった。
ファミリーを猛スピードで追い詰め、並びかけたままゴールへ。
ほとんど同時に飛び込んだファミリーとビッグホープ。両者に、会場中が息をのむ。
なんとどちらかが1位と2位と言う状況に。
一方、人気上位にだったレインボーキャンプは、なんと4着。そして「ソーパーフェクト」は3着。
優勝候補とされていたレインボーキャンプとソーパーフェクトは、3着と4着に落ち着くと言う結末を迎えました。
以下の記事では、ファミリーとビッグホープのどちらが勝利したのか?ネタバレをご紹介しています
ザロイヤルファミリー最終回ネタバレを原作から!有馬記念でどうなる?
戦績(成績)
そして気になるレインボーキャンプの戦績ですが、原作小説では、詳しいレースの成績はわかっていません。
レインボーキャンプは、ラストの有馬記念で初めて登場するので、その時の成績と、原作小説でロイヤルファミリーの戦績一覧が載っているのですが、そこに一緒に出走したレースでレインボーキャップが上位だった場合、記載されています。
わかるレースの成績だけご紹介します。
2017年10月29日 東京 11R 天皇賞・秋(GⅠ)芝2000m レインボーキャンプ1位(ロイヤルファミリー2位)
2017年12月24日 東京 11R 有馬記念(GⅡ)芝2500 レインボージャンプ4位(ビッグホープ1位)

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