テレビ朝日のドラマ「相棒 」で原田龍二さん演じる人気キャラクター・陣川公平(じんかわこうへい)の登場回の初登場や最後とは?
今回は「相棒」陣川くんの妹・恋の相手との恋愛エピソード、衝撃の人気エピソード「陣川という名の犬」など登場回を初登場から最後まであらすじネタバレをご紹介していきます。
相棒陣川の登場回の初登場エピソード!恋の相手は遠藤久美子だった!
陣川くんこと陣川公平とは?
今夜9時!『相棒season16』第11話「ダメージグッズ」~特命係 第三の男・陣川公平がついに帰還!! 特命係と共に不可解な転落死の謎を暴く!!事件のカギを握る“4人の女”…衝撃の真相とは!? ゲスト:原田龍二、真野恵里菜https://t.co/UjSESddguE pic.twitter.com/WKY6N3llWH
— 相棒 (@AibouNow) January 10, 2018
陣川公平(じんかわこうへい)警視庁刑事部捜査第二課 刑事・警部補
特命係に一時在籍したことがある自称“第三の男”。思い込みが激しく惚れっぽい性格から様々なトラブルを招く。知人女性が殺害された事件の後、ロンドンのスコットランドヤードで2年に渡って研修していたが、2018年に帰国。経済事件を担当する捜査二課に配属され、念願の刑事となった。
原田龍二さんが演じる人気キャラクター、陣川くんの本名は「陣川公平(じんかわ こうへい)」です。もともとは警視庁捜査一課で経理を担当していた彼ですが、どうしても現場で捜査をしたいという強い思いを持っていました。
その情熱から、自室の壁には指名手配犯の写真をびっしりと貼り、独自に捜査を進めるほどでした。
しかし、その思い込みが仇となり、なんと2度にわたって誤認逮捕を引き起こしてしまいます。
その結果、“人材の墓場”と呼ばれる「特命係」へと異動されることに。これが陣川くんの転機となりました。
かつて杉下右京の初代相棒・亀山薫の恋人、美和子からは「顔はいいけど、ちょっと残念なタイプ」と評されていた彼。
その言葉通り、イケメンながらも空回り気味なところが愛されポイントでもあります。
長年、裏方の経理に甘んじていた陣川くんですが、その後ロンドンでの研修を経て、ついに念願だった刑事の座を手に入れます。
とはいえ、相変わらず思い込みが激しく、美人にすぐ惚れてしまう性格は健在で、右京たちの捜査に巻き起こす混乱は一種の名物とも言える存在です。
そんな陣川くんが初めて登場したエピソードについて、ここから詳しくご紹介していきます。
シーズン3 第6話 「第3の男」 【2004年】
12月1日(水)
第6話 「第三の男」特命係に陣川警部補(原田龍二)が新たに配属された。はりきっているところを見ると、どうやら上司から特命係がどういう部署か知らされていないらしい。右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)から事実を知らされると…。
その夜、ヤケ酒をあおる陣川は、もともと経理担当だったが、事件捜査がしたいと密かに指名手配犯を追っていたが、その結果2度も誤認逮捕。それが原因で特命係に“島流し”にされたらしい。
翌日、何事もなかったように陣川は、アベック宝石強盗の手配書を手に登庁してきた。防犯カメラに捕えられた容疑者の女性とよく似た女が、陣川の部屋の向いのマンションに引っ越してきたという。2度も誤認逮捕をしているのにまだ懲りないのか。あきれて物も言えない薫をよそに、陣川は3度目の正直、間違いないと言い張る。どうせ他に事件もないし…。右京の一言で3人は陣川の部屋から女性・ハル子(遠藤久美子)の部屋をのぞき見。が、彼女が犯人かどうか見た目だけではわからない。もし犯人なら仲間と連絡を取り合うはずだ。右京はしばらく様子を見ようと提案、本格的な張り込みを始めることになる。
「張り込みか……」。
決意を新たにする陣川に薫は頭を抱えて…。
はしゃぐ陣川と不快感を露にする薫、そして冷静な右京と奇妙な3人は張り込みを開始。と、ある夜、ハル子のマンションの入り口付近で無線機を付けた不審な男を発見する。右京が外へ出ると男はすでにいなくなっていたが、沢山の吸殻が。ハル子の動きを見張っていたのだろうか?
