大奥2024最終回ネタバレ結末!史実とは違う倫子のラストとは?

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2024年に放送の小芝風花さん主演のフジテレビのドラマ「大奥2024」最終回のネタバレ結末とは?

「大奥2024」最終回のあらすじネタバレ結末までをご紹介!五十宮倫子と徳川家治の史実とは違うラストとは?

目次

大奥2024の原作はある?完全オリジナル脚本の注目ポイント

原作なしのオリジナルストーリーが選ばれた理由

『大奥2024』には漫画や小説といった明確な原作は存在していません。
この作品は脚本家・大北はるかさんによる完全オリジナルの物語です。

あえて原作を持たない理由は、過去の大奥シリーズとの差別化と、現代的なメッセージを自由に織り込むためだと考えられます。
制限のない構成だからこそ、脚本家は史実に縛られず、「令和の価値観で描く大奥」というテーマに挑戦できたのです。

原作に頼らない分、脚本の質と構成力が問われるため、細やかな人間描写と伏線の巧みさが際立っています。

脚本家・大北はるか氏とは何者か?過去作と作風を比較

本作の脚本を手掛けたのは、大北はるかさん。
2015年にドラマ『テディ・ゴー!』で脚本家デビューし、その後も話題作を数多く担当してきました。

【代表作一覧】

作品名 放送年 特徴
グッド・ドクター 2018年 医療と人間愛の丁寧な描写
ラジエーションハウス 2019年~ 専門職の葛藤と成長をリアルに描写
刑事ゆがみ 2017年 社会の裏側に切り込むミステリー要素

大北さんの作風の特徴は、登場人物の心の揺れや成長を丁寧に描く力です。
『大奥2024』でも倫子の苦悩、家治の葛藤、お知保の嫉妬といった複雑な感情を、繊細に表現しています。

その結果、視聴者は物語の中に感情移入しやすくなり、最終回に向けてより一層の没入感を味わえる構成になっています。

史実を下敷きにした脚本構成の巧みさ

大奥2024はフィクションでありながら、史実との重なりが随所に見られます。
これにより、視聴者はリアリティとドラマ性の両方を楽しめるようになっています。

脚本構成において特に評価されている点は以下の通りです。

  • 実在の人物をベースにしつつ、ドラマチックな関係性を構築

  • 歴史的事実を忠実に取り入れながらも、現代的価値観で再解釈

  • 「女性の生きづらさ」「自己肯定感」など、現代性の高いテーマを内包

そのため、最終回に向けては「どこまで史実に寄せて、どこで大胆に脚色するのか」が注目されています。
大北はるかさんの脚本力があってこそ成立する緻密な構成といえるでしょう。

最終回までのあらすじチェックまでに史実を簡単にご紹介!

倫子と家治の結婚

徳川家治は、江戸幕府第9代将軍・徳川家重の嫡男として生まれ、のちに第10代将軍の座に就いた人物です。幼名は「竹千代」と呼ばれていました。

幼少期より祖父である徳川吉宗から深く可愛がられ、直接さまざまな教育を施されながら育てられたと伝えられています。

家治は1774年に権大納言に任ぜられ、翌1775年には閑院宮直仁親王の第六王女・五十宮倫子(いそのみやともこ)と政略結婚を果たします。
そして、1760年に正式に第10代将軍
として江戸幕府を統治する立場となりました。

2人の子供と関係

将軍としての初期には、亡き父・家重の遺命に従って田沼意次を側用人に起用しますが、次第に政治の実権を田沼に任せ、自身は学問や趣味に多くの時間を割くようになります。

家治と倫子の間には、ふたりの女児が誕生しました。

  • 長女・千代姫:幼くして2歳で夭逝

  • 次女・万寿姫:13歳で早世

男児に恵まれなかったことで、家治には側室を迎えるよう周囲から度々進言されましたが、妻への深い愛情から、なかなかそれを受け入れようとはしなかったと言われています。

2人の最期

やがて2人の側室が迎えられ、それぞれ男子を出産した後は、家治は側室に通うこともなくなったと伝わります。

この頃、嫡子として育てられていた徳川家基がわずか18歳で急逝し、幕府の後継問題が再燃します。
その結果、家治は一橋徳川家から徳川家斉を養子に迎え、のちの第11代将軍としました。

五十宮倫子は1771年、わずか34歳という若さで亡くなります。家治もその15年後の1786年、病により50歳でこの世を去りました。

夫婦仲は非常に良好で、家治は「愛妻家」としても知られています。2人の間に芽生えた深い絆は、今なお多くの人々に語り継がれています。

このように、倫子はわずか34歳という若さで亡くなり、家治はその15年後に亡くなります。

以下の記事では更に詳しい史実をご紹介しています。

五十宮倫子【いそのみやともこ】死因と徳川家治との子供はいたの?

大奥の徳川家治の死因や最後とは?史実から生涯をまとめ

この史実を踏まえて、以降でドラマのネタバレを最終回までご紹介していきます。

大奥2024最終回ネタバレ結末!史実とは違う倫子のラストとは?

1話あらすじネタバレ

第1話 1月18日 放送 (初回75分スペシャル)

公家の姫である五十宮倫子(小芝風花)は、徳川家治(亀梨和也)との婚儀を控え、付き人のお品(西野七瀬)と支度に追われていた。倫子は幼い頃に一度だけ会ったことのある家治が「蛇のように冷たい目をしていた」とお品に話し、婚儀に気乗りしない。準備が整うと、大奥総取締役・松島の局(栗山千明)に導かれ、倫子たちは婚儀の間へ。居並ぶ重鎮の幕臣や奥女中たちが一斉に自分に平伏する様に驚く倫子。そこへ家治が威風を帯び、現れる。だが、家治の目がやはり冷酷に見える倫子は目を合わすことができない。

その頃、家治の父で第9代将軍・徳川家重(高橋克典)は家治の婚儀に顔を出すこともなく、女中を侍らせて酒を飲んでいた。挙げ句の果てには寝だした家重を見て、側用人・田沼意次(安田顕)は「悪人には、いずれ天罰が下る」と口にする。

一方、家治と倫子の婚儀には田安宗武(陣内孝則)と松平定信(宮舘涼太)が顔を出す。定信は倫子に、これから暮らす大奥は、その地位を妬み追い落とそうとする者もいると忠告し…。また、京の頃より倫子に仕えるお品がいるにも関わらず、松島は倫子の付き人にお知保(森川葵)をつけると言いだし――。

引用元 フジテレビ

京都の公家出身である五十宮倫子(小芝風花)は、幼いころから心を通わせてきた久我信通との関係を大切にしていました。しかし、政略により徳川将軍家への輿入れが決まり、付き人のお品(西野七瀬)とともに江戸城・大奥へと足を踏み入れることになります。

ところが、大奥での生活は決して穏やかなものではありません。倫子と家治(亀梨和也)の婚姻をよく思わない者たちによって、彼女は日々陰湿な嫌がらせを受けることになります。

中でも、総取締役を務める松島の局(栗山千明)は、倫子を苦しめるために、無理やり新たな付き人としてお知保(森川葵)を押しつけてきます。倫子は拒否しますが、聞き入れられず、なし崩し的にお知保が側につくことになります。

そのような緊張感のなか、大奥では総触れの儀式が執り行われることに。
準備を任されていたお品は、何者かにより閉じ込められてしまい、姿を消してしまいます。倫子が心配して探し回る中で、お知保は「お品は城を出て行った」と嘘をつき、混乱させます。

そして迎えた総触れの当日、倫子は粗末な衣装を身にまとって現れます。それは明らかに仕組まれたもので、場にいた者たちは彼女の姿を笑いものにしました。

その場に現れた家治は、贅沢な装いをしていた女中たちに対して「倹約が必要だ」と厳しく諫める一方で、倫子の質素すぎる装いに対しても「倹約とみすぼらしさは違う」と冷ややかに言い放ちます。

やがて倫子は、将軍の夜伽に呼ばれますが、家治からは「色気が感じられない」と遠回しに拒絶されます。ふたりは同じ寝具で過ごすものの、夫婦としての関係は結ばれませんでした。

その後、倫子はようやく閉じ込められていたお品を発見し、唯一心を許せる相手である久我信通に助けを求める手紙を送る決意をします。「この場所から逃げ出したい」という切実な願いを込めて綴ったものでした。

