フジテレビの草彅剛さん主演の月曜ドラマ「終幕のロンド(しゅうまくのろんど)」の最終回のネタバレ結末はどうなるのでしょうか?
「終幕のロンド」の原作とあらすじネタバレを結末までと最終回の予想とキャスト脚本家などまとめてご紹介します。真琴との恋愛や集団訴訟はどうなる?
【最新追記】終幕のロンド最終回ネタバレ予想!真琴との恋愛や集団訴訟はどうなる?
ついに最終回を迎えるドラマ「終幕のロンド」。結末はどうなってしまうのか?まずはあらすじ予告をご紹介します。
最終回あらすじ予告
彩芽(月城かなと)のリークによって関係が表沙汰になってしまった樹(草彅剛)と真琴(中村ゆり)。しかも、それぞれが集団訴訟の原告側と被告側の人間とあって、マスコミは二人の関係を禁断の愛だと騒ぎ立てる。騒動のせいで陸(永瀬矢紘)は学校へ行けなくなり、『Heaven’s messenger』にも次々とキャンセルの電話が。対応に追われる仲間の姿を目の当たりにした樹は、申し訳なさでいっぱいになる。さらに悪い知らせは続き、波多野(古川雄大)の話では、裁判で『御厨ホームズ』の実態を証言するはずだった壮太(矢野聖人)が、やはり証言はできないと考えを翻してしまったという。樹が真意を聞きに行くと、壮太は彩芽に呼び出されことを明かし、情報が御厨側に漏れている可能性を示唆する。
一方、真琴も騒動の影響で進めていた新作絵本が頓挫してしまい、ほとぼりが冷めるまで、かつて両親が暮らした下田の家に避難することに。樹も、陸を連れて一緒に行かないかと誘われるが…。
シングルファーザーとして生きる一方で、遺品整理人としてさまざまな事情を抱える家族に寄り添ってきた樹。真琴と出会い、ささやかな幸せを感じるようになった矢先に、長年にわたって死者の尊厳を踏みにじってきた巨大企業と対峙することに。周囲を巻き込む大騒動の結末。また、切なくも温かな大人の恋”の行方は――。
引用元:公式サイト
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「#終幕のロンド
ーもう二度と、会えないあなたにー」
✦最終回 12月22日(月)よる10時放送✦
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━集団訴訟が始まった矢先、
世間に知られてしまった樹と真琴の関係。
訴訟を進める磯部だけでなく
Heaven’s… pic.twitter.com/QnTmNtK4Wz— 『終幕のロンド』10月クール月10ドラマ【公式】 (@shumaku_rondo) December 15, 2025
ついに集団訴訟に歩き出した樹や被害者家族たちですが、なんと樹と真琴の関係がマスコミで騒がれたことで、職を追われ、訴訟にも大きな影響が。
そんな中、訴訟そして恋愛はどうなるのでしょうか?
最終回ネタバレ予想!真琴との恋愛や集団訴訟はどうなる?
恋愛はどうなる?
樹を守るために、離婚しないと決意した真琴ですが、父親との確執もあり、変わった利人(要潤)は今までのやり方を改めて考え直すのでは?
そして最終的に離婚を認めて、離婚が成立。
ただ気になるのが、真琴のことをずっと好きなことがわかった、利人の妹の彩芽(月城かなと)。
真琴への思いが叶わないことから、兄と結婚させるという驚きの真相がわかりました。
しかし最終的には真琴とも以降でご紹介する訴訟も含めて関係が解決して、真琴の幸せを願う展開になるのでは?
真琴と樹とのハッピーエンドを予想します。
集団訴訟はどうなる?