陣川がハル子は犯人ではない、自分の勘違いだ、と言い出した。
「悪いことをする娘には見えません!」。やれやれ、今度は余計な思い入れを…。薫があきれていると、ハル子は学校帰りに怪しげな男の高級車に乗り込むとどこかへと消えてしまった。約2時間後、バイト先に現れたハル子だが、男とどこへ行き、何をしていたのかわからない。ひょっとして彼氏か。そんな推測にどこかショックを受けたような陣川を、薫は注意するが、バカにしたような薫の態度に陣川は逆ギレ。ムキになってハル子の指紋を採ろうとする。
陣川と客を装い居酒屋へ入った薫は、ハル子の前でわざとネコの写真を落とし、拾わせる。これで無事、指紋を採取。作業完了、のはずだったが、ネコの名前を聞くハル子と陣川が受け答えをしてしまい、さらには客にからまれたハル子を陣川が助けるなど、陣川は彼女の印象に残るような行動をとってしまう。そんな陣川の行動に薫の怒りは頂点に。逆に陣川も事件から降りると言い出すが、言い出しっぺの陣川を降ろすわけにはいかない、と薫は強引に引き止める。留守中ハル子の部屋を物色する不審な男が現れた。どうやら以前右京がマンション前で見かけた男と同一人物らしい。その日は自転車に乗って逃げた男を取り逃がすが、別の日ハル子が捨てたゴミを拾う男を拘束。男はマンションのオーナーの息子で、合鍵を使い女性の部屋に入っては下着を物色していたという。さらには盗聴、捨てたゴミまで。男の部屋調べると血のついた男物の財布が出てきた。男によると、ハル子の捨てたゴミの中から出てきたという。やはりハル子は犯人だったのか…。ショックを受ける陣川だが、事実は意外な方向へと展開していく。
引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_03/contents/story_3rd/0006/
陣川公平は、二度の誤認逮捕という痛恨のミスを犯し、結果として特命係に異動させられるのですが、なんと本人は“捜査一課へ異動した”と勘違いしていました。
その思い違いに気づいたのは、花の里でのひととき。杉下右京たちから左遷の事実を知らされ、ショックで泥酔してしまいます。
そんな矢先、陣川は近所に宝石強盗事件の容疑者によく似た女性が引っ越してきたと主張し、自信満々に右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)を巻き込んで、張り込み捜査を開始します。
ところがその女性、千葉ハル子(演:遠藤久美子)に、陣川はまさかの一目惚れ。恋に落ちた彼は真剣そのものでしたが、実は彼女には既に恋人がいたことが発覚。切ない失恋に終わってしまいます。
このエピソードが、陣川くんの“惚れっぽさ”が初めて描かれた印象的な初登場回となりました。彼の人間味あふれる行動が、今もなおファンの心をつかみ続けています。
相棒陣川の登場回の最後まで!恋の相手から妹のエピソードまで
シーズン6 第2話「陣川警部補の災難」:高橋ひとみ! 【2007年】
かつて特命係に配属されたこともある、捜査好きの早とちり、おまけに思い込みの激しい警部補・陣川(原田龍二)が殺人容疑で身柄を拘束された。瀬口(阪田マサノブ)という男を階段から突き落とした可能性があるという。犯行を否認する陣川だったが、瀬口との関係など詳細についてはなぜか黙秘する。
右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は陣川と瀬口の部屋などを捜査。陣川が人気女性ファンドマネージャーの咲江(高橋ひとみ)からストーカー被害について相談を受けていたことがわかった。
引用元:引用サイト
今回、陣川公平が心を奪われる相手は、ストーカー被害を訴えてきたファンドマネージャーの紫藤咲江(演:高橋ひとみ)という女性です。彼女の頼みを受け、張り切ってサポートしようとする陣川ですが、杉下右京は咲江の周囲で起きている不可解な事故に強い違和感を抱きます。
右京が彼女の関与を疑いはじめると、咲江に想いを寄せる陣川は憤慨。ついには右京の捜査に口をはさんでしまうという暴走ぶりを見せます。
しかし、最終的に右京の巧妙な推理と仕掛けによって、事件の真相は解明されることに。咲江の本性も明るみに出てしまい、陣川の恋は今回も実ることなく終わってしまいます。