しかし返事が届く前に、その手紙が松島の手に渡ってしまいます。手紙はお知保によって、家治の前で嘲笑されながら読み上げられ、倫子の裏切りを暴くような形で告発されてしまいます。

家治は動揺しながらも、その手紙を無言で破り捨てます。バラバラになった紙を倫子とお品が丁寧に拾い集め、内容をつなぎ合わせていくと、思いもよらない事実が明らかになります。

そこには、信通が倫子の姉と婚姻したことが記されていました。愛する人を失った事実を知った倫子は、大きなショックを受けます。

おそらく家治は、この事実が倫子を深く傷つけると察して、あえて手紙を破ったのではないか――
そう思わせる、切なくも静かなラストが描かれていました。

2話あらすじネタバレ

第2話 1月25日 放送

五十宮倫子(小芝風花)は久我信通(鈴木仁)に大奥から逃げる手助けを頼むが、返書で信道が倫子の姉と結婚したことを知り、お品(西野七瀬)の腕の中で泣き崩れた。そんな倫子とお品に、松島の局(栗山千明)やお知保(森川葵)たちは“大奥のしきたり”と、さまざまな嫌がらせを続ける。

徳川家治(亀梨和也)は田沼意次(安田顕)を老中首座に任命。裏で田沼とつながる松島は、倫子が世継ぎを身籠る前に、家治に自分たちの息のかかった側室をあてがうべく田沼と密談していた。

そんな折、高岳(田中道子)たちが“御台様に上様の御渡りがない”とうわさ話に興じていると、それが倫子たちの耳に入る。倫子は「そのようなことでしか人の価値を測れないなど、哀れな方たち」と高岳たちに告げるが、大奥は将軍家の子孫繁栄のための場所なので、勤めを果たせず妻と言えるのかと反論されてしまう。

ある日、お品はお知保から松島に届けて欲しいと言われ箱を預かる。だが、松島が中を確認すると、箱に入っていた焼き物が割れていたのだ。お品は自分の過ちではないと伝えるが、聞き入れてもらえない。焼き物を金に替え、女中たちに新しい懐紙入れを支給するつもりだったと言う松島は、経費を賄うため、お品に暇を取らせるしかないと言い出す。それが狙いだと察した倫子は経費分を賄えばいいのだろうと、懐紙入れを自分たちが作ると返すが…。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/story/story02.html

松島の策略により、お品に不当な嫌疑がかけられた一件。
その責任を取らせる形でお品を辞めさせようとする動きが出る中、倫子は毅然とした態度で「自分たちで懐紙入れを作り直す」と申し出ます。お品を守るための、倫子の強い決意が表れていました。

ところが、その数はまさかの300個
しかも納期付き。到底ふたりきりで成し遂げられる作業ではありません。
それでも倫子はあきらめることなく、お品と共に夜を徹して針を動かし続けます。

一方、松島は大奥の女中たちに「決して手助けはするな」と厳しく命じており、ふたりを孤立無援に追い込もうとしていました。

そんな折、偶然ふたりが懸命に懐紙入れを縫っている姿を目にしたのが、家治(亀梨和也)でした。
倫子が淡く微笑みながら選んでいたのは、トンボ柄の布地
その様子を家治は静かに見つめ、言葉なくふたりを見守ります。

ところがその夜、ようやく仕上がった懐紙入れが何者かの手によって切り裂かれてしまうという事件が起こります。おそらく松島の差し金です。
とくに、倫子が気に入っていたトンボ柄の布には、無残にも十字の傷が刻まれていました。

それでも諦めることなく、ふたりは朝まで針を持ち続け、すべての懐紙入れを縫い上げます。
迎えの儀式が始まる時間になっても、倫子の姿が見当たらず、大奥の空気はざわつきます。
松島たちは焦り、必死に倫子を探し回ります。

そして、家治が到着したにもかかわらず、御台所が姿を現さない状況に、松島は平身低頭で謝罪を口にします。

その後、部屋を訪れた松島たちが目にしたのは、見事に完成された300人分の懐紙入れの山。
倫子とお品、たったふたりの手で仕上げられた努力の結晶に、一同は息をのみます。

しかし松島は納得せず、「御台所の務めは将軍のお迎えに出ること。それを放棄して、あなたは何をしているのか」と責め立てます。

その言葉に対し、倫子ははっきりと声を上げます。
「私は、奥女中千人の頂に立つ御台所です。ゆえに、この城での理不尽な仕打ちや陰口を、今後は決して許しません!」

その瞬間、家治が現れます。整然と並べられた懐紙入れの中に、ふと目を留めた家治は、「これを、わしにももらえぬか」と言い、トンボ模様の懐紙入れを選びます。

家治が裏返すと、そこには先日の十字傷が――けれど、丁寧に縫い直された補修の跡がありました。
その針目は、きっと倫子が夜通し縫ったものでしょう。

家治の言葉に、驚きながらも微笑む倫子は、「はい」と力強く応じます。

やがて倫子の元には、家治との御渡りの儀が執り行われるという知らせが届くのでした。

3話あらすじネタバレ

五十宮倫子(小芝風花)の身だしなみを整えるお品(西野七瀬)が昨晩の御渡りについて問いかけると、倫子は「何もなかった」と口にし、徳川家治(亀梨和也)のことがよく分からないと話し出す。

早速、家治に抱かれなかったことで高岳(田中道子)ら女中の間で“添い寝姫”とあざ笑われる倫子。お品は怒ろうとするが、倫子に制される。倫子はお品にこの先自分の身に何があっても言い返してはだめだと命じており、倫子はお品が酷い目に遭って欲しくなかったのだ。

一方、倫子のもう一人の付き人、お知保(森川葵)は宿下がりで里帰りしていた。そんな折、倫子が家治と仏間で手を合わせていると、松島の局(栗山千明)が口を開く。なんと、松島は倫子の目の前で家治に側室を設けるよう迫ったのだ。だが、家治は「側室は必要ない」と返す。将軍家の血筋を絶やすことになると食い下がる松島に、家治は何も答えず去る。

倫子から次第を聞いたお品は、女中たちのうわさとして家治の父・徳川家重(高橋克典)と母・お幸の方(紺野まひる)に関する悲しい過去を話す。倫子は家治のつらい身の上に思いを馳せ…。

家治が世継ぎを望まぬという話は松平定信(宮舘涼太)も知ることとなり、父の田安宗武(陣内孝則)に告げる。また、家治が田沼意次(安田顕)の言いなりになっていると定信から報告を受けた宗武は、いいことを思いついたと不敵な笑みを漏らし――。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/story/story03.html

五十宮倫子(小芝風花)の身だしなみを整えるお品(西野七瀬)が昨晩の御渡りについて問いかけると、倫子は「何もなかった」と口にし、徳川家治(亀梨和也)のことがよく分からないと話す。

さっそく、家治に抱かれなかったことで高岳(田中道子)ら女中の間で“添い寝姫”とあざ笑われる倫子。お品は怒ろうとするが、倫子に制される。倫子はお品にこの先自分の身に何があっても言い返してはならないと命じていた。倫子はお品が酷い目に遭ってほしくなかったのだ。

一方、倫子のもう1人の付き人、お知保(森川葵)は宿下がりで里帰りしていた。

そんな折、倫子が家治と仏間で手を合わせていると、松島の局(栗山千明)が口を開く。なんと、松島は倫子の目の前で家治に側室を設けるよう迫ったのだ。だが、家治は子どもはいらない、ゆえに「側室は必要ない」と返す。

将軍家の血筋を絶やすことになると食い下がる松島に、家治は何も答えず去ってしまった。

倫子から次第を聞いたお品は、女中たちのうわさとして家治の父・徳川家重(高橋克典)と母・お幸の方(紺野まひる)に関する悲しい過去を話す。倫子は家治のつらい身の上に思いを馳せた。

家治が世継ぎを望まぬという話は松平定信(宮舘涼太)も知ることとなり、父・田安宗武(陣内孝則)に告げる。

松平武元(橋本じゅん)から、オランダ商館長が目通りを願い出ていると報され、興味をそそられる家治。しかし、田沼意次(安田顕)に、家治が直接会うことはないと遮られてしまった。

イライラと木刀をふりに行った家治は、仏間に参っている倫子と会う。なぜ、と疑問を投げる家治に、倫子は「夫婦ですから」と返した。

その頃、お品は猿吉(本多力)に、倫子がどうすれば“添い寝姫”の先に行けるのかなどと話していた。そこに、葉山貞之助(小関裕太)がやってくる。先日、落とした門札を拾ってくれた礼を述べる貞之助。何か礼をしたいと好物を尋ねる貞之助に、お品はキンツバだと答えた。