長年にわたり、自ら命を絶つ社員が何人もいたことがわかった、御厨ホールディングス。
磯部豊春(中村雅俊)の息子も過去に命を絶っていました。
体調が悪くなった豊春の代わりに、集団訴訟の手伝いをすることになった樹。
しかし真琴との関係がマスコミで騒がれたことで、集団訴訟チームに迷惑をかけることになった樹。
御厨ホールディングスでは、剛太郎(村上弘明)が後継者に彩芽(月城かなと)を指名して彩芽が社長となり、訴訟を担当することになり、当初は徹底的に戦いに来ると思いますが、実際に命を絶った理由など、その事実を知り、父親である剛太郎の反対を押し切って樹や真琴(中村ゆり)の味方となり、父親を裏切って、被害者に謝罪して和解する展開になると思います。
そのきかっけを作るのは、樹に説得された利人(要潤)になるのでは?兄弟で父親に翻弄されてきたと思うので、利人が彩芽(月城かなと)に目を覚ますように説得して、悪いところは認めて、父親を辞めさせて会社として新たにやり直すことになるのでは?と思います。
終幕のロンド原作ネタバレや脚本家は?
【📢テレビOA情報】
📌本日17時25分~放送(関東ローカル)
「主演・草彅剛!月10新ドラマ
『終幕のロンド』みどころ」「#終幕のロンド」第1話放送前日!
気になる見どころはぜひ放送をチェック📺#草彅剛
10月13日(月)スタート※初回15分拡大 pic.twitter.com/l5Sri15xrE— 『終幕のロンド』10月クール月10ドラマ【公式】 (@shumaku_rondo) October 11, 2025
原作ネタバレ
『終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—』は、シングルファーザーとして生きる遺品整理士が、さまざまな背景を持つ家族たちと向き合いながら、人の想いと別れを見つめていく心に沁みるヒューマンストーリーです。
主人公・鳥飼樹(とりがい・いつき)を演じるのは草彅剛さん。
草彅さんとカンテレのコンビといえば、多くの人の記憶に残る名作『僕の生きる道』をはじめとした「僕シリーズ」で知られています。余命宣告を受けた教師を演じ、日本中の涙を誘ったあの作品から続く信頼のタッグです。
今回の『終幕のロンド』は、2023年に放送された『罠の戦争』以来となる草彅さんの主演作で、またしても深みのある役柄に挑みます。演じる鳥飼は、5年前に最愛の妻を亡くし、男手一つで息子を育てる中、遺品整理という仕事を通して人の「最期」と向き合っていく人物です。
本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草彅剛)が、遺品整理会社の仲間たちと共に、ときに孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく心温まるヒューマンドラマ。遺品に込められた故人の最期のメッセージを解き明かす人間ドラマのほか、せつない大人の恋も描かれ、先の展開が気になるオリジナルストーリーとなっている。
引用元:公式サイト
彼の静かな振る舞いの中には、癒えぬ喪失と深い感受性が宿っており、亡き人の思いが宿る品々にそっと寄り添う姿は、見る者の心をそっと揺さぶるでしょう。
やがて彼は、大手企業に勤める御厨真琴(演:中村ゆり)と出会い、大人としての恋愛が静かに始まっていきます。人生の終わりと再出発を静かに描くその過程も、大きな見どころのひとつです。
今回の作品では、草彅さんがセリフだけでなく、その表情や立ち居振る舞いで内面を伝える“静の演技”に、再び高い評価が集まることが期待されています。彼ならではの繊細な表現力が、視聴者の心に深く届くことでしょう。
なお『終幕のロンド』には原作となる書籍やコミックは存在せず、完全オリジナル脚本による新作ドラマです。脚本家の手によって紡がれる、唯一無二の物語に注目が集まります
脚本家は誰?
