妻夫木聡さん主演のTBS日曜劇場のドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』がついに最終回を迎え、ラストレースは有馬記念となるようですが、原作小説だと大活躍する馬が沢村一樹さん演じる椎名善弘が所有する「ビッグホープ」ですが成績、戦績や演じる馬とは?
「ビッグホープ」の戦績や馬、ロイヤルホープが親の血統やモデル、そして原作のネタバレから有馬記念の順位などご紹介していきます。封筒と関係?
【最新追記】ビッグホープが椎名善弘と山王が若手に対抗して生まれた馬だった!
最終回で、以降でも予想していた通り、ビッグホープが、椎名善弘が山王に渡した封筒に託した馬だったことが判明しました。
第7話のラストシーンでは、競馬界屈指の馬主である椎名(沢村一樹)が、病に伏す耕造(佐藤浩市)のもとを訪ねる場面で幕を閉じました。「社長にご相談がありまして。私、まだまだ子どもじみているもので」と、どこか意味深な言葉を残した椎名の登場に、視聴者の間でもさまざまな憶測が飛び交っていました。
続くシーンでは、椎名がその胸中を明かします。「私は、次代を担う若者たちの前に立ちはだかる壁でありたい」と、静かだが情熱を感じさせる言葉で耕造に語りかけたのです。
そして最終回ではその真相が明かされました。
その真剣な語り口に耕造は苦笑しつつ、「おまえも欲深いな」とニヤリ。そこには、かつての自分を重ねたかのような、含みのある眼差しがありました。
やがて、話は耕造がかつて所有していた伝説の名馬ロイヤルホープへと及びます。
耕造の息子・耕一(目黒蓮)が受け継ぐことのできなかったその血統を、椎名が種牡馬として使いたいと申し出ると――耕造はその提案を受け入れ、静かに笑みを浮かべながら「乗った」と返答。
そして若い人たちが継承した馬に対抗する馬を2人で誕生させようと言う椎名の申し出でした。
名馬の血が再び走り出すことを予感させる、希望に満ちた瞬間となりました。
そして、山王と椎名が生み出した馬が、ビッグホープ。有馬記念では、ロイヤルファミリーなど名馬を抑えてトップを取る感動の展開に大きな反響がありました!
ビッグホープとは?ザロイヤルファミリーで椎名善弘が落札したロイヤルホープが父親の馬!
ビッグホープとは?ザロイヤルファミリーで椎名善弘が落札したロイヤルホープが父親の馬!
テレビドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は、作家・早見和真氏による同名小説を原案とした映像作品です。原作はその文学的完成度の高さから高く評価されており、山本周五郎賞およびJRA賞馬事文化賞という二つの権威ある賞を受賞。競馬という題材ながら、コアな競馬ファンのみならず幅広い読者層に感動を与えてきました。
物語の軸となるのは、サラブレッドの成長と、それを取り巻く人々の情熱。馬の世界に生きる者たちの絆や対立、理想と現実のはざまで揺れる心のドラマが、家族・友情・夢・喪失・そして再生といったテーマと重なり合いながら、濃密に描かれます。
20年という長い時間軸の中で展開されるこの物語は、わずか1クールのテレビシリーズとは思えないほどスケール感にあふれ、登場人物たちの人生の軌跡が丁寧に描かれていきます。
主人公・栗須栄治(演:妻夫木聡)は、かつて税理士として堅実な道を歩んでいました。父の背中を追い、自分なりの成功を掴みかけていた彼は、ある出来事をきっかけに進むべき道を見失ってしまいます。
そんな栄治の人生に変化をもたらしたのが、競馬界の重鎮として知られる山王耕造(演:佐藤浩市)との出会いでした。カリスマ性と信念を持つ山王に心を揺さぶられた栄治は、やがて「ロイヤルファミリー」と呼ばれる競走馬の血統と深く関わっていくことになります。それは、彼にとって人生の再出発を意味する、新たな物語の始まりでもありました。