物語の締めくくりでは、落胆した陣川が「花の里」でお酒に逃げるおなじみの姿に。こうした“失恋&飲み”という流れが、彼の定番パターンとなっていくのでした。
シーズン7 第18話 「悪意の行方」:原史奈【2009年】
右京(水谷豊)と元特命係の警部補・陣川(原田龍二)が何者かに拉致監禁された。程なく、匿名の通報を受けて駆け付けた警察に救出された右京は、特命係に恨みを持つ者の犯行と推理。調べで、現場に落ちていた携帯電話の持ち主の中学教師・真央(金子さやか)が元生徒に恨まれていると分かり、事件との関連を探る。
引用元:引用サイト
物語は冒頭からスリリングな展開に。杉下右京と陣川公平が何者かに拉致され、貨物船内に監禁されるという衝撃のシーンから始まります。
そんな彼らを救出するきっかけとなったのが、偶然通報してくれた女性・久保田優子(演:原史奈)でした。助けてもらった直後から、陣川は彼女にすっかり心を奪われてしまいます。
しかし捜査が進むうちに、監禁事件の背景には、ある高校の裏サイトの投稿が関係していることが明らかになります。そして、その掲示板の運営元であるIT企業に勤めていたのが、なんと優子本人だったのです。
自分が巻き込まれた事件に、思いを寄せていた女性が関与していた事実に気づき、陣川は深く落ち込みます。「これは運命の出会いだと信じていたのに…」という切ない言葉を残し、今回も「花の里」でお酒に酔いしれる姿が描かれました。
シーズン9 第5話 「運命の女性」:京野ことみ【2010年】
第5話「運命の女性」
惚れっぽい陣川(原田龍二)がひょんなことから知り合った奈緒(京野ことみ)と食事をしていたころ、空き巣に入られてしまった。犯人は鍵を使って部屋に入ったようだが、右京(水谷豊)は陣川が「落とした」という鍵は何者かが空き巣目的で盗んだのではないか、と推理。しかも陣川は前日に駅前に結婚式の引き出物袋を置き忘れていた。右京と尊(及川光博)は陣川と引き出物袋を取りに行くが、陣川の袋は朝一番に来た女性がプレミアの財布が入っているから、と言って引き取っていた!果たしてその女性は何者なのか?空き巣の目的とは?陣川の些細な出会いが、またも意外な事件へと発展する!?
ゲスト:原田龍二 京野ことみ
脚本:太田愛
監督:近藤俊明
引用元:公式サイト
この時期になると、陣川公平は周囲から“片想いばかりの男”として認知されるようになっていました。
今回、彼が心を奪われるのはイタリアンレストランで働く女性・桧原奈緒(演:京野ことみ)。毎回、彼の恋模様を描くエピソードでは、美しい女優が登場するのが恒例となっています。
奈緒との出会いは、陣川が彼女の行動を誤解し、置き引き犯だと思い込んだことから始まります。しかしその状況も、実は奈緒が仕掛けた巧妙な策略の一部でした。
すっかり惹かれてしまった陣川は、思い切って奈緒に気持ちを伝えます。ところが奈緒の返答は冷静でした。「あなたにとって私は運命の相手ではない」と優しくもはっきりと断られてしまうのです。
失恋のショックを抱えた陣川は、いつものように「花の里」でグラスを傾け、切ない思いを酒に流そうとするのでした。
シーズン9 第17話 「陣川警部補の活躍」 【2011年】
第17話 「陣川警部補の活躍」
陣川(原田龍二)が帰宅途中に立ち寄ったコンビニで万引き犯を逮捕。が、その犯人の門馬(中村靖日)が1年前、資産家の北薗(菅野菜保之)邸から500万円などを盗んだ犯人であることがわかった。思わぬ手柄に意気揚々とする陣川。が、窃盗事件を改めて調べた右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、なぜ門馬が1年前の事件現場に近いコンビニなどで万引きなどしたのか疑問を抱く。
窃盗事件のショックで脳梗塞に倒れ、今も後遺症に苦しむ夫を抱える摩耶子(霧島れいか)は、奪われた思い出の品オルゴールが帰ってくれば…と胸の内を吐露。その言葉に陣川はオルゴールを取り戻すと宣言してしまう。
そんな中、門馬が盗品を詐欺容疑で逮捕歴のある矢橋(國本鐘建)に売ったことが判明した。右京と尊は陣川と改めて万引き事件を検証。次々と明らかになる不審な点から、右京の推理が事件の意外な真相へと迫っていき…!?。ゲスト:中村靖日 霧島れいか
脚本:戸田山雅司
監督:東伸児
引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_09/story/0017/index.html