この完全オリジナル作品の脚本を手がけたのは、脚本家・高橋美幸さん。
1963年生まれ、静岡県出身の高橋さんは、もともと地元のコミュニティ誌でライターとして活動を始め、やがて映像の世界へとキャリアの幅を広げていきました。
その後、Vシネマの脚本執筆をきっかけに、テレビドラマや映画の脚本も手がけるようになり、着実に実績を積み重ねていきます。
代表作には、人生の交差点を描いた「クロスロード」シリーズや、又吉直樹さん原作の「火花」などがあり、日常の中にある静かなドラマを丁寧に描く作風に定評があります。
また、草彅剛さんとのタッグは今回が初めてではなく、NHKで放送された手話通訳士を描いたドラマ『デフ・ヴォイス』でも、脚本を担当しています。人間の内面に寄り添うその筆致は、今作『終幕のロンド』でも遺憾なく発揮されることでしょう。
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そんな「終幕のロンド」のストーリーを以降で各話ごとご紹介します。
終幕のロンドあらすじネタバレ最終回まで全話まとめ
第1話
「私たちは故人さまの思いを伝える責任があるんじゃないでしょうか」
シングルファーザーの遺品整理人が届ける、人生最期のメッセージ
5年前に妻を亡くした鳥飼樹(草彅剛)は、男手一つで小1の息子を育てるシングルファーザー。磯部豊春(中村雅俊)が社長を務める『Heaven’s messenger』で、遺品整理人として遺品に残された故人の思いを遺族に伝える仕事をしている。ある日、女性が孤独死した部屋の特殊清掃と遺品整理をすることになった樹は、新入社員の久米ゆずは(八木莉可子)を連れ、遺体痕が残る現場へ。依頼人で10歳のときに捨てられたという故人の息子(吉村界人)は、母親の孤独死を自業自得だと冷たく言い放ち、遺品はすべて処分してほしいと話すが、樹はその部屋で故人の思いが詰まったあるものを見つける。
同じ頃、絵本作家の御厨真琴(中村ゆり)は、大企業・御厨ホールディングスの後継者である夫の利人(要潤)を伴い、自身初となる絵本の出版記念パーティーに出席していた。一見、仲むつまじい夫婦に見える2人だが、多忙な利人は家庭を顧みず、妻がしゅうとめから子宝に恵まれないことで嫌味を言われてもわれ関せずと、愛のない結婚生活に真琴の心はすり減る一方だった。
そんななか、生前整理の見積もりのため、清掃会社に勤める鮎川こはる(風吹ジュン)の自宅を訪ねた樹。未婚で産んだ娘が10年前に結婚し、今なお清掃員として働いているこはるだが、最近、余命3カ月の宣告を受けたという。話を聞いた樹は早速部屋を見てまわるが、そこへ事情を知らない娘の真琴が帰ってきて…。
引用元:公式サイト
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「#終幕のロンド
ーもう二度と、会えないあなたにー」
✦第1話予告映像 公開✦
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━主演 #草彅剛 さんをはじめ豪華キャスト陣が贈る
心温まるヒューマンドラマがついに開幕𓈒𓂂𓇬さらに、第1話には… pic.twitter.com/U31l79dzY2
— 『終幕のロンド』10月クール月10ドラマ【公式】 (@shumaku_rondo) September 29, 2025
遺品整理士として日々さまざまな現場を訪れる樹は、ある日、直哉という若い男性からの依頼を受け、亡くなった女性・柳原美和子の家を訪問する。静かに暮らしていた美和子が残した品々を一つずつ整理していく中で、思いがけず彼女の心の軌跡に触れることとなる。
棚の奥から見つかったのは、直哉名義の預金通帳。そこには少しずつ積み重ねられた金額が記録されていた。さらに、年季の入ったぬいぐるみには赤ん坊用のよだれかけが掛けられており、それが直哉の幼い頃の持ち物だったことが明らかになる。そして一枚の絵――「必ず会いに行く」と幼い文字で書かれた、その絵も直哉の手によるものだった。
