「シバのおきて」の実話エピソードやモデル・元ネタの雑誌や犬についても

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NHKドラマ10「シバのおきて」はフィクションに見えて、実は実話に基づいているという噂をご存知でしょうか?主人公・相楽俊一には実在のモデルがいるのか、登場する雑誌や柴犬・福助も本当にいたのかなど、気になるポイントがたくさんありますよね。

この記事では実話のエピソードや原作小説との違いや、モデルとなった人物・井上祐彦さんの驚きの経歴、さらには実在の雑誌『Shi-Ba』や犬との深いエピソードまで詳しくご紹介しています。「シバのおきては本当にあった話?」と感じた方へ、ドラマの裏側にあるリアルな物語をたっぷりお届けします。

目次

「シバのおきて」は実話でモデル元ネタの雑誌や犬について!

ドラマ『シバのおきて』が多くの視聴者の心を打つ理由のひとつに、「これ、実話なの?」と思わせるほどのリアリティがあります。実際、本作のストーリーは、実在の雑誌編集者・井上祐彦さんの人生をベースにした原作をもとに制作されています。



犬好きが高じて、異動や左遷を乗り越え、犬専門雑誌を立ち上げた編集者の奮闘。その裏側には、犬と人間の絆、そして仕事に対する情熱と悔しさが詰まっています。

視聴者からは「こんな編集者、本当にいるの?」という声も多く、モデルとなった人物や雑誌の実在性が注目を集めています。以下では、主人公・相楽俊一のモデル、登場する柴犬の元ネタ、実在する雑誌について具体的にご紹介していきます。

主人公・相楽俊一のモデルは誰?井上祐彦さんとは

ドラマの主人公・相楽俊一には、実在の人物がモデルとして存在します。その人物は、『Shi-Ba』という雑誌を創刊した編集者・井上祐彦さんです。

井上さんはもともと、パチンコ専門誌などの男性向け雑誌を扱っていた編集者でした。しかし、犬、特に柴犬への深い愛情から「柴犬だけの雑誌を作りたい」という熱意を抱くようになります。

当初は周囲に猛反対され、社内では半ば左遷のような扱いも受けましたが、それでも諦めずに情熱を持ち続け、ついには2000年に『Shi-Ba』を創刊。創刊号は売れ行きが好調で、続刊が決まり、徐々に人気雑誌へと育て上げました。

以下にモデルとなった井上祐彦さんとドラマキャラクターの比較をまとめました。

項目 ドラマ「シバのおきて」 実在モデル(井上祐彦さん)
名前 相楽俊一 井上祐彦
職業 雑誌編集者 雑誌編集者
扱う雑誌 柴犬専門誌「シバONE」 柴犬専門誌『Shi-Ba』
特徴 柴犬愛が強すぎる熱血編集者 犬の個性重視&ユーモアあふれる編集方針
実際の行動 左遷を経て雑誌を立ち上げる 左遷を経て『Shi-Ba』を創刊し成功

ドラマは井上さんのエピソードにフィクションを加えている部分もありますが、編集魂や犬への愛情の描写はかなり忠実に再現されています。

雑誌「シバONE」は実在する?モデルは『Shi-Ba』!

劇中に登場する柴犬専門雑誌「シバONE」。実はこれも完全な創作ではなく、実在する雑誌『Shi-Ba(シーバ)』がモデルです。

『Shi-Ba』は、柴犬だけに特化した専門誌として2000年に誕生し、当初から異彩を放っていました。他のペット雑誌と違い、「犬を擬人化しない」「犬本来の性格や問題行動にも正面から向き合う」といった編集方針が特徴です。

創刊号のキャッチコピーはなんと「しつけ不要、柴のままでよし!」。
人間に従わせるよりも、柴犬らしさを尊重しようというユニークなスタンスが話題を呼び、多くの柴犬愛好家から共感を集めました。

雑誌名 シバONE(劇中) Shi-Ba(実在)
創刊年 記載なし 2000年
特徴 柴犬に特化、リアルな犬と飼い主の関係性を描く 問題行動や個性をありのままに取り上げるスタイル
キャッチコピー ドラマ中では明示なし 「しつけ不要、柴のままでよし!」

この雑誌が成功するまでの背景や、発行までの苦労は、ドラマの大きな見どころの一つでもあります。

飼い犬・福助の元ネタも実在する?→ 福太郎くんのエピソード

ドラマで相楽俊一と行動を共にする「福ちゃん」こと柴犬・福助。このキャラクターにも実在のモデルが存在します。その犬の名前は福太郎くん。

福太郎くんは、井上祐彦さんが実際に飼っていた柴犬で、編集部でも“編集犬”として活躍していました。
『Shi-Ba』の誌面にもたびたび登場しており、表紙や特集記事の中心に登場することも多かった存在です。

