緊急取調室 大國塔子のモデルは重信房子?ネタバレ結末も

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天海祐希さん主演でシーズン4に放送されたエピソードが「緊急取調室 特別編」として再放送されますがゲストキャストの女優・桃井かおりさんが演じた伝説の活動家・大國塔子(おおぐにとうこ)に実在モデルはいるのか?気になるところだと思います。

ドラマ「キントリ」こと「緊急取調室  特別編」の伝説の活動家・大國塔子(おおぐに・とうこ)にモデルはいるのか?あの有名な重信房子、もしくは永田洋子なのか?あらすじネタバレを結末までまとめていきます。

目次

大國塔子とは?緊急取調室で桃井かおりが演じた伝説の活動家!

桃井かおりが搭乗の「緊急取調室」のエピソードが特別編として放送決定!

2025年12月26日に劇場版『緊急取調室 THE FINAL』が公開されるのを前に、その世界観をもう一度味わえるスペシャルな放送が決定!

同年12月19日(金)夜8時から、テレビ朝日系にて『緊急取調室 特別編』がゴールデンタイムにオンエアされます。今回は、シリーズファンの間でも語り草となっている2021年・シーズン4の第1話・第2話を中心に再構成された、2時間スペシャルバージョンです。

◆あらすじ:50年の沈黙を破った“黒い女神”、再び

物語の軸となるのは、かつて社会を揺るがすスピーチで名を馳せた女性活動家・大國塔子(桃井かおり)の登場。

50年前、国会前で“7分間の伝説の演説”を行い、市民と警察の衝突を止めた彼女は、長年の沈黙を破り、なんと航空機をハイジャックするという行動に出ます。

偶然その便に乗り合わせていたのが、緊急取調室の叩き上げ取調官・真壁有希子(天海祐希)。犯行の背景には、副大臣・宮越肇(大谷亮平)を狙った“ある疑惑”の追及が隠されていたのです。

命のやり取りが発生する機内での事件、そして取調室での緊張感溢れる対峙――。まさに、息を呑む展開が連続するハイレベルなサスペンスとなっています。

◆見どころ①:桃井かおり×天海祐希、“演技の火花”が散る圧巻のシーン

この特別編最大の注目は、何と言っても桃井かおりと天海祐希の芝居合戦

真壁と塔子――2人の女性が、正義とは何かを巡って真っ向からぶつかり合う取調室のやり取りは、静かでありながらも尋常ではない迫力。初共演とは思えないほどの緊張感と、“魂と魂の衝突”が画面越しに伝わってきます。

天海さんは撮影を「熱量がすごかった」と振り返り、桃井さんも「天海さんは私の俳優人生の中でも特別な存在」と語るなど、互いに深いリスペクトを寄せています。

◆見どころ②:シリーズ12年の歴史がついに幕を閉じる

『緊急取調室』は、初回放送から12年にわたって続いてきた骨太な刑事ドラマ。その集大成として描かれる劇場版を前に、この特別編はまさに“復習編”+“予告編”とも言える重要なポジションを担っています。

キントリメンバーたち(田中哲司、塚地武雅、比嘉愛未、鈴木浩介、小日向文世 ほか)との再会や、シリーズの核心に迫る伏線も散りばめられていますので、映画をより深く楽しむためにも必見です。

大國塔子とは?桃井かおりが演じた伝説の活動家!

そして更に、特別編の物語のキーパーソン・大國塔子(おおぐにとうこ)について更にご紹介していきます。

1970年5月16日午後、国会議事堂前で大学管理強化法案に反対する学生デモの際に国民青年派を代表して機動隊の突入を制して抗議演説を繰り広げたことが当時大きな話題となった活動家です。

極左集団の主要メンバーで。1951年5月13日生まれ(放送当時70歳の設定)でした。

その後、逃走したものの、潜伏先が見つからず、海外逃亡している可能性も報道されていました。

そんな大國塔子がなぜハイジャック事件を起こしたのか?そして、見つからなかった50年あまり、どこでどのように過ごしていたのか?その意外な真実が明らかになります。

大國塔子のモデルは重信房子か永田洋子?実在する?

大國塔子のモデルは実在する?

そんな中、話題になっていたのが、大國塔子が実在するのか?モデルがいるのか?ということです。

おそらく物語はオリジナルストーリーで、脚本家の方が誰をモデルにしたなどと明言されてはいないので、厳密に言うと、モデルはいないと思います。

しかしキャラクターを描く上で参考にした活動家の方はいたのではないでしょうか?