しばらくすると、倫子とお品の前にキンツバが供せられた。

貞之助の計いと頬を弛ますお品。お品の好物がキンツバと知る倫子は、自分のもののほうが大きいと取り替える。すると、お品が口にしたキンツバに黒い碁石が入っているではないか。倫子は自分を狙った嫌がらせと、キンツバに関わった者、全員を呼ぶよう命じた。

すぐさま、膳を運んだ者たちが集められるが、誰しもが言い訳ばかり。御台所頭はキンツバ作りを進言したとして、貞之助の名を挙げる。倫子たちの前に来た貞之助は、申し開きをすることなく自分を御手打ちにするよう願った。

それならば仕方ないと返す倫子に驚くお品。だが、倫子は今日限り役目を終えたと思って、これからは自分たちに仕えるよう言い渡す。倫子は自分の御前の管理を貞之助とお品に任せたいと続けた。

実は、碁石は松島が御台所頭に命じたものだった。

その夜、倫子が寝ている布団の中に何者かが蛇を入れた。こちらは高岳(田中道子)の仕業。倫子とお品が自分たちの無力さを嘆いていると、騒ぎを聞きつけた家治がやって来る。家治は、「あの部屋なら蛇も出なかろう」と翌晩の御渡りを倫子に告げた。

倫子がソワソワしながら御寝所にいると約束通り家治が現れた。

倫子を庭に誘った家治は、自分が思う国の未来を話す。子どもが自由に学べる場所を作り、それぞれが身につけた知識を持ち寄ることで国を富ませたいと語る家治。

倫子も生まれや立場ではなく、女性が色とりどりに生きられたら良いと夢を話す。そんな倫子に、家治は「そなたは、そのままでいろ。好きに生きろ」と返して、初めて微笑んだ。

しばらく後の総触れで、家治はオランダ商館長を城に招くので、協力してほしいと告げる。家治が夢に向かって動き出したと倫子は喜ぶが…。

家治の話が終わると、松島が口を開く。なんと、家治が側室を持つことになったと言うではないか。側室となったのはお知保だった。

動揺する倫子。別の部屋では、田沼が笑っている。拒否する家治に側室を強要したのはこの男だった。

引用元:https://mezamashi.media/article/15151918?page=4

第3話では、これまで冷淡なふるまいで倫子を困らせてきたお知保(森川葵)の、意外な素顔が少しずつ浮かび上がります。実は、彼女は大奥での過酷な役目を背負いながらも、心の奥には家族を思いやる温かさを持った姉という一面を秘めていたのです。

お知保が松島の命令に従って倫子への嫌がらせを続けているのは、経済的に困窮する実家を支えるため。自分の意志ではなく、大奥という閉ざされた環境の中で“従わざるを得ない立場”に追い込まれている様子が描かれました。

さらに、お知保の胸の内には、長年抱き続けてきた家治(亀梨和也)への秘めた想いがありました。表には出さずとも、ずっと彼を見つめ続けていたのです。

一方、大奥内で倫子に向けられる嫌がらせは日増しに激しさを増していきます。そんな状況を見かねた家治は、倫子に「自分の近くで過ごすように」と申し出ます。将軍自らのこの言葉は、彼女を守ろうとする強い意志の表れでした。

ふたりの距離が徐々に縮まっていくことに、松島は怒りを隠しきれず、不満をあらわにします。

そして、ついにこれまで側室を持つことを固く拒んでいた家治が、ある決断を下します。
それは――お知保を側室として迎えるというものでした。背景には、田沼意次によって何らかの“切り札”を握られている可能性も考えられます。

この知らせを耳にした倫子は、大きなショックを受けることとなります。信じていたものが揺らぎ、複雑な思いが交錯する瞬間でした。

4話あらすじネタバレ

五十宮倫子(小芝風花)は、お知保(森川葵)が徳川家治(亀梨和也)の側室になったことを知り、動揺する。家治が田沼意次(安田顕)に強要されて側室を持つに至ったことを知らない倫子は心中穏やかではない上、早速御渡りがあると聞かされ、ショックを隠しきれない。

そんな折、増上寺代参が行われることになる。松島の局(栗山千明)は「忙しい上様、御台様に代わって、奥女中たちが代参を務める」と切り出すが、倫子は御台所の大事な公務であるとし、自分も共に参ると発する。松島は御台様が出向くなど前例がないことだと反論するが、家治は倫子に「頼んだ」と言い、代参を認める。

倫子がお品(西野七瀬)を伴って無事に参拝を終えると、猿吉(本多力)が倫子の好物である白みそ煎餅を持って現れる。それは、お品が葉山貞之助(小関裕太)に頼み、特別に作ってもらったものであった。そして、倫子が茶屋で休んでいると、松平定信(宮舘涼太)に声を掛けられる。そこで、定信から“賢丸”という幼名を聞いた倫子は、定信がかつての幼なじみであったことを思い出す。そして、二人は幼い頃に戻ったかのように、江戸の町を散策して楽しんでいたが…。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/story/story04.html

五十宮倫子(小芝風花)は、お知保(森川葵)が徳川家治(亀梨和也)の側室になったことを知り、動揺する。家治が田沼意次(安田顕)に強要されて側室を持つに至ったことを知らない倫子は心中穏やかではないうえ、さっそく御渡りがあると聞かされ、ショックを隠しきれない。

そんな折、増上寺代参が行われることに。

松島の局(栗山千明)は「忙しい上様、御台様に代わって、奥女中たちが代参を務める」と切り出すが、倫子は御台所の大事な公務であるとし、自分も共に参ると発する。松島は御台様が出向くなど前例がないことだと反論するが、家治は倫子に「頼んだ」と言い、代参を認めた。

倫子がお品(西野七瀬)を伴って無事に参拝を終えると、猿吉(本多力)が倫子の好物である白みそ煎餅を持って現れる。それは、お品が葉山貞之助(小関裕太)に頼み、特別に作ってもらったものだった。

倫子たちが茶屋で休んでいると、松平定信(宮舘涼太)に声を掛けられる。そこで、定信から“賢丸”という幼名を聞いた倫子は、定信がかつての幼なじみであったことを思い出す。

そして、2人は幼い頃に戻ったかのように、出店で定信が倫子にかんざしを買うなどして江戸の町を散策して楽しんでいた。

ところが、かんざしが少女に奪われてしまう。倫子と定信が後を追うと、少女は賑やかな表通りとは裏腹の貧困街に逃げ込む。その光景を目の当たりにした倫子は、家治が現在の少子化を憂いていたことを思い出した。

倫子が少女に菓子を与えると、かんざしは返してもらえた。だが、その時、浪人が定信に襲いかかる。定信はねじ伏せた浪人が滑稽本「田沼将軍」を書かせた風来山人だと気づく。浪人は、定信のせいで風来山人の屋号を取り上げられたと憤っていたのだ。

なぜそんな本を書かせたのかと問う倫子に、定信は家治が政を田沼に任せきりにしているせいで、町に貧富の差が生まれてしまったからだと答える。

浪人も家治がお飾り将軍だと揶揄すると、倫子はきっぱり否定。なぜ分かると返された倫子は、御台所だからだと口にしてしまう。頭を深く下げた浪人は、改めて倫子に平賀源内(味方良介)だと名乗った。

倫子とお品が大奥に戻ると、朝霧(華耀きらり)たちがお知保になぜ代参に来なかったのかと詰め寄っていた。さらに、家治にも添い寝しただけと嘲笑う。

すると、お知保は代参に行かなかったのは、家治の寵愛を受けるため、少しでも役に立つため蘭学の勉強をしていたと返す。側室として家治の身も心も満たしてみせると言うお知保。

倫子はお知保の家治への思いが本物と知ったとお品に語った。

ある日、家治のもとを訪ねた定信は、なぜ田沼の言いなりになるのかと問う。頭の切れる家臣を重用するのは当然と返す家治に、定信は倫子と会ったことを告げた。家治は、倫子の心労を思いやる定信に、「その方には関係ないこと」と言い放つ。

すると定信は、自分の初恋相手である倫子には幸せになってもらわないと困ると打ち明けた。

定信が帰ると家治は侍者を呼び、今夜、大奥へ出向くと申し付けた。

家治が選んだのは倫子。伝え聞いた倫子は、身なりを整えるため湯殿に向かう。湯殿で世話をしたのはお菊(ゆいかれん)。お菊に身体を洗ってもらった倫子だったが、湯殿から上がると待っていたお品に変な匂いがすると訴える。