品々に込められた想いから、美和子が長年、直哉の帰りを信じて待ち続けていたことが伝わり、言葉にならない感情が彼の胸を満たす。込み上げる思いに耐えきれず、彼はその場に膝をつく。
一方その頃、大手企業「御厨ホールディングス」の後継者である御厨利人は、父・剛太郎から渡された一枚のリストに動揺していた。それは過去10年にわたり、社内で命を絶った13人の記録。広報部門が一丸となって隠蔽してきたその事実を、父は表沙汰になる前に封じ込めるよう利人に強く迫る。
私生活でも利人は、妻・真琴との間に見えない壁を抱えていた。義母からの期待が重くのしかかる中、子どもを望む真琴に対し、利人は「子どもを持つつもりはない」と冷たく突き放してしまう。その夜、ひとり公園のベンチで涙を流す真琴を、偶然通りかかった樹が目にする――彼女の心が崩れ落ちる、その瞬間を。
利人の苦悩は、単なる親からの圧力にとどまらない。自らが抑圧の中で育ち、同じような苦しみを次の世代に背負わせたくないという複雑な心情が、彼の言動の背景にあるように見える。
その頃、森山静音(国仲涼子)は一冊の画集『ギリアスの実』(落田洋子作品集)を探していた。かつて真琴が15歳の頃に母から贈られた、大切な思い出の本でもあり、真琴に見せたいというのが静音の願いだった。
実家へ絵本を探しに向かった真琴は、偶然そこで再び樹と出会う。公園で泣いていた女性が彼女だったことに気づいた樹だったが、真琴の妹・こはるが病のことを隠しているため、真実を口にすることができない。
後ろ髪を引かれながらも家を後にした真琴は、その帰り道、遺品整理を終えた樹が「ギリアスの実」を箱にしまう姿を目にする。どうしてもそれを渡してほしいと申し出るが、樹は「依頼人から託されたもの」として、引き渡しを拒む。
言い合いとなる中で絵本が床に落ちた瞬間、樹の中で忘れかけていた過去が蘇る。
――あの日、最愛の妻・春菜からの緊急の電話に、会議中だった樹は応じることができなかった。過密な仕事に追われ、心の余裕もなかった彼。電話を取れなかったその直後、春菜は倒れ、病院に搬送されるも手遅れだった。
自責の念に苛まれた樹は、深い喪失の中で心のバランスを崩してしまう。そんな彼が新たな人生へと踏み出すきっかけとなったのは、ある現場で見つけた春菜のレシピノート。そこから溢れ出した感情を受け止めてくれたのが、同僚の磯村だった。
そして今、真琴の前で、あのときと同じ「ごめん」が口をついて出る。かつての別れと今の出会いが重なり、静かに、しかし確かに、涙が流れ落ちる――。
第2話
次回作の執筆で使う画集『ギリアスの実』を取り戻そうと『Heaven’s messenger』を訪れた真琴(中村ゆり)は、突然、目の前で涙を流し始めた樹(草彅剛)を不審に思い、母・こはる(風吹ジュン)が悪徳遺品整理業者にだまされているのではないかと疑いを抱く。しかし、そんな娘の心配をよそに、こはるは樹に全幅の信頼を置いていて、樹が再びこはるのアパートを訪れる日、2人は公園で一緒にお昼ご飯を食べることに。
陽だまりに包まれたベンチでこはるの作ったおにぎりを食べた樹は、妻に先立たれ、悲しみのどん底にいた過去の自分と、近い将来、母親を失って悲しみに暮れるであろう真琴の姿が重なってしまうと話す。死にゆく自分のことだけでなく、残される家族のことまで心配する樹の優しさに触れたこはるは、真琴と画集にまつわる思い出を語り始める。
一方、海斗(塩野瑛久)、ゆずは(八木莉可子)、碧(小澤竜心)の3人は、木村遼太(西垣匠)から、亡くなった父親の遺品の中から700万円を見つけてほしいと依頼される。聞けば、海外にバレエ留学する妹・里菜(山下愛織)のために父親が残したお金だという。留学費用の支払期限が2日後とあって、一同は急ピッチで作業を進めるが、それを見守る里菜の態度は徐々に攻撃的になり…
引用元:公式サイト
第3話
樹(草彅剛)は互いを想い合いながらも素直になれない、こはる(風吹ジュン)と真琴(中村ゆり)に寄り添い、間を取り持とうとするが、こはるの決意は固く…。
一方、真琴は樹の息子・陸(永瀬矢紘)がいじめを受けている現場に出くわして!?