SNSでも学生運動・学生デモ・活動家・リアルで昭和の時代にあった出来事で、実在する活動家がモデルになっているのでは?と話題になっています。

そして放送後にある人物の名前が話題になっていました。

お名前が出ていた2人についてご紹介します。

重信房子

SNSで一番多く名前が出ていたのが重信房子氏。活動家としての知名度から名前が浮上したんだと思います。

その美しい容姿も話題になった人物です。

元・日本赤軍の主要人物として知られる重信房子は、明治大学文学部史学地理学科(夜間)に入学したのをきっかけに、当時盛んだった学生運動に加わります。

その後、過激派組織である共産主義者同盟赤軍派に加入し、より急進的な活動に傾倒していきました。

1971年には仲間の奥平剛士と表向きの結婚をして日本を離れ、中東に渡航。パレスチナ解放人民戦線(PFLP)に参加し、武装訓練などを受けながら、パレスチナを拠点とした活動の土台を築こうとしました。

1974年、日本赤軍という組織名に統一し、最高指導者としての立場に就任。この間、パレスチナ人の活動家男性と事実婚し、1973年にはレバノンで娘の重信メイさん(のちのジャーナリスト)を出産。夫とはその後、間もなく死別したとされています。

重信が関与していたとされるハーグ事件(1974年)をはじめ、日本赤軍は海外で数多くの武力行動やテロを起こし、彼女自身も国際手配の対象となりました。

1970年代半ばには北朝鮮にも足を運び、よど号ハイジャック事件の関係者と接触したことが、後年出版された関係者の書籍で明らかにされています。

その後、情勢の変化により中東での日本赤軍の影響力が低下。重信は偽造パスポートを使って帰国し、しばらくは大阪の支援者宅に身を潜めていたものの、公安当局に帰国を察知され、2000年に大阪府高槻市で逮捕されました。

彼女はハーグ事件に関与したとして、逮捕監禁罪と殺人未遂罪で起訴され、2010年に懲役20年の判決が確定

そして2022年5月28日、刑期満了により出所。長きにわたる激動の人生にひとつの区切りがつけられました。

永田洋子

東京都出身の新左翼活動家で、共立薬科大学(現・慶應義塾大学薬学部)を卒業。在学中から政治運動に関与し、1970年には京浜安保共闘の委員長を務めるなど、運動の中心的な立場に身を置いていました。

翌1971年には、赤軍派と統合して発足した連合赤軍の指導層に加わり、森恒夫に次ぐ組織内ナンバー2として活動。

1971年から1972年にかけて起きた、いわゆる「総括」と称した仲間内でのリンチによる大量◆害――連合赤軍事件において、中心人物のひとりとされます。

この事件に関連して、1972年2月、首謀者の森恒夫とともに逮捕。

1984年には拘置中に脳腫瘍の手術を受けるなど、健康状態の悪化が報告されるなか、1993年に最高裁にて◆刑判決が確定

しかし、その刑が執行されることはなく、体調のさらなる悪化により東京拘置所内で亡くなりました。

このように、以降でもご紹介しますが、2人とは多少その逃亡生活の状況やその後の顛末は違いますが、学生運動などをしていた有名な運動家の女性ということで、お二人の名前が浮上していました。

当時の有名だった女性運動家の要素を、取り入れた可能性があると思うので、女性活動家としてお2人をモデルではないまでも、意識して執筆された可能性もあるかと思います。

緊急取調室の大國塔子のネタバレ結末とは?

そんな大國塔子がどうなったのか?ドラマのネタバレをご紹介していきます。

飛行機で突如発生した緊急事態――真壁有希子と“伝説の女”の邂逅

出張で北海道へ向かう途中、刑事の真壁有希子(天海祐希)は空港で一人の高齢女性と出会います。迷子のように見えたその女性を気遣い、搭乗ゲートまで案内した有希子。しかしこの偶然の出会いが、数時間後に機内で大きな事件へと発展するとは、彼女自身も想像していませんでした。

離陸後、機内の雰囲気にわずかな異変を感じ取った有希子。その予感は的中します。なんと、その女性こそ、便を占拠したハイジャック犯だったのです。

その人物の名は、大國塔子(桃井かおり)。半世紀前、国会前での熱弁により一時代を象徴した伝説の元活動家。今は“黒い女神”と呼ばれ、世間からは姿を消していた人物が、突如として現れたのです。

標的は政府高官――元活動家の狙い

塔子の行動の目的は明白でした。同じ飛行機に偶然同乗していた国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)に、自身の口から不正を認めさせるという大胆な計画を実行に移したのです。