慌てて湯殿を覗くとお菊の姿はなく、残されたぬか袋からは異臭が漂っていた。実はぬか袋の中身は松島の計らいで異臭を放つものに変えられていたのだ。倫子は直ちに身体を洗い直そうとするのだが、湯桶は異臭が溢れている。それでも倫子は諦めずに、お品に井戸の水をかけてもらい身を清めた。

その頃、家治が御寝所に行くとお知保が待っていた。

踵を返して戻ろうとする家治を田沼が止める。倫子に何かしたのかと問う家治に、自分ではなく奥女中たちだと答える田沼。そして、田沼は倫子が苦しめられる原因は世継ぎを作らないからだと迫り、家治のせいでまた人が死ぬと告げた。

実は田沼が握る家治の弱みとは、母のお幸(紺野まひる)が家重(高橋克典)に隠れて不倫していたこと。不倫相手との間に出来た子どもが竹千代(家治の幼名)であり、お幸は死の間際に田沼にそれを打ち明け、次第を隠してほしいと頼んでいた。

そのため、牢に閉じ込められた不倫相手は田沼によって殺される。その様を田沼は竹千代に見せつけていたのだ。

将軍に値しない出生の秘密を握る田沼に従わざるを得ない家治は、お知保が待つ御寝所に戻る。

一方、身体を洗い直した倫子が御寝所の前まで来ると松島に止められる。松島の企みだろうと声を荒らげる倫子。すると、松島はお知保に渡ることは家治が決めたことと返した。

自分の名を叫ぶ倫子の声を聞く家治だが、お知保に体を重ねて…。

引用元:https://mezamashi.media/article/15155467?page=4

第4話では、家治の心に深く刻まれた過去と隠された出生の真実が明かされ、大きな波紋を呼びました。実は家治は、実母とその愛人との間に生まれた子であったのです。この出生の秘密が、彼の心を長く縛り、田沼意次の言葉に逆らえない原因ともなっていました。

そして、ついに倫子の「御渡り」が決定。将軍と正室が初めて夫婦の関係を持つとされるこの夜、ふたりの距離がようやく縮まるかと思われました。

しかしその裏で、松島の策略が動いていました。彼女の妨害によって倫子の到着が遅れてしまい、その隙を突くように、お知保が家治のもとへ姿を現したのです。

動揺した家治は当初拒絶の姿勢を見せたものの、田沼の強硬な指示には逆らえず、最終的にはお知保と身体を重ねるという、あまりにも苦しい展開を迎えることになりました。
家治にとっては望まぬ関係でありながら、抗えない現実の中で下された選択は、視聴者にも強い衝撃を与えるものでした。

5話あらすじネタバレ

五十宮倫子(小芝風花)は徳川家治(亀梨和也)が側室のお知保(森川葵)へ御渡りしたことに、つらい思いを募らせる。幸せそうなお知保に倫子はうつむくことしかできない。そんな中、家治はオランダ商館長を江戸城に招く折、もてなしに琴を披露したいと告げる。多くの者が名乗り出る中、「御台はどうだ」と促す家治にも倫子はうつむいたまま。すると、松島の局(栗山千明)の推挙もあり、お知保が名乗りをあげたことで、琴の演奏はお知保に任されることに。琴なら倫子も得意だと悔しがるお品(西野七瀬)だが、今の倫子は「上様がお知保を選んだ」と力なく返すだけで…。

お品は倫子が優しすぎると猿吉(本多力)に愚痴をこぼす。そこに、葉山貞之助(小関裕太)が通りがかり、お品にもっとゆっくり話がしたいと蔵の鍵を渡し、そこで待っていると告げる。

倫子を家治から遠ざけようとする松島。そして、暗い過去を持つ家治を脅して政治の実権を握ろうとする田沼意次(安田顕)のたくらみは続き、田沼は武家伝奏に久我信通(鈴木仁)を就任させたのだ。信通の姿に動揺する倫子。家治も信通が倫子の手紙の相手だと気付く。田沼が倫子と信通は知り合いだろうと言うと、家治は、知り合いならこの後二人で話すが良いと口にする。倫子と話す機会を得た信通は、倫子に彼女の母親が病に伏せっていることを話す。そして、一緒に京に帰らないかと倫子に告げ…。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/story/story05.html

五十宮倫子(小芝風花)は、徳川家治(亀梨和也)が側室のお知保(森川葵)へ御渡りしたことに、つらい思いを募らせる。幸せそうなお知保に倫子はうつむくことしかできない。

家治はオランダ商館長を江戸城に招く折、もてなしに琴を披露したいと奥女中たちに告げる。多くの者が名乗り出るなか、「御台はどうだ」と促す家治にも倫子はうつむいたまま。すると、松島の局(栗山千明)の推挙もあり、琴の演奏はお知保に任されることに。

琴なら倫子も得意だと悔しがるお品(西野七瀬)だが、今の倫子は「上様がお知保を選んだ」と力なく返すだけで…。

お品は倫子が優しすぎると猿吉(本多力)に愚痴をこぼす。そこに、葉山貞之助(小関裕太)が通りがかり、お品にもっとゆっくり話がしたいと蔵の鍵を渡し、そこで待っていると告げる。

倫子を家治から遠ざけようとする松島。そして、暗い過去を持つ家治を脅して政治の実権を握ろうとする田沼意次(安田顕)のたくらみは続く。なんと、田沼は武家伝奏(※)に久我信通(鈴木仁)を就任させたのだ。

信通の姿に動揺する倫子。家治も、以前倫子が秘かに手紙を送った相手が信通だと気づく。田沼が倫子と信通は知り合いだろうと言うと、家治は、知り合いならこの後2人で話すが良いと口にする。

(※)朝廷と幕府の間の連絡にあたった役職

倫子と話す機会を得た信通は、倫子に彼女の母親が病に伏せっていることを話す。そして、一緒に京に帰らないかと言い、倫子に3日後の夜、不浄門で待っていると告げた。倫子がこのことを話すと、お品はどこまでもついて行くと返す。

琴を披露するため、練習するお知保。しかし、琴の弦が高岳(田中道子)たちの嫌がらせで切られてしまう。倫子は焦るお知保を見ていた。

オランダ商館長が来城。挨拶に商館長の母国語で返す家治に、商館長だけでなく家臣たちも感嘆する。

いよいよお知保による琴の披露。事前に弦を張り直せなかったお知保が意を決して琴にかかる布を取ると、別の琴にすり替わっていた。無事に演奏が終わると、家治は琴を見て視線を倫子に移したあと、お知保を褒める。

琴を倫子に返しに来たお知保は、礼を述べるつもりはないと言いながらも頭を下げた。

お品は、蔵で貞之助から将軍家の暗黙のしきたりなるものを聞き、倫子に伝える。それは公家出身の正室が将軍の子を成したことはないというものだった。

翌日、倫子は家治に暗黙のしきたりの真偽を問う。家治は将軍家を保つためで、倫子のためだと返した。家治の心はそれで良いのかと重ねる倫子。家治は「心など、とうに捨てた」と吐き捨てた。

お品は蔵で貞之助に会い、おそらく京に戻るだろうと伝える。倫子と一緒に帰ると言うお品は、貞之助に蔵の鍵を戻した。すると、貞之助はお品を抱きしめて…。

その夜、倫子とお品は手筈を整え、大奥からの脱出を試みる。

お品は荷車に倫子を隠して不浄門へ向かうが、松島に見つかってしまった。しかし、松島たちが荷を改めると、そこに倫子の姿はない。

実は、こんなこともあろうかと倫子は貞之助が引く荷車に隠れており、不浄門で信通と会っていた。ところが、倫子は信通に京へは帰らないと告げる。すでに倫子の心は家治にあったのだ。

倫子が大奥に戻ろうとすると、中庭に家治がいた。家治の前に咲くリンドウの花。それは、家治が倫子の母を思って植えさせたものだった。

思わず涙を流す倫子。家治に涙の理由を問われた倫子は、悔し涙だと言う。続けて、家治が他の女性に渡ることが、どんな嫌がらせよりもつらく、悔しかったと本音を明かす。妻として生きたい、誰よりも家治を幸せにしたいと言い、家治はその倫子の思いを受け入れ、一夜をともにした。