ある日の朝、樹(草彅剛)が朝食の準備をしていると、陸(永瀬矢紘)が浮かない表情で腹痛を訴える。学校か病院か、どちらへ行くか自分で決めるよう促す樹に、陸は渋々登校することを選ぶが、学校へ送り届けた樹は、いつになく小さな息子の背中に心配を募らせる。一方、生前整理を始めた母・こはる(風吹ジュン)への違和感が拭えない真琴(中村ゆり)からその真意を問いただされるも、こはるに口止めされているため本当のことを言えない樹。しかし、真琴がこはるの体調に疑いを抱き、不安を感じていることを悟った樹は、こはるにもう一度2人で話し合うよう勧めるが、こはるは「娘の負担になるのは嫌」の一点張りで…。
そんななか、読み聞かせのため再び陸の通う小学校を訪れた真琴は、陸がいじめを受けている現場に出くわす。「自分がされて嫌なことは人にしないよ」という父親の言葉を守っているだけなのに、なぜ自分だけ嫌なことをされるのか分からないと涙を見せる陸に、真琴は思わず、あることをアドバイスする。しかしそれが、後に問題を引き起こすことに。
磯部(中村雅俊)の元には、10年前に息子の文哉が自殺した一件について話を聞かせてほしいと、再び波多野(古川雄大)が訪ねてくる。過去の苦い経験からマスコミを一切信用していない磯部はすぐさま波多野を追い返そうとするが、波多野は、そんな磯部を煽り、揺さぶりをかける。
引用元:公式サイト
第4話
樹(草彅剛)の付き添いのもと、こはる(風吹ジュン)が緊急搬送!樹は、“秘密”を共有した真琴(中村ゆり)の夫・利人(要潤)と初めて顔を合わせることに…!? 遺品整理チームは、夢半ばの息子を失った父・稲葉博貴(六平直政)の依頼を受けるが、悲しみの中にいるご遺族さまは、一筋縄ではいかず…
樹(草彅剛)の目の前でこはる(風吹ジュン)が倒れた。病院へ運ばれる救急車の中、意識のないこはるから「俊さん…」と呼ばれて手を握られた樹は、真琴(中村ゆり)の父親であろうその人のことを、こはるが今も想っていることに気づく。知らせを受け、病院に駆け付けた利人(要潤)は、義母が末期のすい臓がんだとは知らず、面目をつぶされる形となり…。明らかに不機嫌な夫の背後で、真琴はおろおろするばかり。樹も利人に挨拶をするが、利人は樹が遺品整理人だと知ると、どこか冷ややかな目線で、形式上の挨拶だけ済ませると早々に病室を後にする。
一方、海斗(塩野瑛久)、ゆずは(八木莉可子)、碧(小澤竜心)の3人は、親の反対を押し切り、お笑い芸人を目指していた故人・稲葉大輔(川合諒)の部屋を訪ねる。すると、故郷の小学校で校長をしていたという厳格な父・稲葉博貴(六平直政)が、遺品の中からお笑いに関するものだけを徹底的に排除していた——。さらに、息子を失った悲しみは、怒りに昇華され、遺品整理チームに容赦なくぶつけられ…。
引用元:公式サイト
第5話
樹(草彅剛)に託された文箱。中にはこはる(風吹ジュン)と真琴(中村ゆり)の父“俊さん”との思い出の品が。樹と真琴は、「道ならぬ恋をした両親」の足跡をたどる旅に出る——。一方、ゆずは(八木莉可子)は金を無心する毒親の母に、あることを頼まれる…その時、海斗(塩野瑛久)が!?