特に印象的だったのは、「編集長より人気がある」と冗談を言われるほどの愛されぶりで、柴犬らしい頑固さと人懐っこさを兼ね備えたキャラクターが、読者から圧倒的な支持を受けていました。

項目 福助(ドラマ) 福太郎(実在)
役割 主人公の相棒 編集部の看板犬
性格 マイペースで表情豊か 頑固で自由人タイプ
登場媒体 ドラマ本編 雑誌『Shi-Ba』表紙・企画記事など

犬との絆だけでなく、「犬を主役にして雑誌を作る」という挑戦もリアルだったからこそ、多くの人の共感を呼んでいるのです。

ドラマ「シバのおきて」の実話エピソード!シバ川柳や看板犬の悲しい別れ

シバ川柳で大バズり

ドラマでは、突如、ページが埋まらなくなり、締め切り直前で相楽が思いついた柴犬の川柳を載せたところ、バズって話題になる展開に。

これは、原作のフィクションで描かれた実話エピソードです。

ページが埋まらなくなった背景は実話とは違いますが、4ぺージの空白ができてしまい、焦った井上さんが、柴犬の川柳「しばせん」を思いつきで載せて、そのコーナーが人気になったんです。

「ポーズとれ?俺は犬だぞ カメラマン」など犬の気持ちになった川柳が大人気になり、「しばせん」は平成15年の新年号の人気ページ第一位に輝いたんです!

なんと実話のエピソードでした。

看板犬の悲しい別れ

福ちゃんこと福助の相棒、兄貴の看板犬のボム。

ボムの声は津田健次郎が担当していることも話題ですね。かわいい黒柴のボムちゃんですが、モデルは雑誌シーバの看板犬だった「ポジ」くんだと思います。

原作では、ポジくんがガンになってしまい、亡くなってしまう悲しい別れが。そして、ドラマの予告から、おそらくボムちゃんも悲しい別れが訪れるようです。

看板犬との悲しい別れをドラマでも描くと思われます。

ボムくんについては、以下の記事でご紹介しています。

シバのおきて ボム役はゆず!声は誰?死亡する病気なの?

原作『平成犬バカ編集部』とドラマの違い

NHKドラマ10「シバのおきて」は、原作の『平成犬バカ編集部』(片野ゆか著)をベースに制作されていますが、物語には随所にフィクションが盛り込まれています。読者が原作とドラマの両方を楽しめるよう、脚本家・徳尾浩司さんが新たな人物設定や物語展開を加えており、原作とはまた違った魅力が生まれています。

 ドラマオリジナルキャラ・石森玲花は実在しない?

最もわかりやすい違いは、編集部の新人・石森玲花(演:飯豊まりえ)の存在です。このキャラクターは、原作には登場しないドラマオリジナルの人物です。石森は「犬が苦手」という設定で、編集長・相楽俊一との対立や衝突を繰り返しながらも、次第に犬への理解を深めていく姿が描かれています。

石森の役割は、犬好きではない立場から編集部に飛び込むことで、視聴者と同じ目線で物語を進行させる重要なポジションです。このように、ドラマではオリジナルキャラクターを通じて、より幅広い層に感情移入しやすい構成が意識されています。

 フィクション要素とリアルな編集部の描写のバランス

ドラマは、原作のリアルな編集部の日常をベースにしつつも、人物同士の人間関係やドラマチックな展開に重点を置いています。例えば、編集部員同士の対立や、出版社の社長との駆け引きなど、視聴者が楽しめるような緊張感あるやり取りが加えられています。

また、ドラマでは柴犬「福助」が物語のキーパーソンとなり、主人公・相楽の心の支えとして大きな役割を果たします。原作でも愛犬・福太郎は大切な存在ですが、ドラマではさらに“福助の存在感”が強調され、人と犬との絆が物語の軸になっています。

 原作にない「犬のセリフ」はどう描かれているのか

もうひとつ注目すべき違いは、「犬のセリフ」の演出です。ドラマでは、福助(声:柄本時生)やカメラマン・三田の愛犬ボム(声:津田健次郎)が“声”を持ち、感情をナレーションのように語ります。

これは原作にはなかった大胆な演出ですが、「犬はこんなことを思っているかも」という想像を膨らませる仕掛けになっており、脚本家・徳尾浩司さんの遊び心が光る部分です。とはいえ、犬たちは人間のようにベラベラ話すわけではなく、「うーん」「……何言ってんの、コイツ」程度の軽妙なセリフで構成されており、リアリティとユーモアの絶妙なバランスを保っています。