次の日の総触れでは、互いに頬を緩ませて目を合わす倫子と家治。

だが、そんな時、お知保が突然倒れた。信通を使い倫子を追い落とすことに失敗して歯噛みしていた田沼と松島だったが、お知保の懐妊の予兆を感じ、彼女が世継ぎを産めばいよいよ自分たちの世が来るとほくそ笑み…。

引用元:https://mezamashi.media/article/15169233?page=4

6話あらすじネタバレ

第6話 2月22日 放送

五十宮倫子(小芝風花)は、打ち掛けの裾を踏まれて倒れてしまったお知保(森川葵)に慌てて駆け寄る。倫子は女中たちを糾すが、逆に徳川家治(亀梨和也)の子を宿せぬことを揶揄(やゆ)されてしまう。身籠ってからは家治のお知保への御渡りはない、所詮(しょせん)は腹を貸し出しただけとかばうお品(西野七瀬)を倫子はたしなめる。騒ぎの中、やってきた家治は次第を聞き、松島の局(栗山千明)にしかるべき処分をするよう命じる。

倫子は家治の御渡りはあるものの、一向に妊娠の気配がなく焦っていた。「そんなにお子が欲しいのですか」と問いかけるお品に、倫子は家治と家族を作り、愛する人の子を自分の手で育てたいと返す。そんな倫子のために、お品はいつもの蔵で倫子の食事について葉山貞之助(小関裕太)に相談。だが、相談を終え、それぞれに蔵を出るお品と貞之助の姿を朝霧(華耀きらり)に目撃されてしまう。

ほどなくしてお知保は家治の子どもを出産。祝いを述べる倫子に、家治は子に会っていないと言う。そんな中でも、倫子はなぜ自分には子どもができないのかと悩んでいた。

その頃、療養中の田安宗武(陣内孝則)のそばには、心配そうに控える松平定信(宮舘涼太)がいた。そんな定信を近くに呼び寄せ、宗武は耳元で何かを告げ――。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/story/story06.html

五十宮倫子(小芝風花)は、打ち掛けの裾を踏まれて倒れてしまったお知保(森川葵)に慌てて駆け寄る。倫子は女中たちを糾すが、逆に徳川家治(亀梨和也)の子を宿せぬことを揶揄(やゆ)されてしまう。

身籠ってからは家治のお知保への御渡りはないと、倫子をかばうお品(西野七瀬)。騒ぎの中、やってきた家治は次第を聞き、松島の局(栗山千明)にしかるべき処分をするよう命じた。

倫子は家治の御渡りはあるものの、一向に妊娠の気配がなく焦っていた。「そんなにお子が欲しいのですか」と問いかけるお品に、倫子は家治と家族を作り、愛する人の子を自分の手で育てたいと返す。

そんな倫子のために、お品はいつもの蔵で倫子の食事について葉山貞之助(小関裕太)に相談。だが、相談を終え、それぞれに蔵を出るお品と貞之助の姿を朝霧(華耀きらり)に目撃されてしまう。朝霧は、それを高岳(田中道子)に報告した。

ほどなくしてお知保は家治の子どもを出産。祝いを述べる倫子に、家治は子に会っていないと言う。そんな中でも、倫子はなぜ自分には子どもができないのかと悩んでいた。

その頃、療養中の田安宗武(陣内孝則)のそばには、心配そうに控える松平定信(宮舘涼太)がいた。そんな定信を近くに呼び寄せ、宗武は耳元で何かを告げる。

松島は家治にお知保が産んだ子の名を「竹千代」にするよう進言し、認められる。だが、松島は命名の件を田沼に相談していなかった。

田沼がそれを窘(たしな)めるが、松島は動じない。それどころか、松島は「そなたはもう用済みだ」と田沼に告げた。こうして、田沼と松島は袂を分かつ。

倫子のもとに定信から贈り物が届く。中には、文が入っていた。子が出来ぬ自分の身を心配する内容と定信の優しさに少し気が晴れた倫子は、以前、拾った安産のお守りをお知保に返しに行く。

その時、初めて竹千代に触れた倫子は、子の愛おしさに今までの自分を反省。家治に会い、意固地になっていたことを詫びる倫子は、子はなせぬとも妻として大奥で生きることを誓った。

家治は倫子を抱きしめる。ようやく2人が仲を取り戻そうとした時、倫子が胸を押さえて倒れてしまう。

お品は貞之助から倫子の付き人、お梅(小南満佑子)が香に子を出来にくくする薬を混ぜていたことを知らされる。お品は香に薬を含ませようとするお梅を捕らえ、誰の命令かと聞こうとするが逃げられてしまった。

大奥から逃げ出したお梅は寺に逃げ込む。仕事が発覚したことを詫びるお梅の前に出てきたのは定信。定信は亡くなった宗武から、家治の血を根絶やしにして、次の将軍職に就くよう命ぜられていたのだ。

定信配下の隠密により、お梅は口封じのため命を奪われる。一方、田沼は、高岳と手を組もうと持ちかけていて…。

引用元:https://mezamashi.media/article/15177594?page=3

7話あらすじネタバレ

第7話 2月29日 放送

五十宮倫子(小芝風花)に長らく子ができなかったのは、お梅(小南満佑子)がすり替えていたお香が原因ではないかとお品(西野七瀬)が告げる。そのお香には、子をできにくくする薬草が使われていたという。命じた者を探ろうにも、肝心のお梅が姿を消してしまう。なんと、お梅を動かしていたのは松平定信(宮舘涼太)だったのだ。

倫子が倒れた件について、徳川家治(亀梨和也)は「誰の仕業か調べはついたのか」と田沼意次(安田顕)に問いかける。田沼は松島の局(栗山千明)ではないかと注進するも、家治は応じない。それは、お知保(森川葵)を側室に進めたのは松島と田沼だったからで、家治は自らこの件を調べると言い放つ。

家治の子である竹千代の教育係となり大奥、さらには幕政を専横せんとする松島から裏切られた田沼は、高岳(田中道子)一派に接近。田沼の新たな企みは、倫子やお品を巻き込み、予期せぬ方向に進もうとしていた。

そんなある日、倫子は料理の味が変わったのではないかと口にする。すると、お品は倫子の料理を全てこしらえていた葉山貞之助(小関裕太)が長らくお休みを取られているようだと返す。お品は、真面目な貞之助が倫子に与えられた役目を投げ出すわけがないと心配し…。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/story/story07.html

五十宮倫子(小芝風花)に長らく子ができなかったのは、お梅(小南満佑子)がすり替えていたお香が原因ではないかとお品(西野七瀬)が告げる。そのお香には、子をできにくくする薬草が使われていたという。

命じた者を探ろうにも、姿を消してしまったお梅。なんと、お梅を動かしていたのは松平定信(宮舘涼太)だった。

倫子が倒れた件について、徳川家治(亀梨和也)は「誰の仕業か調べはついたのか」と田沼意次(安田顕)に問いかける。田沼は松島の局(栗山千明)ではないかと注進するも、家治は応じない。それは、お知保(森川葵)を側室に勧めたのは松島と田沼だったからで、家治は自らこの件を調べると言い放った。

家治の子・竹千代の教育係となり大奥、さらには幕政を専横せんとする松島から裏切られた田沼は、高岳(田中道子)一派に接近。田沼の新たな企みは、倫子やお品を巻き込み、予期せぬ方向に進もうとしていた。

そんなある日、倫子は料理の味が変わったのではないかと口にする。倫子の料理をこしらえていた葉山貞之助(小関裕太)が長らくお休みを取られているようだと返すお品は、真面目な貞之助が倫子に与えられた役目を投げ出すわけがないと心配していた。

貞之助は田沼に幽閉されていた!