ある日の朝、樹(草彅剛)は磯部(中村雅俊)に呼び出され、息子の文哉が亡くなった当時の話を聞く。磯部によると、文哉が自ら命を絶ったその日、部屋には自殺を裏づけるような遺品は何一つなく、何者かによって持ち去られた形跡があったという。死の真相を隠蔽しようとした会社の仕業なのか——。樹は、文哉が勤めていた「御厨ホームズ」が今なお自殺者を出していると知った磯部から、ある相談を受ける。一方、こはる(風吹ジュン)の生前整理は予定どおり進み、そこには真琴(中村ゆり)の姿も。樹は思い出の品を手に楽しそうに笑うこはるを見てうれしくなるが、真琴はふと、かつて愛した自分の父に、もう一度会わなくていいのかと尋ねる。しかし、何気なく口にしたその言葉はこはるをひどく怒らせ、母と娘はまたしても口論に。真琴は部屋を追い出されてしまう。しばらくすると、天袋を整理していた樹が美しい文箱を見つける。そこには真琴の父親にまつわる思い出の品が入っていた。それをきっかけに、樹と真琴は、二人きりで「こはると、こはるが愛したまだ見ぬ父」の足跡をたどる旅に出る——。
同じ頃、ゆずは(八木莉可子)のもとには再び母・真理奈(雛形あきこ)が金の無心に来ていた。渡せる金がないと断るゆずはに、真理奈は驚きの提案を持ちかける。その会話を物陰で聞いていた海斗(塩野瑛久)が…!?
引用元:公式サイト
第6話
伊豆の地で樹(草彅剛)が知った、こはる(風吹ジュン)の幸せと——。
40年前、愛し合う2人が暮らした思い出の場所で、樹と真琴(中村ゆり)が見たもの、
そして、“秘密の旅”の結末は——。
鳴り続ける真琴(中村ゆり)のスマホに意を決して出た樹(草彅剛)は、電話口の利人(要潤)に状況を説明して謝罪。不快感を露わにする利人から、真琴の熱が下がったらすぐに帰すよう言われる。
翌朝、熱こそ下がったものの真琴の体調が心配な樹は、利人との約束もあり、一度東京に帰ろうと真琴を諭す。しかし、せっかく伊豆まで来たのだからと、こはる(風吹ジュン)の思い出の文箱を作った工房へと急ぐ真琴。その道すがら、樹が利人からの電話に出て、外泊の理由を説明したことを伝えると、真琴はなぜか怒り心頭。そこには、ある理由があって…。
文箱を作った先代の息子・竹澤(飯田基祐)は、こはると真琴の父・佐々木俊介(加治将樹)のことを覚えていた。竹澤によると、40年前のある日、突然工房にやって来た佐々木は先代に弟子入り。一方で、“夫婦”は海の近くの一軒家を購入し、仲睦まじく暮らしていたという。ところがある日、思いもよらない出来事が起き、愛し合っていた2人は離れ離れに。その話を聞いた樹と真琴は絶句する。
東京では、樹が真琴と伊豆に一泊したことを知った同僚たちが、2人を話のタネにして盛り上がっていた。そんななか、磯部(中村雅俊)に任された花壇の手入れを終えた碧(小澤竜心)の元に、昔の仲間から一通のメールが届いて!?
引用元:公式サイト
第7話
樹(草彅剛)、真琴(中村ゆり)、陸(永瀬矢紘)は、余命3カ月のこはる(風吹ジュン)の“人生最後のお誕生日会”を開催—
一方で…『御厨ホームズ』14人目の被害者が発覚!磯部(中村雅俊)が衝撃を受けるなか、樹が遺品整理をすることになり…
碧(小澤竜心)が走行中の車から飛び下り、病院に運ばれた。警察から連絡を受けて駆けつけた磯部(中村雅俊)と樹(草彅剛)は、碧が磯部の裁判費用を工面しようとして闇バイトに巻き込まれたことを知る。保護観察中の身でありながら、未遂とはいえ犯罪に加担しようとしていたことを重く受け止めた碧は、保護司の磯部や会社に迷惑はかけられないと退職を申し出るが、それを聞いた磯部は声を荒らげて怒り、樹はある思いを口にする。一方、御厨家では、真琴(中村ゆり)がある決意を胸に、利人(要潤)と向き合おうとしていた。しかし、従順だった妻の心を動かしたのが樹だと気づいた利人は、まともに応じようとしない。そんななか、こはる(風吹ジュン)が誕生日を迎え、樹、真琴、そして陸(永瀬矢紘)は、こはるの誕生日会を開催する。余命3カ月を宣告されているこはるにとっては、“人生最後のお誕生日会”…。陸が作ったプレゼントを手にアパートを訪れた樹は、こはると陸が、まるでおばあちゃんと孫のように楽しそうにはしゃぐ姿を見ながら、真琴とほほ笑み合う。こはるもまた、そんな二人を見て、ほほ笑むが…。
数日後、『Heaven’s messenger』に一件の依頼が舞い込む。故人様は、自ら命を絶った『御厨ホームズ』の若きチームリーダー。磯部は波多野(古川雄大)に聞いていた通り、息子の死から10年たった今なお悲劇が続いていることに絶句。樹が遺品整理をすることになって!?