物語は、山王耕造から息子の中条耕一に馬や思いが引き継がれて、最終回では、耕一が父親の耕造が果たせなかった有馬記念での勝利を目指してロイヤルホープの子供・ロイヤルファミリーと挑んでいきます。
ビッグホープはドラマには登場していませんが、原作小説には登場しています。
沢村一樹さん演じる椎名善弘が所有する馬でセレクタリアセールで、落札したロイヤルホープの子供なんです。
ロイヤルホープについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
ロイヤルホープ役の馬とモデルとは?戦績や血統・騎手についても
ビッグホープが有馬記念でファミリーと勝負する
そんなビッグホープでは、原作小説通りだと、最終回の有馬記念のレースに登場して、ロイヤルファミリーや、椎名善弘の息子・展之の所有する期待のソーパーフェクトともに、クライマックスを盛り上る重要な馬です。
ロイヤルファミリーについては血統や戦績など以下の記事でご紹介しています。
ロイヤルファミリー【馬】の戦績や血統表・実在モデルについても
以下の記事ではソーパーフェクトについて詳しくご紹介していきます。
ソーパーフェクトの戦績や馬とは?血統や原作ネタバレ【ロイヤルファミリー】
以降ではそんなビッグホープについて、更に詳しくご紹介していきます。
ビッグホープ役の馬やモデルとは?
ビッグホープ役の馬
ビッグホープは、原作小説では、ラストの有馬記念でロイヤルファミリーと戦う、重要な馬として登場しますが、ドラマ「ロイヤルファミリー」には登場するのか、まだわかっていません。
原作小説通りだと、かなり重要なレースの結果で大注目される馬です。なので、個人的には登場してほしいと思っています。
どんな馬が演じるのか?登場するのか?わかり次第情報更新していきます。
ビッグホープのモデル・元ネタ
小説『ザ・ロイヤルファミリー』について、著者の早見和真氏は過去のインタビューなどを通じて、「実在の馬主や騎手を直接描いた物語ではない」と明確に述べています。
【お知らせ🐴🎤✨】
12/5(金)発売の雑誌『kotoba no.62』の中で、『ロイヤルファミリー』の原作者
早見和真さんと対談させていただきました😳表紙は『ウマ娘 シンデレラグレイ』のオグリキャップが目印です☺︎
ぜひお読みいただけたら嬉しいです🏇🌼https://t.co/HMwhxIoc2q https://t.co/XGMH2FqSZe pic.twitter.com/dvJjDnj5yo
— 藤原菜々花(ラジオNIKKEIアナウンサー) (@nanakamoshika) December 2, 2025
本作に登場する人物や競走馬には、特定の実在モデルが設定されているわけではなく、ノンフィクションや実録的な作品というよりは、あくまでも創作を基盤とした物語です。
とはいえ、その世界観すべてが完全に架空の産物かというと、決してそうではありません。早見氏はこの作品を執筆するにあたって、競馬の舞台裏に深く潜り込み、関係者たちへの綿密なヒアリングや現地取材を何度も重ねてきました。
その中で拾い上げられた、生の言葉、現場の熱気、関係者が抱える複雑な思いや緊張感――それら“現実の断片”が随所に編み込まれ、物語に厚みと説得力をもたらしています。
例えば、作中に登場する「ビックホープ」という馬も、特定の名馬を投影したものではありませんが、競馬ファンならどこかで記憶と重なるような、懐かしさや既視感を覚える存在として描かれている可能性があります!