かつて理想を掲げていた塔子が選んだ手段は、まさに命がけ。腐敗した国家の構造を明るみに出すため、過激な方法で世論に訴えようとしていました。

しかし副大臣は、彼女の要求を一蹴。状況はさらに緊迫し、機内の空気は極限状態にまで張り詰めていきます。


混乱の中の悲劇と不可解な警察発表

事件がエスカレートする中、塔子は、副大臣の秘書である東修ニ(今井朋彦)の荷物に爆弾が仕掛けられていると明かします。

その場にいた有希子が荷物の確認に動こうとした矢先、東が突如として塔子に襲いかかります。もみ合う中で、塔子が所持していた毒針入り注射器が東に刺さり、彼はその場で命を落としてしまいます。

事態は緊急制圧へ。警乗していた山上善春(工藤阿須加)が塔子の足を撃ち、ようやく騒動は収束します。

幸い、爆弾とされたものは爆発には至りませんでしたが、警察は「処理中に爆発した」と発表。有希子は、明らかに実物を目にしており、その精度の低さから“ニセモノ”だと確信していました。

この違和感はさらに深まります。乗客が撮影した映像がネット上に拡散され、まるで有希子が容疑者を挑発して事件を悪化させたような誤情報まで飛び交い始めるのです。


謎が深まる塔子と警察の裏側――鍵を握るのは“爆弾”か“PC”か?

事件の真相を探る中、有希子は公安から事情を聴かれることに。警察内部でも、梶山(田中哲司)に対して上層部から圧力がかけられ、事件の深部を探る動きが牽制されていきます。

有希子は事件に不自然な点が多いことに気づきます。そもそもあの“爆弾”は明らかに玩具のようなつくりで、本物とは思えない代物。

さらに、警察側が爆弾処理時の映像を残していなかったこと、処理担当者の記録が不明であることから、「これは証拠隠滅ではないか?」という疑惑が浮上します。

夜、有希子は居酒屋で梶山に自身の仮説を語ります。

実は、東のカバンには爆弾など入っておらず、中身はPCだったのではないか。そのPCには副大臣・宮越の不正を示す証拠が保存されており、それを警察が隠蔽した可能性がある――と。

“小暮しのぶ”という偽名の謎と、塔子の孤独

塔子が名乗っていた“小暮しのぶ”という名前が実在する人物だったことが、捜査で判明。彼女は、塔子が長年潜伏生活を送る中で支え続けていた数少ない協力者の一人でした。

しかし、しのぶ本人は結婚のため塔子との関係を断ち、数年前には既に命を落としていたと見られています。奥多摩の山中から、切られた三つ編みの髪とともに彼女の遺体が発見されました。

塔子は、自らのおさげ髪でしのぶの首を絞めたことを告白。近所からは奇異の目で見られ、かつてのカリスマも今や孤独な“お下げの婆さん”と蔑まれていた現実が浮かび上がります。

真壁有希子、辞表を手に取り調べへ――60分間の真実

梶山は、警察上層部の妨害を乗り越えるため、有希子に辞表を提出させ、強引に塔子の取り調べを実行へと移します。

限られた60分間の中、有希子と山上は、塔子と亡き東の関係性に踏み込みます。

証拠映像には、東が自ら塔子の注射器に突き刺さっていくような様子も。彼が自ら命を断とうとしたのではという仮説が浮上します。

その理由は、東が命と引き換えに、宮越の腐敗を暴こうとしたから。塔子の爆弾騒動をきっかけに、PCが調べられればすべてが明るみに出る――その筋書きだったのではないか?

しかし、塔子は多くを語らず、取調室には刑事部長・北斗の妨害の影が及びます。映像を回収させようとするなど、真相の公表を必死に阻止しようとする姿勢が露骨に現れます。


事件の終着点と、残された謎――黒幕の影は晴れず

最終的に事件は、「東が自殺した」という形で処理され、塔子の罪も確定には至りません。

宮越副大臣は、疑惑について「心当たりはない」と濁すのみで、責任の所在は曖昧なまま。キントリ側が取調室で得た証拠映像は北斗に奪われ、金庫に保管されてしまいます。

一方、まだ未公開の“携帯電話”に残された記録は、梶山が保管しており、キントリのメンバーはあきらめてはいません。

ラスト、塔子が発した一言――「次は本物の爆弾を用意しないとね」――それは諦めではなく、どこか含みのある言葉でした。

モヤモヤする終幕が意味するものとは?

真壁有希子と大國塔子の一騎打ちは、緊迫感と人間ドラマが交錯した名場面。しかし、真の黒幕と思しき宮越肇の責任が曖昧なままで終わるラストは、視聴者に「正義とは何か」という問いを投げかけるような構成となっています。

物語は、すべてが明かされるわけではなく、むしろ「次の一手は?」という余白を残して幕を閉じます。

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