ばけばけ銀次郎のその後の再登場のネタバレは史実と違う?

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NHK朝ドラ「ばけばけ」 寛一郎さんが演じた山根銀二郎のその後どうなったのか?気になる人も多いと思いますが、なんと再登場する!?

今回は「ばけばけ」の銀次郎のその後の再登場のネタバレと、モデルの前田為二さんはどうだったのか?ご紹介していきます。離婚後は出世した?史実とは違う?

目次

ばけばけ銀次郎とは?モデルで実在した前田為二も出奔?

朝ドラ「ばけばけ」山根銀次郎とは?

松野銀二郎 / 寛一郎

トキの最初の結婚相手。
鳥取県因幡の貧窮足軽の次男として生まれ、極貧生活の中で育つ。
厳格な父のしつけのもと、時代が変わってもなお、武士としての生き方を貫いていた。
トキとお見合いをして、松野家に婿入りした。
趣味は浄瑠璃や怪談で、読むことも語ることも楽しみのひとつ。

<寛一郎さん コメント>

個人的には、これまで時代劇に携わる機会が多かったのですが、明治時代を舞台にした作品は今回が初めてで、とても新鮮な気持ちで臨んでいます。
急速な近代化によって社会が混乱し、旧来の価値観を持つ人々との対立が際立った明治初期。そんな時代の変化を見つめながら、主人公・トキが懸命に生き抜く姿が、楽しくもどこか切なさを秘めた、時代の空気を感じさせる物語となっており、脚本を大変楽しく読ませていただきました。
私が演じる役は、武士階級の没落によって貧しい家に生まれ、お見合い相手として主人公・トキに出会う人物です。彼は誠意にあふれ、洞察力があり、周りへの配慮を忘れない澄んだ心の持ち主です。
作品の一部になれるよう、頑張ります。

引用元 公式サイト

寛一郎さんが演じる銀二郎は、極貧の生活のなか次男として育ちました。

トキ(髙石あかり)とのお見合いでは、トキのために髷を落とした父の司之介(岡部たかし)の姿が、あまりにも落ち武者だったため笑いをこらえきれず・・・。

終始なごやかにお見合いは進行。トキも銀二郎も怪談好きだったこともあり、縁談はまとまりました。

松野家に婿養子として入った銀二郎。武士を捨てきれないトキの祖父、勘右衛門(小日向文世)の訓練も耐え忍びます。

多額の借金を抱えていた松野家のため、銀二郎は昼夜問わず働き始めます。

真面目で誠実な銀二郎。身を粉にして働いていましたが、銀二郎が遊郭で客引きをしていることを知った勘右衛門は、厳しく銀二郎を非難しました。

一度は食い下がる銀二郎でしたが、ついに堪忍袋の緒が切れてしまいます。

翌朝置手紙を残し、松野家を出奔した銀二郎。

勘右衛門は責任を感じ、銀二郎が向かった東京の住所を聞き、武士の魂ともいえる刀などを売り、トキを東京に送り出しました。

東京で銀二郎に再会したトキ。ひとときの夫婦としての楽しい時間を過ごします。

もう松野家には戻らない

銀二郎の強い意志を知り、松野家を捨てられないトキは、ひとりで松江に戻る決心をします。

トキと銀二郎はお互いの気持ちを尊重し、それぞれの幸せを願い別れました。

こうして離婚することになった銀二郎とトキ。

離婚理由を以下で、史実とネタバレでご紹介しています。

銀二郎のモデル、前田為二さんとはどんな人物だったのでしょうか?

モデルで実在した前田為二も出奔?

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」銀二郎のモデルは、ヒロインのトキのモデル、セツさんの最初の夫、前田為二さんです。