今回、陣川公平の前に登場したのは、どこかミステリアスな雰囲気をまとった既婚女性・北薗摩耶子(霧島れいか)。美しさと落ち着きを兼ね備えた彼女の存在に、いつものように陣川が惹かれてしまうのでは?と思いきや、今回はちょっと違いました。
二代目の相棒・神戸尊(及川光博)から「まさか、運命を感じてるんじゃないでしょうね?」と鋭く突っ込まれると、陣川はすかさず否定。「そんなわけありません!人の奥さんに恋なんてするはずがないです」と、珍しくきっぱり答えます。
恋愛体質と思われがちな彼にも、自ら決めた一線があったことが明らかになった一幕でした。今回は恋に落ちることもなく、ひたむきに事件解決に貢献。見事な働きで、右京たちからも評価されます。
そしてラストは、いつものように失恋に泣きながら酔いつぶれることもなく、上機嫌で物語を締めくくるという、陣川にしては珍しい“勝利の回”となりました。
シーズン10 第17話 「陣川、父親になる」:松本莉緒【2012年】
第17話「陣川、父親になる」2012年2月29日(水)9:00~9:54pm
あの陣川警部補(原田龍二)が、特命係の右京(水谷豊)と尊(及川光博)のもとへとやってきたかと思えば、なんと「父親になります」と言い出した。相手はすでに妊娠中で、今回も美人の由香利(松本莉緒)。美人にめっぽう弱い陣川はそんな彼女からある相談を受けていた。
由香利は数ヶ月に亘ってテレビのドキュメンタリー番組の密着取材を受けており、その番組の担当ディレクター麻紀が自殺した。が、由香利には麻紀が自殺するとは思えないという。右京と尊は陣川とともに由香利を訪ねる。
由香利によると生前、麻紀は「最高傑作になるから」と言っていたという。そんな彼女がオンエア前に自殺というのも確かに不自然だ。
鑑識・米沢(六角精児)の調べでは、麻紀は映像編集中に毒物を混入したコーヒーを飲み自殺。仕事に悩み、自殺する数日前には退職願を上司に提出していたのだが…。
些細なことが気になり、右京たちは独自の捜査を開始する!
陣川の今回の片思いは成就するのか!?
ゲスト:原田龍二 松本莉緒▲脚本・監督
脚本:守口悠介 監督:近藤俊明
引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/story/0017/index.html
今回、陣川公平が出会ったのは、優しく温かな雰囲気をまとった妊婦・青井由香里(松本莉緒)。彼女は未婚で子どもを育てる決意をしており、不倫などの関係ではないとわかった途端、陣川の恋心が再び動き出します。
由香里が勤める街の写真店で偶然出会った2人は、写真を通して距離を縮めていきます。陣川は、彼女と赤ちゃんの未来を一緒に歩みたいと本気で思い始め、「父親になる覚悟がある」とまで宣言します。
しかし物語はそう簡単には進まず、終盤になって由香里の元恋人が登場。彼が責任を取る形で復縁し、陣川の願いはあっけなく散ってしまいます。
やがて「花の里」に戻った陣川は、いつものようにお酒をあおりながら失恋の傷を癒やす時間に突入。そんな彼に、女将の月本幸子(鈴木杏樹)は少し悪戯っぽく「子持ちししゃも」を差し出します。思わぬ“ツッコミ系おつまみ”に、陣川は追い打ちを食らったかのようにさらに酔いが回っていくのでした。
シーズン11 第13話 「幸福な王子」:足立梨花【2013年】
第13話「幸福な王子」
2013年1月23日(水) 9:00~9:54pm特命係の部屋に陣川(原田龍二)がやってきた。が、あいにく右京(水谷豊)は留守。応対する享(成宮寛貴)を見て露骨に不機嫌になる陣川だが、享にはなにがなにやら訳がわからない。
そのころ右京はアートイベント企画会社社長・濱田(佐々木研)の殺害現場にいた。倉庫を調べると、高値がつけられるであろう作家の作品が5点なくなっていることが判明。社員の証言から濱田が借金をしていた添野(森岡弘一郎)という人物が浮上する。
享は悦子(真飛聖)の知り合いのあずみ(足立梨花)の自宅へ。自宅の庭から消えた彫刻を探してほしいという依頼を受けてのものだが、なぜか陣川も同行。あずみから話を聞いた享は他部署へ連絡しようとするが、陣川が自ら探すと勝手に約束してしまう。どうやら例によってあずみに一目ぼれしてしまったらしい…。
消えた彫刻に秘められた謎とは?