お品が貞之助と密会していた蔵に行くと、田沼が現れた。

見せたいものがあると言う田沼にお品が連れて行かれたのは牢。そこには貞之助が閉じ込められている。高岳からお品と貞之助の仲を聞いた田沼が、大奥では重罪だと幽閉していたのだ。

自分はどうなっても良いから貞之助を助けてほしいとお品が懇願していると、高岳もやって来る。そして、この件を不問にする条件は、お品が家治の側室になって子を宿すことだと突きつけた。

そんな折、倫子が家治の子を宿し、ますます夫婦仲を深める。仲睦まじく話す2人を、お知保が悔しい思いで見ていると松島に声をかけられた。松島は、倫子に飲ませれば子が流れると言い、お知保に薬を渡す。

一方、倫子たちを見ていたお品も、高岳に覚悟を問われていた。

倫子の父からと菓子の差し入れが届く。倫子が菓子を口にし、茶を飲もうとするとお知保が茶碗をはたき落とした。驚く倫子に、お知保は平伏して詫びる。お知保は松島に渡された薬を茶に入れていたのだ。

付き人が家治へ報告に行こうとするのを止めた倫子は、この件は不問にすると申しつける。母をなくしかねない竹千代のためで、お知保のためではないと告げた。

お品が自分に仕えて15年の記念日。倫子は何か記念になるものを渡そうと思案していた。

そのお品は、高岳に連れられ貞之助に会わされていた。思いを語るお品だが、貞之助はお品が一番大事なのは倫子だろうと言う。

お品が逡巡していると、田沼が部下を連れて来て、貞之助の指を一本ずつ折らせた。そして、お品に側室になる覚悟を問う。

田沼は家治に会い、お幸の方(紺野まひる)が遺した遺言を見せる。そこには、家治の実父が歌舞伎役者であることが記されていた。これが表沙汰になれば、家治のみならず、倫子やお腹の子にも罪が及ぶと脅す田沼。またもや家治は田沼の言いなりに…。

その夜、記念日を祝おうとする倫子の前にお品は現れなかった。

次の日、倫子の前に高岳たちとともに歩くお品がいた。高岳はお品が家治の側室になったと宣言。それを聞いた松島は総取締の自らを差し置いて勝手なことは許さないと憤るが、高岳はすでに家治とお品が男女の契りをかわしたという既成事実を突きつけた。

衝撃を受けた倫子は急に産気づいてしまう。まだ臨月には早いと心配する家治も駆けつけるが、家治が握ろうとする手を倫子は苦しみの中で払いのけた。

その裏で、定信がほくそ笑む。倫子の流産を仕向けたのは、ほかならぬこの男だった。

引用元:https://mezamashi.media/article/15185123?page=4

8話あらすじネタバレ

第8話 3月7日 放送

急に産気づいた五十宮倫子(小芝風花)を心配し、徳川家治(亀梨和也)が駆けつける。子を産むにはまだ早い時期で、家治は倫子に手を伸ばすも、その手を倫子に退けられてしまう。そして倫子は子を出産するが、悲しいものとなってしまった。お知保(森川葵)に薬を渡して倫子に飲ませようとした松島の局(栗山千明)だったが、お知保から薬を飲ませなかったと聞き、お知保の本心がどこにあるのか疑う。

その頃、松平定信(宮舘涼太)は隠密を相手に将棋を指し、「最初にあらゆるものを奪ったのは、あの男だ」と漏らす。その思いが定信を突き動かし、家治の血を根絶やしにして、自らが幕府の中枢に就くことへと向いていた。

そんな折、なんとお品が懐妊する。お品の子を将軍世継ぎにせんとする田沼意次(安田顕)と高岳(田中道子)の意気は上がる。一方、竹千代を愛でるお知保は、傷心の倫子を気にしていた。家治も倫子に会いに行くが、倫子は今は一人にしておいてほしいと、深い悲しみに暮れていた。

そんな倫子に、定信から贈り物が届く。その贈り物には文が隠されており、倫子を元気づけんとする内容だったが、定信は新たな企てを仕掛けようとしていて――。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/story/story08.html

まだ気が晴れぬ倫子に、定信から菓子が届く。文には次の増上寺代参の折に、浜御殿で待っているとあった。

家治は政に目を向け、国内に多くの学問所を開くことを下知。だが、お知保の子・竹千代を推す松島一派と、お品の子・貞次郎を推す田沼一派の世継ぎ争いは加熱しようとしていた。

家治は、松島、田沼、それぞれから世継ぎを定めるよう迫られる。

そんな折、倫子が中庭で枯れたリンドウを眺めていると家治が来た。

家治は見せたいものがあると、倫子を1本の松の木の元へと連れて行く。そこで、亡くなった娘への思いを語る家治。松の木には「千代」と書かれた石碑が添えられていた。

倫子が帰ろうとすると、竹千代から2つの松ぼっくりをもらう。倫子と妹の分だと言う竹千代。お知保が竹千代には可愛い妹がいると教えていたのだ。

驚く倫子にお知保がそっと頷く。倫子はその思いに、竹千代を抱きしめた。

久しぶりに、倫子が出席した総触れで、家治は世継ぎを長子の竹千代にし、竹千代の名を家基と改めさせると宣言。だが、家治は家基とともに、お品の子・貞次郎と倫子との亡き娘・千代姫の名を挙げ、3名が支え合うことで天下泰平の世を築いてほしいと申しつける。

総触れ後、さっそく田沼は家治に会い、世継ぎの件を責める。田沼はいつも脅す時に使う扇子を家治の喉元に突きつけた。だが、家治は扇子を奪い取って両断し、「将軍はこのわしだ」と屈することはなかった。

一方、隠密から家基が世継ぎに決まったことを知らされた定信は、「では、消さねばならぬな」とつぶやく。定信による、さらなる恐ろしい計画が進もうとしていた。

引用元:https://mezamashi.media/article/15195936?page=5

9話あらすじネタバレ

第9話 3月14日 放送

増上寺代参の日、五十宮倫子(小芝風花)は徳川家治(亀梨和也)にあいさつをして出かけるが、どこかよそよそしい。そんな倫子が門を出て行く様子を猿吉(本多力)が物陰から見送っていた。

約束通り、松平定信(宮舘涼太)と浜御殿で会った倫子は、文や贈り物で気うつな自分を励ましてくれた礼を述べる。すると、定信は世継ぎがお知保(森川葵)の子・家基に決まったことで大奥も安泰だと口にする。

その頃、田沼意次(安田顕)は高岳(田中道子)から、お品(西野七瀬)の子・貞次郎が世継ぎに指名されなかったことを責められていた。どうするのかと問われた田沼は「家基に消えていただくしかない」と答え…。

定信のおかげで倫子は楽しいひとときを過ごしていた。帰り際、定信は倫子に自分ならつらい思いをさせないと告げ、思わず抱きしめる。そして、倫子たちが大奥に戻ってくると、女中たちが何やら騒いでいて――。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/story/story09.html

増上寺代参の日、五十宮倫子(小芝風花)は徳川家治(亀梨和也)にあいさつをして出かけるが、どこかよそよそしい。そんな倫子が門を出て行く様子を猿吉(本多力)が見送っていた。

約束通り、松平定信(宮舘涼太)と浜御殿で会った倫子は、文や贈り物で気うつな自分を励ましてくれた礼を述べる。すると、定信は世継ぎがお知保(森川葵)の子・家基に決まったことで大奥も安泰だと口にした。

その頃、田沼意次(安田顕)は高岳(田中道子)から、お品(西野七瀬)の子・貞次郎が世継ぎに指名されなかったことを責められていた。どうするのかと問われた田沼は「家基様に消えていただくしかない」と答え…。

定信のおかげで倫子は楽しいひとときを過ごしていた。帰り際、定信は倫子に自分ならつらい思いをさせないと告げ、思わず抱きしめる。

倫子たちが大奥に戻ってくると、女中たちが何やら騒いでいる。家基が池に落ちたというのだ。

発見が遅く、家基は亡くなってしまう。母のお知保はもちろん、倫子、家治も衝撃を受ける。田沼と高岳さえも動揺。2人の仕業と疑った松島が責めに来るが、目を離した者たちが悪いと田沼に一蹴された。

家基を失ったお知保は床に伏してしまう。倫子はお知保を気遣うが、お品は違った。これで次期将軍は我が子、貞次郎に決まったと喜ぶお品を倫子がたしなめた。しかし、自分には貞次郎しかいないと返すお品に、「そなた、変わったな」と失望する倫子。

田沼は家治に大奥総取締を高岳にするよう進言。松島解任の嘆願書を突きつけらた家治は、好きにしろとしか言えなかった。

家基を殺害したのは、定信に命じられた猿吉だった。

定信は次はお品の子、貞次郎だと言うが、猿吉はまだ幼い赤ん坊だとひるんでしまう。しかし、定信は大義のためだと許さない。

猿吉は貧しきおり、定信に救われていた。貧しいがゆえに行き場を失った者たちを救い、天下泰平の世を作るという定信の夢に、猿吉は従っていたのだ。

家治は、お品に会いに行き『南泉斬猫』の書物を渡す。これは以前、倫子がお品のために用意していたもの。

すると、お品はかつては書物に描かれる1匹の猫を奪い合う僧侶たちが嫌いだったが、今は貞次郎のためなら自分は喜んで戦うと話す。また、倫子は自分なら猫を増やすと言っていたとこぼした。