引用元:公式サイト
主題歌は千葉雄喜「幸せってなに?」
その世界観に静かに寄り添う主題歌として選ばれたのが、千葉雄喜さんの「幸せってなに?」。感情の機微を音に映し出したようなこの一曲は、視聴者の心にじんわりと残る余韻を与えてくれます。
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曲名:幸せってなに?
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アーティスト:千葉雄喜
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ジャンル:ヒップホップ×バラード
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放送回:2025年10月13日(月)初回放送よりオンエア
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レーベル:未発表(配信限定リリースの可能性あり)
◆ アーティスト・千葉雄喜とは?
千葉雄喜さんは、もともとヒップホップアーティストとして地下シーンで活躍していた経歴を持ち、感情をリアルに切り取るリリックに定評があります。
これまでの攻めたラップスタイルとは一線を画し、今作ではバラード調での表現に挑戦。ピアノ主体のサウンドと柔らかなビートが、ドラマの静けさと痛みに寄り添うように響きます。
✦ 千葉雄喜のコメント(インタビューより要約)
「今回の楽曲は、自分にとっても挑戦でした。『幸せ』という言葉の重みをあらためて考える中で、登場人物たちの“触れられそうで届かない心”を音にしたつもりです。」
「幸せってなに?」というタイトルが示すとおり、楽曲の主軸は“心のすれ違い”と“取り戻せない時間”。
歌詞の中では、
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「声にならない想い」
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「すれ違う影と影」
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「手放したあとに気づく温もり」
などのフレーズが印象的で、主人公・鳥飼樹(草彅剛)の喪失感と再生の物語に重なるような深い余韻を残します。
◆ MV(ミュージックビデオ)は“もう一つのドラマ”
MVは、若くして亡くなった男性(千葉雄喜本人が演じる)と、彼を想い続ける女性との視点で展開されます。
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二人は同じ時間軸に存在していながら、もう二度と触れ合うことができない。
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記憶の中で交錯する過去と現在。
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**「ただ、見守ることしかできない愛」**という切なさ。
映像演出は、今注目の映像作家・今野里絵が担当。白と青を基調とした色彩設計が、儚さと希望の入り混じった雰囲気を美しく表現しています。
◆ ドラマとの親和性が高い理由
『終幕のロンド』のテーマは、「遺された人々がどう生きるか」にあります。
主題歌「幸せってなに?」もまた、「誰かを失ったあとに残る感情」に焦点を当てており、両者はまるで**“対になる物語”**のようです。
とくに印象的なのは、ドラマ本編のラストに楽曲が流れ出す瞬間。視聴者の感情が最も高ぶったタイミングで、そっと寄り添うように歌声が重なり、物語にもう一つの結末を与えてくれます。
「幸せってなに?」は、どこか悲恋を思わせる旋律が胸に残る、切なくも美しいナンバー。草彅剛もコメントで「癖になる旋律」「これまでのドラマにない斬新さ」と評しており、作品の情感と絶妙にリンクしています。
🎬 ミュージックビデオは“もうひとつの物語”
主題歌の世界観を膨らませるように制作されたMV(ミュージックビデオ)も必見。
MVでは、若くして亡くなった男性(千葉雄喜)と、彼を想い続ける女性のすれ違いが描かれます。同じ世界にいるのに交わることのできない――そんな2人の姿が、静かに胸を打ちます。
映像演出は、映像作家・今野里絵。抒情的で幻想的な演出が、「幸せってなに?」の奥深いメッセージ性と美しく融合しています。
終幕のロンド キャスト出演者は?
