花田旅館のモデルは松江の富田旅館で実在!小泉八雲が初めて滞在した宿

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NHK連続テレビ小説「ばけばけ」ヒロイン、トキ(高石あかり)の夫となるヘブン(トミー・バストウ)が寄宿する花田旅館のモデルは実在する?

「花田旅館」のモデルでヘブンのモデル、小泉八雲が初めて滞在した松江の宿「富田旅館」についてご紹介します。

目次

ばけばけ花田旅館とは?ヘブンが初めて滞在した宿!

ばけばけとは

朝ドラ「ばけばけ」は第113作目のNHK連続テレビ小説。

松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語で、原作はなくオリジナル作品です。

外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。

実在の人物である小泉セツ(1868-1932)をモデルとしますが、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描かれています。

小泉セツをモデルとした松野トキ役を高石あかりさん。

小泉八雲をモデルとしたレフカダ・ヘブン役をトミー・バストウさんが演じます。

花田旅館とは

花田旅館は、ヘブンが日本で初めて滞在することになる宿です。

1890年、トキは22歳になり、松野家でシジミを売り歩いて生活していました。

ヘブンは島根県知事の江藤安宗(佐野史郎)が、松江中学校の英語教師として、西洋人を招へいしたためやってきた人物。

ヘブンの通訳はトキが東京で出会った、錦織友一(吉沢亮)です。

松江にやってきたヘブンは、当初は松江一の旅館に滞在する予定でしたが、松江大橋近くにある花田旅館を気に入り、勝手に変更してしまいます。

花田旅館キャストは?

花田旅館の主人・花田平太 / 生瀬勝久

松江に滞在することになったヘブンが身を寄せる花田旅館の主人。地元でしじみを売るトキとは長年の顔なじみで、彼女とのやりとりにはどこか親しみがにじみます。温かい心を持つ人物で、困っている人には手を差し伸べずにはいられません。

ただし、率直すぎる発言が時に場の空気をかき乱してしまうこともある、少々おせっかいな一面もあります。

花田旅館の女将・花田ツル / 池谷のぶえ

花田旅館で平太と一緒に宿を切り盛りしている、頼れる女将。トキに対しては母のような優しさで接しており、その気さくで前向きな性格が、トキにとって大きな安心感となっています。明るくて肝が据わっており、時には厳しく背中を押す存在でもあります。

花田旅館の女中・ウメ / 野内まる

花田旅館でヘブンの身の回りを担当することになった女性スタッフ。落ち着いた雰囲気で、自分のペースを崩さずに仕事をこなします。外国人との交流にも臆することなく、自然体で接する度胸と柔らかさを持ち合わせています。

キャスト引用元 公式サイト

花田旅館のモデルは松江の富田旅館で実在!現存してる?

今は大橋館として現存

花田旅館のモデルは、松江の富田旅館です。今は大橋館として現存しています。

松江しんじ湖温泉|大橋館

住所 〒690-0843 島根県松江市末次本町40
TEL:0852-21-5168 FAX:0852-25-3485

本当に松江大橋のたもとにありますね。景観が素晴らしいです!

松江駅から歩いて15分、タクシーなら5分で行けます。

大橋館の公式サイトにはこうあります。

作家 小泉八雲が松江で初めて滞在したのが「富田旅館」であり、当館はその富田旅館の流れも汲んでおります。

1890年8月に縁があり、松江にある島根県尋常中学校(現島根県立松江北高等学校)島根尋常師範学校(現島根大学教育学部)に赴任する事となり英語教師に。
西田千太郎(錦織友一のモデル)をはじめ様々な理解者がそばにいた事と、穏やかかつ移ろい豊かな宍道湖の水面に心を奪われた八雲。
当時の松江は牛乳配達があり、西洋料理の腕をふるうシェフがステーキを出前してくれ、薬屋でビールも調達出来たとの事。
そんな西洋的環境が異国の生活のストレスを緩和していたのでしょう。
1891年1月頃には後の伴侶となる小泉セツを紹介され、順調に日本(松江)での生活基盤を整えていきます。