お品は定信の隠密とは知らず、五菜として変わらず猿吉を使っていた。

お品は、貞次郎の身周り品を集めてきた猿吉に礼を述べ、赤い足袋を渡す。そして、お品は猿吉に、「そなたもきっと猫を増やす人」だと告げた。

その夜、乳母たちの目を盗み、猿吉は貞次郎の寝室に忍び込んで殺めようとする。だが、その時、お品がくれた足袋とおそろいのものを貞次郎が身につけているのを見てしまい、未遂に終わった。

猿吉から報告を受けた定信は激怒。もはや定信に大義などなく私怨しかないと指摘する猿吉を、定信は容赦なく切りつけた。

倫子がお知保の見舞いに行くと床から姿を消している。女中たちとともに捜していると、倫子は池の端にたたずむお知保を見つけた。どうやら入水し、家基の後を追おうとしているらしい。

慌ててお知保を引き留めた倫子は、家基が自分に人を思う心を思い出させてくれたと告げる。そして、お知保の中にも家基を感じると続ける倫子。倫子の腕の中で泣き崩れるお知保。

その様子を、家治とお品がそれぞれ別の場所から見ていた。

その後、倫子はお知保から家治に渡してほしいと絵を渡される。それは家基が描いた家治だった。そして、お知保は家治はどんな時も倫子だけを愛していると話す。

倫子は中庭にいた家治に絵を渡した。子を愛し、自分を愛してくれた家治を信じると告げる倫子。すると、家治はついに自分の生い立ちについて倫子に打ち明ける。

自分は将軍家の子ではなく、その事実を田沼だけが知っていることで言いなりになるしかなかったと。そんな2人を松島が見ていて…。

引用元:https://mezamashi.media/article/15200441?page=4

10話あらすじネタバレ

第10話 3月21日 放送

「わしは、将軍家の子ではない」――。
五十宮倫子(小芝風花)は、徳川家治(亀梨和也)から自身の秘密を打ち明けられた。倫子は家治から田沼意次(安田顕)にこの秘密を握られ、言いなりになるほかなかったと聞かされる。困惑する倫子だったが、そんな中、家治は体調を崩してしまう。

田沼はお品(西野七瀬)の子、貞次郎を世継ぎに指名することを迫るが、家治は将軍家の血を引かない自分の子でよいものかと苦悩する。さらに、田沼は松島の局(栗山千明)を大奥総取締から追い落とし、自分の意のままになる高岳(田中道子)を据えようとする。

家治の見舞いに行った松島は、倫子との会話を聞いてしまったことを話す。動揺する家治は、その話は聞かなかったことにしてくれと松島に頼み込み…。

一方、倫子のもとに松平定信(宮舘涼太)から贈り物が届く。中にはいつものように文が隠されていた。だが、その文には、驚くべき内容が記されていて――。

引用元:引用サイト

最終回ネタバレ!史実とは違う倫子の結末とは?

最終話 3月28日 放送

五十宮倫子(小芝風花)は、松島の局(栗山千明)から徳川家治(亀梨和也)が倒れたことを聞かされる。高熱にうなされる家治の容体を、御匙が必死に診ていた。

松平武元(橋本じゅん)から家治の子細を聞いた松平定信(宮舘涼太)は、ようやく自分たちの出番がきたと笑う。そして、定信は新たな手立てを思いついたと言い…。

そんな折、浅間山が噴火し、江戸にも火山灰が舞い降りた。さながら黒い雪のような火山灰に、お知保(森川葵)らは思わず驚く。暗雲立ち込める幕府、そして倫子も不吉な予兆を感じずにはいられない。

この事態を何とかせねばと考えた家治は、自ら蟄居閉門を命じた田沼意次(安田顕)を呼び寄せ――。

引用元:https://www.fujitv.co.jp/ohoku2024/story/story11.html

徳川家治(亀梨和也)が倒れたという知らせを、五十宮倫子(小芝風花)は松島の局(栗山千明)から受け取ります。高熱で意識が朦朧とする家治のそばでは、侍医が懸命に治療にあたっていました。

一方、松平武元(橋本じゅん)から情報を得た松平定信(宮舘涼太)は、ついに自分たちの出番が来たと不敵な笑みを浮かべ、新たな策を打ち出そうと動き始めます。

その頃、突如として浅間山が噴火し、江戸の空には火山灰が降り注ぎます。灰色の雪のように町を覆うその光景に、お知保(森川葵)たちは驚愕します。空気の重さに不安を覚えた倫子も、この現象をただごとではない兆しと受け止めていました。

この国家的危機に対し、家治は決断を下します。かつて閉門処分を下していた田沼意次(安田顕)を再び呼び寄せ、万感の思いを胸に、政の立て直しを託すことにします。

田沼も家治の真意を受け取り、もう一度力を尽くそうとしますが――。

そのころ倫子は、松島から家治の病状を逐一報告される中で、松島がかつて養育していた家基を亡くした苦しみにも思いを馳せていました。松島はかつて倫子のまっすぐな性格を疎ましく思っていましたが、今では心から感謝しており、家治の状態は分かり次第知らせると約束します。

そして、死期を悟った家治は倫子を枕元に呼び寄せ、これまでの感謝と愛を語ります。最後に残した言葉は、「三つ葉葵のように……」。その意味を残し、静かに息を引き取るのでした。

将軍の死を受けて、松平定信は即座に行動を開始。御三家・御三卿を味方に付け、田沼を老中職から排除し、さらには田沼の嫡男も命を奪われます。田沼家の屋敷も徹底的に取り壊され、定信はかつて自分を追い出した田沼への復讐を果たし、ついに老中首座の座を手に入れます。

その後、倫子はお品(西野七瀬)宛の届け物を受け取ります。中身を確認すると、足袋の中に隠された文が見つかります。その文には、家基の死を含む一連の非道が、定信の指示によるものだと書かれていました。差出人は猿吉(本多力)です。

倫子は定信を呼び出し、その手紙の内容を突きつけます。定信は文書の真偽に疑義を呈し、動じる素振りは見せません。しかし倫子は、「もしこれが真実なら、いつか必ず報いを受けることになる」と静かに告げます。

定信の策略に気づけなかった自分に悔しさを覚える倫子がいる中、大奥に火災が発生します。

避難を急かすお知保の声にも、倫子は「家治のもとへ行く」と応じます。すると、お知保も「ならば私もご一緒します」と付き添う決意を示します。その場に、お品も姿を現します。家治の死を知りながら、どうしても倫子に伝えたいことがあり、戻ってきたのです。

お品の口から語られたのは衝撃的な事実でした。家治は、貞次郎が実は生きており、倫子・お知保・お品の3人で彼を育ててほしいと託していたのです。三つ葉葵とは、まさにその3人を意味していました。

3人は火の手を逃れ、命をつなぎます。

その頃、混乱の中で逃げ惑う女中たちの視界に、田沼の姿が映ります。実は、城に火を放ったのは田沼自身だったのです。忠義を尽くしたはずの家治を失い、定信に全てを奪われた末の、悲しい末路でした。

田沼は最後に家治の部屋へと足を運び、切腹してその生涯を閉じます。

月日が流れ、倫子はお知保・お品、そして一橋家から迎えられた貞次郎――改名して豊千代と名乗る少年と共に生活しています。

しかし、倫子はこの先どう歩んでいけばよいか悩み続けていました。そんな折、ふと感じた胎動。倫子のお腹には、家治の忘れ形見が宿っていたのです。

大奥が復興し、再びその場に戻った倫子は、再びお品を側に置き、「この大奥で何が起きようと、私が皆を守る」と力強く宣言します。

5年後。定信が進めた質素倹約政策に、市中の民たちから不満が噴出し始めます。

倫子は動きます。徳川御三家・御三卿の支持を得て、意見書を提出。定信の罷免が正式に決定したことを、本人に伝えます。田沼を陥れたその手法を、今度は倫子が使ったのです。

愕然とした定信は、倫子に短刀を突きつけ、「もし自分が将軍の血筋だったなら、違う未来を選べたのだろうか」と問いかけます。
しかし、倫子は動じることなく、「私の夫は、何があっても家治公、ただお一人です」ときっぱり答えます。定信は力を失い、その場を去って行きました。