本作が持つリアルな温度感や、まるでドキュメンタリーのような緊迫感は、何よりも作者自身が現場で感じ取った現実と、それを文学として昇華させる表現力によって生まれているのです。
ビッグホープの戦績や有馬記念の順位とは?原作ネタバレ【閲覧注意】
有馬記念の順位とは?原作ネタバレ
以降で、原作のネタバレをご紹介していきます。重要なネタバレになる可能性があるので、知りたくない人は閲覧注意です。
物語のラストレースとなる有馬記念では、山王耕造の息子・中条耕一が所有するロイヤルファミリーが父親が果たせなかった有馬記念での優勝を目指して、挑みます。
しかし一方で、優勝できなくても、優勝できても、ファミリーの限界が来ていると感じた耕一は、引退を決意していました。周囲からまだ引退しなくてもよいのでは?と説得されたものの、その決意は固く、ラストレースでした。
そんな有馬記念でのファミリーのライバルが、椎名善弘と息子の展之が所有する馬です。2人で合わせて4頭も有馬記念に出走すると言う、椎名家を中心に競馬界を回っていると言っても過言ではない状況でした。
2人が所有する馬の中でも、注目は一番人気のドラマでもすでに登場している三冠を達成した「ソーパーフェクト」。
そして2番人気が椎名善弘所有の「レインボーキャンプ」。そして9番人気が「ビッグホープ」でした。
しかし騎手はなんと佐木隆二郎。
最初はあまり注目されていなかったビッグホープですが、驚きのレース展開を見せることになります。
ビッグホープはスタートダッシュでつまづいて、大きく後手を踏みました。
レインボーキャンプが先頭集団につけて、ソーパーフェクトは中断のインのポジションで。そしてファミリーは後方からレースを進めていきます。
途中で前と後ろに隊列は綺麗に二分されて、ファミリーを含めた有力馬は後方に集中していました。
そしてゴールに向けて、有力馬たちが勝負に出ます。途中までは、レインボーキャンプが勝ちパターン。しかしファミリーも勝負に出てきます。
そしてレインボーキャンプ、ファミリー、ソーパーフェクトも出てきます。
ファミリーがトップに躍り出ましたが、そこにレインボーキャンプでもソーパーフェクトでもない馬が追い付いてきます。
そう・・・なんとビッグホープでした。
最終的にほぼ同時だと思えるゴールをしたファミリーとビッグホープでした。
すぐには判定がわからない僅差。しかし・・・なんと1位はビッグホープ。
そう、なんと優勝したのは、ビッグホープだったんです。
父親の悲願を果たすことができなかったファミリー。
以下の記事では、ここで終わりではなかった結末をご紹介しています。
ザロイヤルファミリー最終回ネタバレを原作から!有馬記念でどうなる?
戦績(成績)
このように、ファミリーが優勝すると思われたラストレースですがなんとホープの子供の「ビッグホープ」が勝利してしまう結末でした。
気になるのは、ファミリーを負かしてしまったビッグホープの成績、戦績だと思います。
小説では、ビッグホープが登場したのは、最後の有馬記念のレースだったんです。
なので、それ以前の順位などそのデータなどは残念ながらありません。
ただ1位だった有馬記念の成績を詳しく紹介すると
2017年12月24日 有馬記念(GⅠ)芝2500m 9番人気
ビッグホープは椎名の封筒と関係?
ドラマ「ロイヤルファミリー」では、椎名善弘が亡くなる前に入院していた山王耕造をお見舞いして、ある封筒を渡していたシーンが話題になっていて、このシーンの封筒の中身がまだわかっていない、伏線回収がされていないと話題になっていました。
以下の記事では、封筒を渡されたシーンのネタバレをご紹介しています。
ロイヤルファミリー椎名の封筒の中身とは?原作ネタバレや最終回への伏線?
そんな椎名の封筒の内容ですが、最終回に伏線回収されると思われます。
椎名が山王に封筒を託したり、何かを託すと言うシーンは、原作小説にはありません。
しかし、ビッグホープが関係しているのでは?と個人的に予想しています。
というのも、ビッグホープは、ロイヤルファミリーが父親の馬です。小説では、椎名がセレクタリアセールで、落札しています。
しかしドラマでは、勝つ馬を手に入れたい椎名が、ホープが父親の馬を手に入れるために山王に依頼したのがあの封筒なのでは?
そして最終回のラストでビッグホープが勝利して、伏線回収されるなって結末もあるのかな?と期待しています。

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