ゲスト: 原田龍二 足立梨花 山下規介
脚本・監督
脚本:徳永富彦
監督:近藤一彦
引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_11/story/13.html
陣川公平が今回心を奪われたのは、資産家のお嬢様である野間あずみ(足立梨花)。彼女は、甲斐亨(成宮寛貴)の恋人・笛吹悦子(真飛聖)の知人でもあり、甲斐を通じて陣川と出会うことになります。
物語の発端は、あずみの屋敷から庭に置いてあった彫刻が忽然と姿を消したこと。調査を依頼された甲斐が現場に向かう際、なぜか陣川も同行。あずみと顔を合わせた瞬間、彼のハートは撃ち抜かれてしまいました。
年齢差も気にせず、恋に一直線となった陣川は、あずみとの将来を妄想するあまり、なんと“2人で住む理想の家”まで探し始めてしまいます。
しかし運命はいつも彼に甘くありません。ほどなくして、あずみが交際中のイケメン彼氏を紹介したことで、陣川の恋はまたしても片想いで終了。
失意のまま「花の里」へ向かった陣川は、いつも以上にお酒が進み、普段は控えめな右京にまで絡み酒をしてしまうという珍しいシーンも見せました。恋に生きる男・陣川の暴走は、今回も実らぬまま幕を下ろします。
シーズン12 第11話 「デイドリーム」:雛形あきこ【2014年】
捜査一課で経理を担当する陣川(原田龍二)が、事件を未然に防ぐために力を貸してほしい、と特命係にやってきた。自分が見た悪夢を調べる為にネットの「夢診断」で知り合った大学の心理学部准教授・西牟田叶絵(雛形あきこ)から「自分が死ぬ不吉な夢をみて不安になった」と相談を持ちかけられたという。陣川が依頼を引き受ける相手は決まって美女だ。叶絵は予知夢をみる力があるらしく、陣川は叶絵の警護をすることに。享(成宮寛貴)は予知夢なんてと小馬鹿にした反応だったが、意外にも右京(水谷豊)は興味を示し、特命係も叶絵の警護に乗り出すことに…。
さっそく研修会が行われる会場で叶絵と落ち合った3人。通用口で不自然な水たまりの上を歩こうとした叶絵を突然、享が押し出す。叶絵を押し出したことに驚いた陣川は、何をするんだとばかり享を突き飛ばしてしまい…享は階段から落ちて足を負傷。重症である。実はその水たまりには致死するほどの電流が流れていたのを咄嗟に享が察知して叶絵を押し出してしまったのだった。実際水たまりに落ちた携帯は高電圧の火花を散らしていた。やはり叶絵の予知夢は当たるのか…。
ゲスト:雛形あきこ
引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_12/sphone/story/0011/
夢占いサイトを通じて知り合ったのは、大学で心理学を教える准教授・西牟田叶絵(雛形あきこ)。ある日、彼女は「自分が死ぬ夢を何度も見る」と不安そうに陣川に相談を持ちかけてきます。
叶絵は「予知夢をよく見る」とも語り、その発言にすっかり魅了された陣川は、自ら進んでボディガードを買って出ます。信頼を寄せられたことに舞い上がる陣川ですが、恋心はまたしても一方通行。
心が折れた彼はおなじみの「花の里」で深酒。そんな彼を見かねた月本幸子(鈴木杏樹)は、「陣川さんにふさわしい人、きっと現れますよ」と優しく励まします。
しかし、陣川は現実逃避モード。幸子の温かい言葉も届かず、今夜もまた静かに杯を重ねるのでした。
シーズン13 第17話 「妹よ」 陣川の妹が登場【2015年】
捜査一課で経理係をしている陣川(原田龍二)の妹・美奈子(水崎綾女)と連絡が取れなくなった。美奈子からの留守録の裏に、「早く乗せろ」という不穏な男の声が入っていたことから、陣川と旧知の仲である右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は捜査に乗り出す。企業から依頼を受けて人材を探すヘッドハンターをしているという美奈子。手掛かりを求めて部屋を調べると、謎の男から「例の件から手を引け」という脅迫めいたメールが届いていたことが分かる。しかし、勤務先の情報セキュリティーは厳しく、美奈子が今、どんな仕事を抱えていたか判然としない。それでも、わずかな糸口から、彼女が最近、大手電器メーカーの技術者と交渉していたこと。そして、引き抜きによる情報流出を警戒したそのメーカーが、調査会社を使って美奈子を調べていたことが分かる。
陣川の妹は、なぜ姿を消してしまったのか?