キャスト情報引用元:公式サイト
■ 鳥飼 樹(とりがい・いつき)|草彅剛
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5年前に最愛の妻・春菜を失い、現在は遺品整理会社「Heaven’s Messenger」で働くシングルファーザー。小学1年生の息子・陸と二人暮らし。故人の遺品に込められた“想い”を丁寧に読み取り、遺族に伝える仕事に心血を注いでいる。表情や佇まいで語る草彅剛さんの“静の演技”が真骨頂。
■ 御厨 真琴(みくりや・まこと)|中村ゆり
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御厨ホールディングスの次期社長夫人で、絵本作家としてもデビューした女性。義母からのプレッシャーと夫とのすれ違いに心をすり減らしていた中、鳥飼との出会いが心の支えとなっていく。大人の繊細な恋心を演じる中村ゆりさんの演技に注目。
■ 御厨 利人(みくりや・としひと)|要潤
真琴の夫で、大企業御厨ホールディングスのエリート専務。父・剛太郎の期待を一身に背負い育ったが、その重圧から心を閉ざしがち。家庭では冷淡な面を見せる一方で、苦悩の背景には「自分のような苦しみを子どもに背負わせたくない」という複雑な思いが潜む。
■ 鳥飼 陸(とりがい・りく)|永瀬矢紘
樹の一人息子。まだ幼いながらも、母を亡くした過去を静かに受け止めて生きている。父と似て不器用だが、素直な心を持つ少年。
■ 磯部 豊春|中村雅俊
代表取締役。10年前に息子を自死で亡くした過去を持ち、遺品の“声”を伝えるために会社を設立。社員たちを家族のように見守っている。
■ 磯部 美佐江|大島蓉子
豊春の妻で経理担当。社員たちに母のような眼差しを向ける存在。
■ 久米 ゆずは|八木莉可子
この投稿をInstagramで見る
新人の遺品整理士。人との距離感がうまくつかめず、殻にこもりがち。嗅覚に障害がありながらも、孤独死の現場でも淡々と作業できる即戦力。
■ 矢作 海斗|塩野瑛久
この投稿をInstagramで見る
ベテラン整理士。涙もろく人情派で、チームのムードメーカー的存在。
■ 高橋 碧|小澤竜心
更生中の若者。鑑別所を出たばかりで保護観察中だが、遺品整理を通して生き方を見つめ直していく。
■ 神部 清香|長井短
パート社員で、アイドルオタク。推し活と情報収集が生きがいの自由人。
■ 御厨 剛太郎|村上弘明
御厨ホールディングスの現社長。独裁的で、男尊女卑な価値観を持つ。息子・利人に厳しい帝王学を叩き込む典型的な昭和型企業人。
■ 御厨 富美子|小柳ルミ子
利人と彩芽の母。冷徹で歯に衣着せぬ物言いが持ち味。真琴にとっては大きな壁となる存在。
■ 御厨 彩芽|月城かなと
利人の妹で、ホールディングスの広報部長。真琴の大学時代からの親友でもあり、御厨家の中で唯一心を許せる相手。
■ 森山 静音|国仲涼子
出版社勤務で、真琴の担当編集者。絵本にかける真琴の思いを理解し、支えている。
■ 鮎川 こはる|風吹ジュン
真琴の実母。余命宣告を受け、生前整理を依頼するため樹と出会う。シングルマザーとして娘を育て上げた、強くて優しい女性。
■ 波多野 祐輔|古川雄大
謎のフリーライター。御厨家の闇に迫る一方、過去に亡くした息子に関する情報を探し「Heaven’s Messenger」に接触してくる。

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