引用元 公式サイト

実在の富田旅館とは

小泉八雲さんは、来日して初めて滞在した富田旅館で、およそ3か月間暮らしました。

この一帯は当時、松江でも有数の繁華街だったそうです。

松江大橋の出入り口には記念碑があります。

富田旅館の川を挟んだ向こう岸に、セツさんの暮らす家があったとのこと。

カラコロ広場

小泉八雲さんは旅館から聞こえる、精米のドンドンと言う音や、物売りの声などを聞いていて、日本の庶民の生活を見聞きしていました。

松江に着いた翌朝に聞いた、松江大橋を歩く下駄の音を「忘れられない響き」と著書に記しています。

この下駄の「カラコロ」というが由来となり、富田旅館近くで、現在松江市・京店商店街のほど近くの場所が「カロコロ広場」と言われるようになりました。

エッグスフーフー

和服に着替え和食を食べるなど、日本の文化にも親しんでいたと小泉八雲さん。

富田旅館での朝食では、毎朝必ず「エッグスフーフー」を召し上がっていました。

何かわかりますか?目玉焼きです(笑)

日本の食事や文化にも馴染まれていたようですが、慣れ親しんだステーキやビールなども食されたいたといいます。

ビール

小泉八雲さんは毎晩、和菓子をつまみにビールを楽しんでいたそうです。

当時の松江でビールを扱っていたのは、橘泉堂山口卯兵衛商店(山口薬局)だけでした。

そこは大橋館のすぐそばにあり、現在は明治時代中期に建てられたレトロな建物のまま、山口薬局となっています。

住所:島根県松江市末次本町34
TEL: 0852-21-2700

このように小泉八雲さんは、この松江大橋近くの富田旅館で、およそ3か月に渡り暮らしていました。

なぜ富田旅館を3か月で出ていった?

ではなぜ小泉八雲さんは、気に入った富田旅館を3か月で出ていったのか?

それには諸説あるようですが、主な原因について小泉セツさんが「思ひ出の記」で綴っておられました。

小泉八雲さんは、16歳のころに片目を失明されています。

そんなこともあるのでしょう。富田旅館には目の病気を患っていた小さな娘さんがいたそうです。

気の毒に思い、小泉八雲さんは宿の主人に、病院に連れていくように言いました。

ですが主人は「はいはい」と言うだけで、一向に病院に連れていきません。

小泉八雲さんは「親の心ありません」と激怒。これが主な原因となり、宿を出たそうです。

これをモチーフにした出来事が、朝ドラ「ばけばけ」でも描かれるようです。

富田旅館で小泉八雲とセツは出会い結婚した?

小泉八雲さんとセツさんが出会ったのは、八雲さんが富田旅館を出て、次の場所に住むようになってからです。

その場所とは現在の「宿の蔵 Hug」です。

住所
島根県松江市末次本町21番地
電話番号
0852-21-2835 ※緊急時のお問合わせ

ここも富田旅館のすぐ近くです。

小泉八雲さんは日本で初の冬を迎え、あまりの寒さに体調を崩してしまいました。

そんな小泉八雲さんの身の回りのお世話をするため、セツさんが住み込みでやってきたのです。

それは1891年の始めのころでした。

18歳年上の外国人男性、しかも独身の男性と一緒に暮らす・・・。

当時としてはかなり勇気のいる決断だったと思います。

ですが「ばけばけ」でも描かれているように、育ての親の家はとても貧しく、家族の暮らしを支えるためでもありました。

ふたりはすぐに惹かれはじめ、恋仲になりましたが、正式に結婚するまでには数年かかったといいます。

当時は外国人との結婚手続きが困難で、小泉八雲さんが日本に帰化され、セツさんの戸籍に入るという形での結婚でした。

ということで、小泉八雲さんとセツさんが出会ったのは、富田旅館ではありません。

現在「宿の蔵 Hug」の場所にあった民家です。

まとめ

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」に出てくる花田旅館は、小泉八雲さんをモデルにしたレフカダ・ヘブンが、日本で初めて滞在した松江の宿です。

モデルは富田旅館で、現在は大橋館として現存。ヘブンさんは富田旅館でおよそ3か月暮らしました。

松江大橋のたもとにあり、今でもとても景色の綺麗な場所です。

朝ドラ「ばけばけ」にいよいよヘブンが登場ですね!

花田旅館でヘブンが、どんな生活をしていくのか楽しみです。

新たなキャスト俳優たちにも注目ですね!

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