転職をめぐる情報社会の闇とは…!?
“第三の男”陣川が、妹のために命懸けの捜査に挑む!ゲスト:原田龍二 水崎綾女
脚本・監督
脚本:金井寛
監督:橋本一
引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_13/contents/story/0017/
今回は、陣川公平(原田龍二)の妹・美奈子(水崎綾女)がストーリーに初登場しました。
彼女はヘッドハンターとしてバリバリ働くキャリアウーマンですが、恋愛に関しては兄譲りの惚れっぽさがあり、何度も恋に破れている様子が描かれます。
そんな中、陣川が今回思いを寄せるのは、美奈子が勤める会社の女性社長・高柳沙織(魏涼子)。
聡明で華やかな高柳に心を奪われますが、やがて彼女にまつわる不正疑惑が浮上。真実を知った陣川は、「信頼していたのに…」と深く落胆し、自ら距離を置く決断を下します。
とはいえ、そもそも恋人同士だったわけでもないのに、勝手に始まって勝手に終わるという“いつもの展開”。そして最後は、失恋の痛手を癒やすかのように、行きつけの「花の里」で杯を重ね、見事に酔いつぶれてしまう陣川なのでした。
シーズン14 第12話 「陣川という名の犬」:黒川智花【2016年】
陣川公平(原田龍二)は、ある日ふらりと立ち寄ったコーヒー店で店主の矢島さゆみ(黒川智花)と出会い、彼女の優しさに心を奪われます。仕事で落ち込んでいた陣川に、さゆみが何気なく差し出した傘が、2人の距離を一気に縮めました。
さゆみの目には、うなだれた陣川が“迷子の子犬”のように映っていたのかもしれません。
今回は珍しく、さゆみの方からも好意を寄せられていた様子。しかし、物語は予想外の方向へ。なんとさゆみが命を奪われるという悲劇が起きてしまいます。
深いショックを受けた陣川は、現場で見かけた不審な男と指名手配犯の顔が一致していたことに気づき、自ら犯人に接触。怒りに任せて刃物を手にし、復讐に走ろうとするのです。
間一髪のところで杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)が現場に駆けつけ、陣川の暴走を止めます。結果的に犯人は逮捕され、陣川は功績を認められて警視総監賞を受賞。さらにロンドンでの研修にも送り出されることとなりました。
いつものような淡い恋の顛末と酔い潰れる展開とは異なり、感情の揺れや人間的な成長を描いたエピソードとして、陣川くんの中でもひときわ印象的な物語となりました。
シーズン16 第11話 「ダメージグッズ」:真野恵里菜【2018年】
ロンドンでの2年間の研修を経て、陣川公平(原田龍二)が再び警視庁に帰ってきました。しかし、海外生活を経験しても、根っこの性格は以前と大きく変わらなかったようです。
帰国早々、ロンドンで知り合ったという女性・岡村咲(真野恵里菜)を伴って特命係に姿を現します。咲は、親友だった麻里(川村ゆきえ)の死に納得がいかず、真相を突き止めたいと陣川に助けを求めたのでした。
年上のはずの陣川が、なぜか咲から「陣川!!」と呼び捨てにされている様子も印象的でしたね。調査の結果、麻里の死は自殺と判明しますが、咲はその場にいながら止めなかった友人・良子に怒りを爆発させ、刃物を手にしてしまいます。
その暴走を食い止めたのは、必死に咲を抱きとめた陣川でした。この場面では、普段の惚れっぽさを忘れるほど真剣な姿が見られ、視聴者からも「陣川くん、カッコいい!」との声が上がったことでしょう。
事件解決後は捜査二課への配属が決まり、彼にとって新たなスタートが切られました。とはいえ、女性にすぐ心を奪われる“陣川節”は健在。今後の活躍と恋の行方も見逃せません。
シーズン18 第16話「けむり~陣川警部補の有給休暇」:飛鳥凛【2020年】
ケアハウスの理事長が殺害され、現場の痕跡から“けむり”と呼ばれる連続窃盗犯の関与が浮上。けむりは、たばこの吸い殻以外、現場に何の痕跡も残さず、煙のごとく姿を消す窃盗犯。警察が20年以上追っても、いまだ捕まえることができない伝説的な存在として知られている。経済事件を担当する捜査二課の刑事になった陣川(原田龍二)も、以前からけむりを調べていた。ただ、今回の“強盗殺人”には違和感を覚えているらしく、右京(水谷豊)や亘(反町隆史)と一緒に捜査がしたいと、特命係に押し掛けてくる。陣川いわく、けむりが狙うのは、あくどい稼ぎをしている闇金や反社の事務所だけで、殺人を犯したのには何か深い理由があるはずだという。その夜、右京と亘は、決起集会という名目で陣川行きつけの“あおびょうたん”という居酒屋に連れて行かれる。陣川の惚れっぽさは相変わらずなようで、理沙(飛鳥凛)という店の従業員を、運命の人と信じ込んでいるらしい。そのはしゃぎぶりは、重蔵(小倉一郎)という店の常連客を、そそくさと引き揚げさせるほど。そんな中、けむりの犯行と思われる、新たな窃盗事件が発生し…!?