実話モデル・井上祐彦さんの知られざる経歴

主人公・相楽俊一のモデルである井上祐彦さんは、ドラマのストーリーと同様に「犬バカ」として知られる実在の編集者です。しかし彼のキャリアは意外な転身に満ちており、知れば知るほど興味が湧いてきます。

 パチンコ雑誌編集長から柴犬専門誌創刊へ

井上さんは、辰巳出版に中途入社し、当初はパチンコ雑誌の編集長を務めていました。30万部超えの大ヒットを記録するなど華々しい実績を残しますが、編集部の反発を買い、突然の左遷通告を受けます。

その後、社内で“実質的な戦力外”となるも、「どうせなら自分が心から愛せるテーマで勝負しよう」と考え、愛犬・福太郎をきっかけに日本犬専門雑誌『Shi-Ba』の創刊に挑みます。

当時、日本犬専門誌は存在しておらず、井上さんは前例のないジャンルに飛び込んだパイオニアでした。

『Shi-Ba』成功の裏にあった葛藤と左遷の真実

『Shi-Ba』の創刊は、決して順風満帆ではありませんでした。初期の雑誌は広告もほとんど入らず、書店での取り扱いも少なく、赤字が続きました。

井上さんは、自らカメラを持ち、犬の写真撮影にも奔走。何度も企画を練り直し、「笑える柴犬」「ファッション特集」「犬の個性を引き出す記事」など、既存のペット雑誌にはなかったユニークな切り口で読者の心を掴んでいきます。

やがて『Shi-Ba』は、口コミでじわじわと人気を集め、「こんな雑誌を待っていた!」という読者からの熱い手紙が続々と届くまでになります。この経験を通じて井上さんは、“犬と真剣に向き合う雑誌”の必要性を再確認したそうです。

 編集者から植木職人へ?現在の意外な職業とは

驚くべきは、井上さんが現在「植木職人」として活動しているという事実です。編集者としての第一線を退いたあと、新たな道として選んだのが造園の世界でした。


2024年にはノンフィクション作家・高野秀行さんのイベントに「元編集長・現植木職人」としてゲスト出演しており、その異色の経歴に注目が集まりました。

犬バカとして編集界に新風を吹き込んだ井上さんですが、今も“好きなことに全力で取り組む姿勢”は変わっていません。その生き方こそが、「シバのおきて」というドラマに通じる大きなテーマでもあります。

 

 雑誌『Shi-Ba』はどんな雑誌?人気の秘密と現在

柴犬専門誌『Shi-Ba(シーバ)』は、2000年に創刊された日本初の柴犬オンリー雑誌です。ユニークなのは、単なるペット情報誌ではなく、柴犬と飼い主の関係に焦点を当て、笑いやユーモアを交えた特集を毎号組んでいる点です。

創刊当初は売上が伸び悩んでいましたが、「柴犬をあえてボンレスハムのように撮影する」などの尖った企画で注目を集め、読者の心を掴んでいきました。今もなお発行が続いており、犬雑誌の中でも根強いファンを抱えています。

『Shi-Ba』の基本情報

項目 内容
創刊年 2000年(平成12年)
発行元 辰巳出版
雑誌の対象 柴犬を中心とした日本犬とその飼い主
特徴 ユーモアあるビジュアル、個性派犬、編集部主導の濃い企画
現在の発行状況 季刊誌として継続中

 どこが違う?一般のペット雑誌と『Shi-Ba』の特色

一般的なペット雑誌は「しつけ」「健康」「食事」などの実用的な情報が中心ですが、『Shi-Ba』はそれとは一線を画しています。編集方針において最もユニークなのは、柴犬たちの個性を前面に押し出す“エッジの効いた演出”です。

  • グラビア写真に笑いを取り入れる
  • 犬の失敗談や暴走エピソードも隠さず掲載
  • 読者投稿による“犬バカ”紹介ページが人気

こうした「かっこよさ」ではなく「親しみやすさ」に重点を置いた作りが、他の雑誌と大きく違います。

なぜ売れた?「ユーモア」と「柴犬愛」の編集方針

『Shi-Ba』が爆発的な人気を得た理由は、“ガチすぎる柴犬愛”と“尖った笑い”の融合にあります。創刊時、編集長の井上祐彦さんは「VOGUEを超えるペット誌を作る」と意気込んでいましたが、福太郎(愛犬)の撮影中に「笑われる姿」に編集の方向性を転換。