前田為二さんは1858年生まれ。小泉セツさんが1868年生まれなので、10歳年上になります。

生家は因幡(旧鳥取藩)前田家で、明治時代は士族でした。

セツさんの養家、稲垣家とは同等か下にあたるそうです。

前田為二さんが稲垣家に婿入りしたのは、前田為二さんが28歳のころの1886年。

セツさんは当時18歳でした。

江戸時代の武家は、長男以外の男子は妻をとることができず、養子や出家、婿入りするなどしていました。

セツと結婚

前田為二さんは教養があり、近松門左衛門などを愛読書とし、物語が好きだったそうです。

セツさんも前田為二さんに勧められ、近松門左衛門の浄瑠璃物を愛読するようになったといいます。

当時人気だったという、六弦の月琴(中国の伝統楽器)も、おふたりで楽しんでおられたそうです。

小泉八雲さんの怪談「鳥取のふとんの話」は、前田為二さんがセツさんに語ったもの、と小泉八雲さんの子孫の方が語っておられます。

セツさんと同じ趣向だったので、息が合ったのではないでしょうか。

セツさんと前田為二さんは、良好な関係を築いていたと想像できます。

稲垣家の事情

セツさんの養父は士族商法で失敗し、借金を背負ったにもかかわらず働かない人物。

そのころセツさんは実父の看病をしていました。

このあたりは朝ドラ「ばけばけ」と同じですね。

ひとりで家族の面倒をみる立場になった前田為二さん。

さらに祖父の厳しい指導も追い打ちをかけます。

朝ドラ「ばけばけ」でも描かれましたが、セツさんはもともとは名家の小泉家の生まれです。

育ての家、稲垣家もドラマで描かれるよりは名門だったそうです。

そのため格下だった前田家に対し、強気の態度であったと予想でき、それは前田為二さんにとって貧乏以上に辛いことだったはず。

そんな時代は終わっていたのですが、稲垣家は過去の風習に囚われていました。

このことが二人の結婚を不幸にした、原因の一つと考えられます。

結局前田為二さんはその暮らしに耐え切れず、1年足らずで出奔してしまいました。

ひとり大阪へ

稲垣家を出た前田為二さんは、大阪に向かいます。

それを知った稲垣家は、使者を使い呼び戻そうとしましたが、前田為二さんは戻ってきませんでした。

そこでセツさんはお金を工面し、自ら説得に向かいます。

ですが前田為二さんからは冷たい言葉を浴びせられてしまいます。

失意のあまり、セツさんは帰り道で橋の上から投信しようかと思いましたが、親たちのことが浮かび、思いとどまったというエピソードがあります。

そのとき前田為二さんは県庁職員か、会社勤めをしていたといいます。

このようにふたりの破局は円満ではなく、前田為二さんの拒絶によるものでした。

正式に離婚

1890年、前田為二さんが32歳のときに正式に離婚。

前田為二さんが稲垣家を出てから3年後のことです。

稲垣家に跡継ぎがいなかったので、籍はそのままにしていました。

この離婚から1年後、セツさんは小泉八雲さんと出会うことになります。

1901年にセツさんに次男が誕生し、失踪を理由に前田為二さんは除籍になりました。

結婚してから1年後に稲垣家を出ましたが、家の事情や制度の問題などで、振り回されたのですね。

結婚してからおよそ15年後に、前田為二さんはようやく戸籍上自由の身となりました。

このように史実と同じように出奔後に離婚した銀二郎とトキ。そんな銀次郎がなんと再登場することが判明しました!以降でネタバレをご紹介します。知りたくない人は閲覧注意してください。

銀次郎のその後の再登場のネタバレは?トキとどうなる?【閲覧注意】

ここから銀二郎に関するネタバレをご紹介していきます。知りたくない方はご注意ください。

銀二郎は「ばけばけ」13週目から再登場します。

銀二郎からの手紙

銀二郎(寛一郎)から手紙が届きました。その手紙には、3年前から会社を興し、社長をしている、とあります。

続けて4月最初の土曜日に松江に行くので、会いたい、とありました。

その手紙を読んで顔がほころぶトキ(髙石あかり)。

銀二郎が来る日に休みをもらおうと、ヘブン(トミー・バストウ)に頼みますが、ヘブンは「ホリュウ」という返事です。

ですがイライザ( シャーロット・ケイト・フォックス)から手紙が届き、銀二郎と同じ日に松江に来ると知ったヘブン。

ちなみにイライザについて、モデルやネタバレなど以下の記事でご紹介しています!

ばけばけイライザのモデルは実在!ヘブンとの関係は恋人?