伝説の窃盗犯をめぐる事件は二転三転!
そんな中、陣川は“運命の人”を守るため、特命係と対立!?
殺人事件の背景に隠された驚きの真実とは…?ゲスト:原田龍二 飛鳥凛 小倉一郎
引用元:公式サイト
伝説的な窃盗犯「けむり」の行方を追うため、陣川公平(原田龍二)は特命係に協力を申し出ます。
ちょうどその頃、ケアハウスの理事長・山倉が殺害される事件が発生。現場には「けむり」と繋がりのありそうな痕跡が見つかり、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)、陣川の3人で事件の捜査に乗り出すことに。
調査の合間に、陣川行きつけの小料理屋「あおびょうたん」で情報共有を兼ねた飲み会を開く3人。店では女将・文江、料理人の誠也、ホールスタッフの理沙が働いており、どうやら陣川は理沙に夢中な様子。プロポーズを検討していることまで口にしています。
その様子を見ていた常連客の重蔵は、何とも言えない表情を浮かべ、そっと店を後にします。
そんな中、新たな「けむり」関連の窃盗が発生。残された証拠を分析すると、犯人は驚くべきことに重蔵であると判明します。
山倉の殺害についても、重蔵は犯行を認めますが、右京は状況に違和感を覚え、さらに深く掘り下げていきます。
調査の結果、重蔵と理沙には過去に接点があったことが明らかに。重蔵がランドセルを寄付した児童養護施設で、理沙は育っていたのです。
さらに、理沙の父親はかつて山倉の施設で勤務しており、山倉が入居者を突き飛ばして死なせた過去があったと判明。その事件は表向きは事故として処理されましたが、理沙の父はそれに納得できず、自首を勧めた末に命を落としています。
こうした背景を受けて、右京は理沙が復讐のために山倉を殺害したのではと推理。しかし、陣川はその推測に反発し、理沙を信じようとします。
そして捜査が進む中、新たな真実が明らかになります。理沙の父を殺したとされた男・遠藤は、拘留中に病死。その遠藤の息子が、あおびょうたんの板前・誠也だったのです。
誠也は父の無念を晴らすため、山倉と対峙し口論の末、刺してしまったと告白。理沙は誠也に正当防衛を主張するよう勧めましたが、「世間は殺人犯の子に理解を示さない」と誠也は諦めかけていました。
そこで理沙は「けむり」の犯行に見せかけ、自分が罪を背負う覚悟をしていたのです。
真相が明らかになり、理沙は連行されることに。その別れ際、陣川に向かって「プロポーズは嬉しかったけど、タイプじゃないの」と笑顔で一言。今回もまた、陣川の片思いに終止符が打たれました。
事件の一部始終を知った右京は、重蔵に対して静かに語りかけます。
「理沙をかばって罪を背負おうとしたあなたの気持ちは分かりますが、それは正しい行動ではありません。これからは彼女の父親代わりとして、正しい道へ導いてあげてください。」
こうして事件は収束しますが、陣川の恋心だけは、またしても実ることはありませんでした。
シーズン20 第4話「贈る言葉」【2021年】
陣川(原田龍二)は、高校時代からの友人で、現在はゲームクリエイターとして活躍している鴫野大輔(黒田大輔)から結婚式のスピーチを依頼され、大張り切り。しかし、内容が今ひとつのため、鴫野が長年世話になっているというスピーチライターの宮森由佳(瀬戸カトリーヌ)を紹介される。興味を持った右京が、陣川に同行し、由佳から話を聞いていると、陣川の携帯に鴫野から連絡が。突然、殺人事件の容疑が掛けられ、警察から事情聴取を受けているという。助けを求められた陣川は、右京と亘(反町隆史)をともなって急行。殺されたのは鴫野の下で働いていた元社員の男性で、死の直前、『お前を絶対に許さない。全てを公にして謝罪しろ』というメールを鴫野に送っていたという。内容から、ゲーム開発に関して、鴫野に恨みを持っていたと思われるが、鴫野自身は容疑を全面否認。それを信じた陣川は、右京と亘を巻き込み、独自の捜査を始める。ところが、その矢先、鴫野犯人説を裏づける、決定的な証拠が発見されて…!?