さらに10年が過ぎ、成長した豊千代は正式に養子として迎えられ、第十一代将軍・徳川家斉(鈴木福)として世に出ることになります。

浅光院(浅野ゆう子)に勧められ、倫子は家治の墓前に参ります。夫と過ごした日々を胸に、そして、2人の娘・万寿姫が嫁ぐという吉報を報告するのでした。

大奥2024 キャスト紹介と演技の見どころ

小芝風花×亀梨和也が見せる夫婦の葛藤と成長

小芝風花さんが演じる五十宮倫子と、亀梨和也さんが演じる徳川家治の関係性は、物語の中心軸です。
序盤は冷え切った関係でしたが、回を追うごとに少しずつ距離が縮まり、最終的には「信頼」という形に昇華されていきます。

特に注目すべき演技ポイントは以下の通りです:

  • 第6話:倫子が大奥の構造に初めて立ち向かう場面での表情の力強さ

  • 第9話:家治が初めて倫子に微笑みかけたシーンでの緊張と安心の絶妙な演技

  • 最終話直前:夫婦としての覚悟を交わすやりとりに込められた静かな感情

2人の演技のぶつかり合いは、「政治」と「愛情」という相反するテーマを、丁寧に表現しているといえます。

西野七瀬・森川葵・栗山千明ら実力派の火花散る女優陣

女性キャストの演技合戦も、今作の見どころの一つです。

女優名 役柄 見どころの演技シーン
西野七瀬 お品の方 倫子への忠誠と、陰謀に翻弄される心情表現
森川葵 お知保 家治に対する執着と寂しさの演じ分け
栗山千明 松島局 圧倒的な迫力で描かれる権力者の風格

とくに森川葵さんのお知保役は、視聴者から「憎めない悪役」として高い評価を受けており、愛情に生きる女性の複雑さを見事に演じきっています。

松平定信役・宮舘涼太、田沼意次役・安田顕ら男優陣の存在感

物語を政治的に締める男性キャストの演技も欠かせません。

  • 宮舘涼太さん(松平定信役)は、冷静で理知的な将来のリーダー像を体現

  • 安田顕さん(田沼意次役)は、家治の側近としての野心と忠誠を併せ持つ重厚な演技が光ります

2人の立場は対立しながらも、家治の側で影響を与える存在であり、政治ドラマとしての厚みを演出しています。

大奥2024のあらすじ振り返り|最終回に繋がる重要シーン総ざらい

倫子の覚醒と御台所としての成長

倫子は最初、「政略結婚に翻弄されるだけの姫君」でしたが、最終話では大奥を自らの意思で変えようとするリーダーに成長します。

その転換点は以下の通りです:

  • 第3話:松島局の理不尽な命令に屈しなかった決意

  • 第7話:お知保との対立から、自らの立ち位置を再確認

  • 第9話:大奥の女性たちをまとめようとする場面での指導力

このように、視聴者の多くが倫子に共感し、応援したくなる理由は、彼女が単なるお姫様ではなく「戦う女性」へと進化していく過程にあります。


家治の政治的覚醒と田沼意次との対立

家治の描かれ方にも大きな変化があります。
当初は無気力で周囲に流されるだけの存在だった家治が、田沼意次の進言や倫子の影響によって、将軍としての意志を持つようになる姿は物語のもう一つの主軸です。

主な見どころは:

  • 家治が田沼意次に対して「自分の意見を貫く」姿勢を見せたシーン

  • 側室を迎えるかどうかを悩み、最終的に決断を下す過程

  • 倫子とともに未来を築こうとする夫婦としての誓い

これらの変化を通じて、視聴者は「家治というキャラにも愛着が湧いた」と語っています。


松島局の陰謀とお品の忠誠が交錯する場面集

松島局は大奥の秩序を守るためなら手段を選ばない強敵として描かれており、倫子とは何度も衝突しています。

一方で、お品(西野七瀬)は、倫子の忠臣として行動しつつも、陰謀に巻き込まれて葛藤する姿が描かれました。

回数 シーン内容
第5話 松島局が倫子を失脚させようと動く策略
第8話 お品が松島局の指示を受けながらも倫子を守る決意
第9話 倫子が松島局の裏の目的を看破する名場面

この対立構造は最終話でクライマックスを迎え、視聴者にとっては「正義と忠義とは何か?」というテーマを深く考えさせる展開となっています。

歴史的事実とドラマ演出の違い|五十宮倫子と徳川家治の実像

史実の倫子と家治はどんな夫婦だったのか?

五十宮倫子(いそのみやともこ)と徳川家治は、実際に婚姻関係にありました。倫子は後桜町天皇の異母妹で、朝廷から将軍家に嫁いだ公家出身の女性です。
家治との婚姻は政略的な意味合いが強く、実際に夫婦仲が良かったのかどうかについては史料が少なく、評価が分かれています。

一方、ドラマ『大奥2024』では、最初はすれ違いながらも徐々に心を通わせていく夫婦として描かれており、「史実では語られなかった愛の物語」が補完されている印象です。

つまり、歴史上は「形式的な夫婦」だった関係が、ドラマでは「心の結びつき」を持つパートナーとして再解釈されているのです。


家治が「側室を持たなかった理由」に見る愛情の深さ

徳川家治は、実際には側室を迎えていません。
これは、歴代将軍の中では極めて異例の選択であり、家治がいかに倫子を大切に思っていたか、あるいは将軍としての責務と私情を分けていたかを物語っています。

ドラマでも、この点は重要なテーマになっています。物語の中では、

  • 側室を迎えるかどうかの葛藤

  • 田沼意次からの圧力

  • 倫子の立場への配慮

といった複数の要素が複雑に絡み合い、家治が最終的にどんな選択をするかがクライマックスとして描かれています。

この描写を通じて、視聴者は「将軍としての義務」と「一人の男としての誠実さ」の間で揺れる家治の人間性に共感を覚える構成になっています。

子どもたちの運命と将軍家の跡継ぎ問題

家治と倫子の間には実子が生まれませんでした。これが将軍家にとって大きな問題となり、結果的に家治の後継者には徳川家斉(田安家出身)が選ばれることになります。

一方、ドラマではこの「跡継ぎ問題」に焦点を当てつつも、子を持たない夫婦がどう生きるか、どんな「未来」を築くかという視点が強調されています。

視聴者にとっては、単なる血統ではなく、「どういう意志で政治を担うか」が重要であると気づかされる内容です。

視聴者の声&SNS考察まとめ|感動?衝撃?最終回への期待とは

TwitterやTVerレビューに見る反応の傾向

放送が進むにつれ、SNS上では「大奥2024」に対する感想が日々更新されています。とくにTwitterやTVerのコメント欄では、以下のような声が多く見られます:

  • 「倫子の成長に毎週泣かされてる」

  • 「家治の笑顔の破壊力がすごかった」

  • 「お知保にも感情移入してしまう自分がいる」

感情的な反応が多いのは、それだけキャラクターたちの内面が丁寧に描かれている証拠です。

また、放送終了後の感想投稿のピークは放送日から2時間以内に集中しており、リアルタイム視聴者の満足度の高さがうかがえます。

「倫子派」VS「お知保派」の感情論と共感の行方

物語の後半で話題を呼んだのが、「倫子派」か「お知保派」かという視点です。
どちらも強く美しく、異なる方法で家治に想いを寄せていたため、SNSでは「どちらにも感情移入してしまう」という声が多数ありました。

派閥 特徴 共感ポイント
倫子派 正統な正室、品格と覚悟の女性 御台所としての成長に胸を打たれる
お知保派 側室でありながら純愛を貫く女性 愛されるために必死な姿に涙

この対立構図は、物語をより立体的に見せる演出であり、「誰が悪いわけでもない」という視点が視聴者の共感を呼びました。


最終回後に語りたくなるテーマとは?

最終回を経て、視聴者が語りたくなるテーマは以下の3つに集約されます:

  • 「本当に愛とは何か?」

  • 「女性が自分らしく生きるとはどういうことか?」

  • 「権力と個人の幸せは両立するのか?」

これらは時代劇の枠を超え、現代の視聴者にも深く刺さるテーマです。
『大奥2024』は、江戸時代を舞台にしながらも、今を生きる私たちに問いかける物語として成立しており、視聴後に語り合いたくなる作品に仕上がっています。

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