「ヤスム、ドウゾ」と承諾します。

銀二郎が松江に

約束の土曜日の前日、トキが留守の松野家にやって来た銀二郎。

出奔したことを謝罪し、和解することができました。

「ところで何しに来た?」

勘右衛門(小日向文世)に訊かれた銀二郎は、トキとやり直したい、と答えます。

銀二郎は現在一か月で200円の稼ぎがあり、松野家のみんなを東京に呼んで、暮らせる余裕があるといいます。

松野家のみんなは反対する理由もなく、トキの返事待ちになりました。

トキとの再会

銀二郎は花田旅館に宿をとっていて、そこからはトキが働いているヘブンの家が見えます。

そのころトキは、ヘブンに明日の休みの理由を、前の夫と会うためだと告げました。

それを聞いたヘブンの心に雲がかかります。

土曜日、ヘブンはイライザとの久々の再会に喜びます。

同じころ銀二郎もトキと再会。清光院に行き、松風の井戸の前で、思い出話に花が咲きます。

次に月照寺に向かい、トキは銀二郎に大亀の怪談があると教えました。

銀二郎VSヘブン

途中、ヘブン、イライザ、錦織(吉沢亮)と偶然出会います。

銀二郎が「ヘブン先生、はじめまして」と手を差し出すと、ヘブンは挨拶はするも握手を拒否。

気まずい空気が流れたので、トキはヘブンに大亀の怪談があると教えます。

「ハナス、ハナス、シテクダサイ!」と大興奮のヘブン。

事情がわからないイライザと銀二郎に、錦織が説明しました。

「毎晩遅くまで、二人きりでおトキさんは、ヘブン先生に怪談を話して聞かせています」

トキは「先生はそれを書きものにしている」と付け加えました。

トキとヘブンの間には、誰も入り込めないような阿吽の呼吸があり、銀二郎とイライザは軽く嫉妬します。

プロポーズ

銀二郎とトキはそれからふたりで、宍道湖畔を歩きました。

以前東京で、牡丹灯籠を聞きに一緒に寄席に行く約束をした、と話す銀二郎。

トキは覚えていました。

「聞きにいこう、東京で。おトキちゃんと、やり直したい」

銀次郎は必死で思いを伝えました。

トキに送られ、花田旅館に戻った銀二郎。部屋からトキとヘブンが話しているのが見えました。

隣の部屋にいたイライザが声をかけてきたので、ふすまを開けた銀二郎。イライザにこう言われます。

「あなた、わたしの仲間ね」

銀二郎はイライザの心中を察し、こう答えました。

「・・・イエス」

身を引く

翌朝、銀二郎は松野家を訪れ、トキのことを諦めると告げました。

トキが大好きだから、トキの幸せを願う、と。

松江大橋の前で、銀二郎がトキに語り掛けます。

「いつか東京に怪談を聞きに来て。私とじゃなく、あの人でええけ・・・」

トキの背中をそっと押す銀二郎。

その先にいたのはヘブンです。

「サンポ、イッテキマス」と言うヘブンにトキは「ご一緒してええですか?」と聞き、ふたりは微笑み合い、一緒に歩きだしました。

以上でネタバレは終わりです。

銀二郎は悲恋に終わってしまいましたね。

銀次郎のモデルの前田為二のその後とは?史実とドラマは違う?

このように、再登場した銀次郎。トキに再びやり直したいと言った展開でしたが、実話だったのでしょうか?モデルの前田為二さんの史実について、その後をご紹介していきます。

前田為二のその後

正式にセツさんと離婚したあと、前田為二さんはどうしたのか?

松江市にある冊子にこんな情報がありました。

セツさんの遠縁が、後年前田為二さんに会ったそうです。

そのとき前田為二さんは岡山で会社を経営し、財を成していて、家族もいました。

その後の前田為二さんに関する情報は、これ以上ありませんでした。

この情報から、きっと幸せに暮らしていたものと想像できます。

ということで、銀次郎が成功していたのは、実話通りでした!

ドラマと史実の違い

銀二郎とトキは、離婚後に再会し、銀二郎は復縁を求めました。

ですが史実ではおそらく離婚後、ふたりは再会してないと思われます。

銀二郎はずっとトキを思っていましたが、史実では迎えに行ったセツさんに、冷たい言葉をかけるようなので、多分復縁するような気持ちではなかったのでしょう。

また、銀二郎は東京で成功し社長になります。

史実でも前田為二さんは社長となり、成功していたようなので、ここは先ほどもご紹介しましたが史実と同じでした。

まとめ

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」寛一郎さんが演じる銀二郎が再登場します。

ネタバレすると、銀二郎は東京で成功したので、トキとよりを戻し松野家のみんなを東京に呼ぶために松江に来たのです。

史実では銀二郎のモデル、前田為二さんのその後は、岡山で事業に成功し、財も家族も持っていたとのこと。

銀二郎は史実と同じように、あまりにも可哀そうな状態で出奔しましたが、史実と同じようにその後成功します。

史実と違うのは、銀二郎はトキとよりを戻そうと思っていましたが、史実ではそのようなことはなかった、という点でした。

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