編集方針のポイントは以下の3つです。

  • 飼い主もクスっと笑える「犬の表情」に着目
  • 飼育マニュアルより「共感できる犬バカ体験」
  • 猫雑誌に負けない「犬の面白さ」をビジュアルで訴求

この編集スタイルが柴犬ファンに突き刺さり、「こんな雑誌を待っていた!」という声が全国から寄せられました。

『Shi-Ba』創刊号に込められた裏話と編集魂

創刊号には、愛犬・福太郎のグラビアを中心に、素人ながらも熱意だけで突っ走った編集部の情熱が詰まっていました。当時は予算もなく、人手も不足。しかし、井上さんは仲間たちと何度も試行錯誤し、妥協せずに1冊を仕上げました。

創刊当時のエピソード:

  • 柴犬に服を着せて“スーパーヒーロー風”に撮影
  • しかし出来上がったのは“ボンレスハム”姿
  • 撮影現場での笑いが大きなヒントに

結果として「無理にかっこつけない柴犬の魅力」が受け入れられ、創刊号は口コミでじわじわ売れ始めました。

原作者・片野ゆかさんの思いとドラマ化の背景

ドラマ「シバのおきて」の原作は、片野ゆかさんによるノンフィクション作品『平成犬バカ編集部』です。片野さん自身も犬好きであり、多くの犬関連作品を世に送り出しています。原作は日本犬と人間の関係を深く掘り下げた「犬現代史」とも呼べる内容です。

 片野ゆかさんの犬に対する想いと過去作品

片野ゆかさんは1966年生まれ、東京都出身のノンフィクション作家です。自身も犬と暮らす生活をしており、その体験をもとにした作品が多くの共感を集めてきました。

代表作:

  • 『犬部!』(北里大学獣医学部の学生たちの活動記録)
  • 『昭和犬奇人 平岩米吉伝』(小学館ノンフィクション大賞受賞)

いずれの作品も、犬への深い愛情とリアルな観察眼が光ります。

 原作誕生のきっかけと『平成犬バカ編集部』執筆の裏側

この原作は、編集者として奮闘した井上祐彦さんとの出会いがきっかけです。編集部の笑いあり涙ありの裏側を描きつつも、そこに登場する犬たちが人間関係を繋ぎ直していく描写にこだわって執筆されました。

ドラマでは人物設定やエピソードの一部がフィクションとして脚色されていますが、骨格は原作に基づいています。

 ドラマ化に対する原作者コメントと視聴者へのメッセージ

片野さんはドラマ化に際し、「この物語が犬から人間が学ぶきっかけになれば」とコメントしています。特に現場では“犬ファースト”が徹底され、撮影中も犬たちへの配慮が最優先だったといいます。

視聴者へのメッセージとしては「犬と共に生きる日々の尊さに、もう一度気づいてほしい」という強い想いが込められています。

 実話をもとにしたドラマとしての魅力とは?

「シバのおきて」が多くの視聴者に支持されている理由は、ただの犬ドラマではないからです。実話をベースにしつつ、人と犬との“再生の物語”として描かれているため、共感や感動を呼び起こします。

視聴者に届く「犬×人」の温かなメッセージ

ドラマでは、犬が飼い主の人生を救うパートナーとして描かれています。心が折れそうなとき、ただそばにいるだけで救われる――そんな経験を持つ視聴者も少なくないはずです。

作品に込められたメッセージ:

  • どんなに失敗しても、犬は味方でいてくれる
  • 人間よりも誠実で、嘘をつかない
  • 無条件の愛は、時に人を立ち直らせる力になる

リアルすぎる!制作現場の犬ファーストな取り組み

撮影中、もっとも大切にされたのは“犬たちの健康と心のケア”です。出演している犬たちはすべてタレント犬ですが、休憩時間や移動にも十分な配慮がされています。

  • 撮影時間の制限
  • 動物看護師の常駐
  • 撮影の合間にリラックスできる専用エリアの用意

こうした環境づくりが「リアルな犬の表情」を引き出し、作品の完成度を高めました。

犬を通して描かれる“人間の再生”ストーリーの感動要素

「シバのおきて」は、単なる犬好きの物語ではありません。犬と過ごす時間が、主人公や周囲の人々にどんな変化をもたらすのかが、丁寧に描かれています。

人間ドラマとしての魅力:

  • 職場で孤立した編集長が、犬との出会いで変化
  • 編集部員たちの関係修復
  • 犬嫌いだった登場人物が少しずつ心を開いていく展開

どのキャラクターも“犬との関係”を通じて成長していくため、毎回のエピソードに温かい余韻が残ります。

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