人気ゲーム開発の裏に秘められた殺意
カリスマクリエイターが隠したい秘密とは!?
陣川の熱い思いが、意外な真相をあぶり出す!ゲスト:原田龍二 瀬戸カトリーヌ
引用元:公式サイト
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今週放送✨#相棒 season20
第4話『贈る言葉』
11月3日(水)よる9時特命係“第三の男”が再び動き出す‼️
陣川の親友が事件の容疑者に⁉️⚡️
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— 相棒 (@AibouNow) November 1, 2021
高校時代からの親友・鴫野が結婚することになり、スピーチを依頼された陣川。しかしその原稿があまりにお粗末で、本人も困り顔。そこで鴫野は、評判の高いスピーチライター・宮森を紹介します。興味を持った右京も同行し、二人で宮森の話に耳を傾けている最中、衝撃の知らせが入ります。
なんと鴫野が殺人の容疑で警察に疑われているというのです。被害者は元部下の相島。死亡直前、鴫野に「絶対に許さない」と書かれたメールが送られていたことが判明し、状況証拠が揃い始めます。
鴫野は潔白を主張。スマートフォンを紛失しており、そのメールも見ていないと言います。彼の勤務先の社長・江口は「鴫野は不器用だが、ゲーム作りへの情熱は本物」と語り、新作を納得いくまで何度も延期するほどこだわりが強い人物であると証言。一方で相島は、かつて憧れて入社したものの、自分の意思で退職しており、強い恨みはなかったはず、とも述べました。
ところが、現場に残されたワイヤレスイヤホンに鴫野の指紋が付着していたことが判明し、彼は警察に連行されてしまいます。真相を探るため、陣川・右京・亘は鴫野の婚約者に接触。話を聞くうちに、彼が独立して自由な制作活動を志していたことが明らかになります。
その後、江口の抗議により鴫野は釈放。しかし、新たな情報が浮上します。鴫野のスマホを拾った清掃員が、それを江口に渡していたのです。そして驚くべき展開が。
なんと江口が鴫野を自宅に監禁していたのです。実は相島を手にかけたのは江口自身でした。スマホを通じて届いた脅迫めいたメッセージに恐れを抱き、相島と対峙した際にもみ合いとなり、命を奪ってしまったというのです。
その場に落ちていたイヤホンの存在を知っていた江口は、自分の犯行を隠蔽し、鴫野に罪をかぶせようと計画。遺書まで用意していたところ、右京たちが駆けつけ、鴫野は命拾いします。
ただ一つ謎が残っていました。なぜ江口は現場にイヤホンが落ちていたことを知っていたのか?
答えは、スピーチライター・宮森からの匿名メッセージ。「現場にイヤホンがあった、全てを見ている」との内容でした。
実は宮森と相島は旧知の間柄。鴫野の独立を巡り、相島の不満を煽ったのも宮森でした。相島が事件を起こす可能性を察し、彼の部屋に忘れていった鴫野のイヤホンを利用して、犯行を誘導したのです。
なぜ宮森はそこまでして鴫野に執着したのか?それは、自分が鴫野を今の地位に押し上げたと信じていたから。その恩を無視して独立しようとした鴫野を裏切り者だと感じ、復讐を企てたのでした。
事件が解決したあと、右京は鴫野にこう語りかけます。
「独立というのは建前で、実際はアイディアが枯れて創作に行き詰まっていたのでは?」
その言葉を素直に認めた鴫野に対して、陣川は励ましの言葉をかけます。
「逃げるか進むかだけじゃない。道は一つじゃないよ。先が見えてるより、見えない方がワクワクするでしょ」
この言葉に背中を押された鴫野は、自分を待つ婚約者のもとへと歩き出します。
今回の陣川は、いつものような恋愛話ではなく、友情を貫く姿が印象的でした。失恋ではなく、信頼と絆が描かれた異色の回でしたね。

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